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カテゴリ:M氏の像 浅草橋個展へむけて
「信じて希望をもたなければ、心を開くことはできない。でも、それはだましたり、利用されたりする相手かもしれない。それでも、可能性にかけることがなければ、暗い絶望しか味わえない。」
シベリアの極限状態での人間関係を話すうちに語られた言葉だ。 善意のようなやさしい言葉が、だましておとしいれるために使われる。 または、純粋なこころの共感から助け合う。 または、ただ奪い合う。 そんなことが一日のなかで同時に起こってくる。または、何度も繰り返し経験する。 それでも、可能性にかけて行動することが自分と周囲を変えることを経験したとM氏はいう。 やみくもに可能性にかけるのではいくら命があっても足りない。 自分の力の範囲もよく知る必要がある。 同時に、損得から出発しない行動が、どれほど自他を元気づけるか実感して、機会に恵まれたら行動に移す勇気が必要だ。 人生の達人に必要なひとつはバランス感覚だ。 それは、自転車に乗るのを覚えるのと一緒で転びながら覚えていくものなのだと話を聞いていて感じた。 必要なことは、上手な転び方と起き上がり方を学ぶことだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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