カテゴリ:住環境 お掃除等
家事の中で、割と好き嫌いが分かれて、どちらかというと「嫌い」人が多い気がする。
それが「お掃除」。 でも、お掃除と呼ばれている家事は実は4つの要素からできていることを知っている人は少ない。 いやいや、綺麗にお部屋をするのが掃除でしょう? ま、そうなんだけれど、掃除って「掃除機をかけたり」「雑巾で拭いたり」「磨いたり」することが掃除だと思われているが、実はそれだけではない。 まず・・・、掃除をしたいところにモノが散乱している場合、そのままでは掃除機一つかけることはできない。つまりは「お片付け」が最初に必要になってくる。 「お片付け」とは差し当たって散らかっているものをまとめるだけではない。 そこには、「整理」「整頓」と「収納」という3つの段階が待ち受けているのだ。 それが済んで初めて、汚れを落としたり、まとめて取り除いたりする「掃除」の出番があるのだった。 これら「お片付け」をしないで掃除をするとどうなるか。 そう、邪魔なものはそのままに、空いている空間だけ綺麗にすることになる・・・つまり「四角い部屋をまるく掃く」という具合になってしまう。 掃除が苦手な人は「片付け」が苦手な人と、「掃除そのもの」が苦手な人に分かれる。 私は典型的な「片付け」ができないタイプだ。 しかもこの機能、右脳と左脳がうまくリンクして働いてくれないとなかなかできないことらしく、老化が進む一方の私には「そもそもあまり能力がないのに、急速に衰えつつある脳の1機能」という感じすらする。 そういうわけで、仕方なく、概念や手法、方法論を学び、自力で考え付かないのであれば、セオリーに従って処理をするしかないのではないかと思いついたのだった。 とりあえず、たまたま知り合いの知り合いに「お掃除会社経営歴40年」という素晴らしい実績を持っていらっしゃる講師がいたので、こちらに師事してせっせと習うことにした。 たかがお掃除、されどお掃除。 健康のためにも、健やかな日常生活のためにも・・・いや、私と私の家族の場合は人並みの生活を取り戻すためにも掃除だ。掃除。 というわけで、しばらくこの「お掃除」についての日記を連載してみることにした。 もちろん「汚れを落とす」ほうもしっかりと技術を身に着ける必要がある。 お掃除講座は、まず3級からスタートする。 講義内容をかいつまんでまとめると、 「お掃除」=汚れを落とす技術 「お片付け」=環境を整える技術 の2つに分かれるというところからだ。 そのうち、「お掃除」のほうだけれど、コツは実は多くない。 ①汚れの種類を見分ける(酸性の汚れ、中性の汚れ、アルカリ性の汚れ) ②汚れを落としたいものの材質を見分ける(硬度や水分等の問題) ③適切な洗剤の選択と道具の選択 実はこれだけだったのだ。 そして、洗剤でおとすのではなく、あくまで洗剤で緩めて落とすのである。 硬度が大事なのは、傷をつけてしまうから。 メラミンスポンジで樹脂製のものをこすれば、綺麗になるが、実は傷だらけになってしまう。 その傷に汚れが染みついたら・・・・これはなかなか取れなくなってしまうのだ。 傷をつけないということは実は大事なこと。 強い洗剤、漂白剤を使えばあっという間に汚れが落ちる。しかし素材が曇ってしまったり、ヤケてしまったりすることもある。 酸性の汚れに酸性の洗剤をいくらかけても落ちることはない。 酸性の汚れにはアルカリ性、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使わないといけないのだ。 こういう基本的なことが理解できれば、あとは実践で体得すると上手になる。 お掃除のプロは実はあまり道具や洗剤を多用しない。 そのあたりも目からうろこだった。 そして、いくらやればきれいになるとはいえ、現代のわれわれは忙しい。 できれば短時間で済ませたいし、できれば手間をかけたくもない。回数だってたまにしたいものだ・・・・。 そんな夢をかなえるためにも、実は整理整頓が大事だったりする。 そして常に「少しだけ」掃除をすることでトータルの時間を短縮できて、楽に維持できるようになる。 これが3級のお掃除の内容なのだ。 さて、次回は3級で習う掃除の実技編を日記に書いてみようと思う。 こうやって記録をつけることによって、知識は身につくのだと信じながら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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