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カテゴリ:東欧☆まいにち
![]() 数日間の長いバケーションから戻ってきて自宅の玄関をくぐると、自分の家なんだけど自分の家ではない、何かよその家でも訪れたような感覚に包まれます。 毎夏バケーションから戻るといつもそうです。 その原因は香りです。 長い間、宿泊施設やペンションの部屋の匂いを嗅いで生活したので、自宅の香りを忘れてしまっているのです。 なのでよその家に来た気分になります。 その自分の家の香りなのですが、とても好きです。 バケーションから戻ると、私は久しぶりの自宅をあちこち移動するたびにクンクン嗅いでしまいます。 何の香りがするのかといいますと、懐かしいアメリカの香りです。 中学や高校の時に訪れたホームステイ先の家の香りと同じです。 その他の友人の家々も似たような香りがしました。 軽く香水がかったような、臭い系ではない香り。 洗濯の柔軟剤を思わせるような心地よい香り。 こんな香りはどこから発生するのかな? 家の素材とかかな? それこそ使ってる柔軟剤とか? ローションとか石けんとか? ともかく、こういう香りの家で暮らしてたんだって分っただけでちょっと嬉しいです。 ![]() ![]() ![]() バケーションが終わってホッとしています。 本当に(自分に)お疲れ様でした。 ![]() 今回行ったのは、ある湖のほとりです。 ![]() 湖がたくさんある地方へ行きました。 湖です↓ ![]() 前回のバケーションと比べて距離も近く(とは言え300キロ近くありますが ![]() ![]() それに今回は夫の友達一家も来ていて一緒に過ごす時間が多かったので、前回のように何もせずボーっと過ごすのとはまったく違って楽しかったです。 あちらも小学生の女の子が2人いるのでうちの娘たちと毎日一緒に遊んでくれました。 ![]() それに終日観光に(私だけ)相乗させてもらったり、 ![]() 妻の方が、「一緒にサイクリング ![]() 散歩だって皆で一緒に行ったので楽しかったです。 ![]() 近場を観光するってことで一緒に連れて行ってもらったのですが、 正直、観光するところなんてあるのかな?って疑問でした。 だってその辺、あるものといえば湖か丘陵か林くらいの超田舎地帯なのですから。 わざわざ車に乗って行かなくてもその辺の田舎道を1時間も散歩すれば全部見たと同じなのでは?、なんて思いました。 実際、車に乗ってから見えるものと言えば、湖と丘陵と林だけです。 町らしい町はなく、麦畑だらけの小さな村ばかり。 ![]() そしてある森に入り、木々だけしかない景色を見ていると更に「う~ん ![]() 森のなかに突然大きな駐車場が見えました! ![]() それも車がたくさん停めてあります。 それに観光客もたくさんいました。 何もない所にいきなり何かがあるとやっぱりびっくりするものですね。 それも超田舎の森の中だと特にそうです。 そこは第二次世界大戦の歴史的な場所。 ヒットラーの秘密指令基地なのでした。 そう言われて、「えっ? ![]() だってここは人里離れた超ド田舎!! それも都市からは何百キロも離れた場所です。 人里離れた誰も考えもつかないような場所にある...、 まあそれこそ秘密基地というものなのでしょうね...。 ![]() その秘密基地の奇妙な建築物を見て回りました。 台形のコンクリートの巨大な塊が森の中に散在しています。 これらが基地の建物なのです。 まったくとんでもない事を考えたものです。 60年以上経った今はあちこちがコケに包まれています。 ![]() その奇妙な場所の見学が終わると、次はまた田舎道を進みました。 着いたところは他とまったく変わらないような小さな町。 きっと少し前までは村と呼ばれていたような場所です。 でも歩いて ![]() ![]() 実はこの教会で平日の昼間はパイプオルガンのコンサートがあるのです。 観光客向けの一種のイベントみたいなものでしょう。 そして教会の中はこんなです↓↓↓ 後期バロック様式。 ![]() パイプオルガンのコンサートが始まったのですが、 CDなどで聞くのとは違って音量がものすごく大きいです。 私はキリスト教ではないので、ある意味教会は好きではありません。 何というか、ものすごい圧迫感を感じますね。 こういった教会のパイプオルガンは、教壇とは反対側の後ろの天井近くに取り付けてあります。 なのでオルガンの音は頭の上から聞こえてきます。 例えば九州の実家の街の文化会館にあるステージの壁に作られたパイプオルガンだと、劇場形になった観客席から見下ろすように鑑賞するのでまったく違います。 CDを聞くときに前方左右のスピーカーから聞くのと同じです。 でも教会のだと、頭の上からガーンと響いてくるので普通の音楽鑑賞の感覚ではないのです。 友達の言った一言、 「こんな小さな村にこんな立派な教会が...。」 かなり歴史があり、中世ヨーロッパの頃から存在する教会です。 当時村の人たちの生活は質素なものだったでしょう。 この辺りは昔から誰もが農業を営んできました。 でもこの教会。 質素とは縁の無い超豪華な装飾、それに高価なパイプオルガン。 とにかくこの教会を見て、当時の教会の持っていた権力というものを知らされました。 教会は絶対的なものだったのですね。 何につけても教会を優先するのが普通だったのでしょう。 ![]() ![]() 麦畑の中の一本道を進んで次に向かったのはある小さな町。 丘陵の向こうに茶色の建物がいくつか並んでいるので、遠くから見ても、「あそこに小さな町があるなあ。」って分りました。 この街は私は一目で好きになりました。 ![]() だってのどかな感じがすごくいいし、何よりもこのレンガのお城を見て嬉しくなったのです。↓↓ ![]() 即、お城の塔に登りました。 実は私、中世ヨーロッパのお城が大好きなんです。 なにか哀愁を感じますね。 こういうのって前世が関係してる? ![]() 15世紀頃のお城です。 当時の町並みもこんな感じだったのかなあ。 塔の窓から町を見下ろすのって、中世のお城の住人になった気分ですごくステキ...。 ![]() ![]() ![]() ↓ブログランキングに参加しています! ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.18 09:05:22
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