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テーマ:3DCG作品(950)
カテゴリ:紙芝居
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特別作戦部隊リトルホワイトドラゴンズ(L.W.D.)が叛乱軍新型機動兵器を退かせてから数日後、政府軍作戦本部で今後の対応について議論が行われていました それでは... はじまりはじまり... 技術本部長: 新型バトルスーツについては概ねデータの分析が終わっています 技術本部長: 結論から言うと、単体での性能という見方では、今までの機動兵器より15%~20%総合評価値が上昇したというレベルです 作戦本部参謀: しかし、この新型が出現してから多くの機を失っている その程度の性能の上昇でそこまで影響が出るものなのか? データの信頼性はどうなんだ? 作戦本部指令: 続きを話してくれ 技術本部長: これらを見てください 技術本部長: ここのところ、敵は電子戦の強化に力を入れています 従来機のデバイスの改良だけでなく、新型まで投入している 新型は戦闘能力も高いことが確認されています 作戦本部参謀: 先ほどの疑問の回答にはなっていないようだが? 技術本部長: まあ、聞いてください 新型バトルスーツ型が大きな戦果を挙げているのは、電子戦機部隊との連携です 従来のように個の戦闘能力を挙げて力で圧倒することから、連携して戦略的に事を進めるように変化していると考えて良いでしょう 作戦本部参謀: そんな、奴らにそんな芸当ができるなんて信じられない...君たちの妄想でないのか? 作戦本部指令: 協力者か? 技術本部長: わたしもそう感じています 歴史の中では武器商人が利益のために敵に協力した事例もあります 裏で手を引いている人間がいるのではないかと考えています 作戦本部指令: そう考えると、最近になって兵器の性能も作戦の狡猾さも大きく変化してきていることの辻褄が合うな... 技術本部長: そこに来てこれです 作戦本部指令: 更なる新型の登場か... 技術本部長: まだ、テスト段階のようで本格投入はされていませんが、現在までのデータからはかなりの能力が推測されます 作戦本部指令: 脅威だな 技術本部長: これが現在の敵機動兵器を画像処理したものです 技術本部長: 一番右が我が軍の主力機VF/Aー18です その隣2機が新型バトルスーツタイプ...敵も機体の小型化を進めているようです 作戦本部指令: 力押しでなくなったということかな... 作戦本部参謀: 技術本部長、良くない話ばかりじゃないか 君は不安を煽りに来たのか? 作戦本部指令: 参謀、君がビビっているのではないのか 発言を慎みたまえ 技術本部長...良い話もあるのだろう? 技術本部長: はい、現在進めている2つの計画について、ここで最終段階への承認をもらいたいと考えています 作戦本部指令: 期待して良いのかな? 技術本部長: 1つ目は、特別作戦部隊バーミリオンズへの新型機配備です 作戦本部指令: バーミリオンズには新型のVA-107が既に配備されているが? 技術本部長: まだVF-144も残っています それを新型可変戦闘機に機種転換し、総合力を上げて今後の敵新型機動兵器の脅威に対する切り札になってもらいます もともと、可変戦闘機と可変攻撃機の連携を強みとしている部隊です 今のままでは可変戦闘機が弱く、バランスが悪いです それを補う形にこの部隊に特化した専用機を開発中です 作戦本部指令: うむ、もう1つは? 技術本部長: 新型電子戦デバイスの導入です 対象はすべての電子戦機能を持った哨戒機です 新旧問わず、部隊も問わずです 新しいデバイスはネットワークでリンクさせ、常にデータの共有、最新の分析、最速の対応ができるようにします ネットワークのコアは地上基地に設置します これでどんな状況でも最速でジャミングのキャンセルまで進められ、応援に入る電子戦機も即座にリンク、効果を最大にできます ジャミングの対策をするだけで、かなりの効果があると考えています 作戦本部指令: わかった 承認する すぐに進めてくれ...足りない資源があればすぐに申し出るように 最重要計画として最優先で配慮しよう こうして技術本部は、計画の最終段階へすべての力を注ぎ込むことになるのでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年07月23日 06時30分08秒
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