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2012.04.12
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カテゴリ:ヨーロッパ寸描

昔のたたずまい今も残す村
ザーンセスカンス

3698 家々.JPG

アムステルダムから車で30分のところに、
昔の面影そのままの農村風景が広がる
ザーンセスカンスといういう村がある。

オランダといえば
風車

3683 風車.JPG

オランダは国土の3割は海面下にある低湿地の国。
そんな低湿地の排水をするに必要であった水車、
いまではその役割を終えてしまったが、
オランダの絵のような田園風景にはめ込まれ
昔ながらの農村のたたずまいを保ち、
観光客の目を楽しませている。
しかし、
それは厳しい水との闘いの中で暮らしを築いてきた
オランダの人々の心の証なのかもしれない。

3716葦&風車.JPG

早春の川辺には
枯れたアシの葉そよぎ、
来るべき春の芽吹きの準備をしている。

泥炭地に特有な植生・アシの繁茂は、
人工的に洗練された田園風景のなかにあって
何かしらほっとする空間。

湿地のなかの暮らしの中で生まれた靴
木靴
3680風車&木靴.JPG

オランダといえば
風車&木靴
観光客には馴染みのアイテム。

低湿地の暮らしの中では
木靴は
水にぬれても、木が水分を吸い込んで膨張し
足が冷えない。

(木靴工房)

3670 木靴工房.JPG

革や布の靴が水を染み込ませしまうのに比べて
とても重宝なものであった。
長時間の農作業などにはなくてはならぬもの
木靴。

 3671 木靴工房.JPG

日本には、その昔、稲藁から作った藁草履があった。
私の子供のころは、親たちの作ったわら草履をまだ履いて遊んでいた。
オランダの木靴を思うと何かしら日本の藁草履を連想する。
今は使われていないもの、
しかし
観光用に今も生きている。
それぞれのお国柄を色濃く表現しているもの。
木靴と藁草履


3705ポスト.JPG

遠目には
額縁の中の絵のように美しい村も
村の中に入れば
人々の暮らしがある。

郵便ポストがあり、
庭木を剪定するおじさんがおり、

3710 剪定.JPG

チーズ工場で
一心不乱にお掃除している
おばあさんがいる

3718 掃除.JPG

チーズ工房

3686 チーズ工房.JPG

酪農国でもあるオランダは
チーズの年間生産量は約70万トンにもなり、
そのうち50万トンは輸出しているという。

美味しいそうなチーズが並ぶ
チーズ工房の棚

3723 チーズ.JPG

そして、この村には
何と今も
1700年代の古い民家が
暮らしのなかにある。

3702 古い家.JPG

1794年建てられた
この古民家の装飾は
海上商業で富を築き繁栄した
17世紀オランダを象徴している。

3701 Anno1794.JPG

1734年に建てられた古民家

3693 Anno1734.JPG

Anno 1734
の銘が装飾されている 

3694 Anno1734.JPG


オランダといえばチューリップ
でも
Danjose夫妻が訪れた3月上旬は
まだまだ寒く
チューリップにはお目にかかれず。

寒さに震えて
クロッカスが
春の訪れの近いことを
告げていました。

3733クロッカス.JPG

 


Mr.&Mrs.Danjoseが
2012年3/6~3/13にオランダ、ベルギー、フランスに遊びました。
世界の美術館めぐりを趣味として、美術に高い見識のMr.Danjose、
今回もその美術館をめぐりが目的の旅でした。
まずは、早春のオランダの旅のたよりの写真をアップしました。


オランダでは、
古い田舎の300年も前の家々が今も保存され、
そこで普通に日常生活を営んでいる人々がいる。
日本ではとても考えられないことですね。
先日アップした「美夜之窯」陶房は
3月末日で閉鎖され、いずれ壊される運命ですが、
この陶房の古民家もたぶん100年を超える立派なものです。
しかしまもなく灰と化します。
このようなことは日本の至るところに今進行しています。
陶房の周りの自然とが一体となって
消滅していくという現実があります。
このような日本と古いものを継承して
今も生き続けているオランダの違いは
どこからくるのでしょうか。






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最終更新日  2012.04.12 22:13:48
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大好きな観光地です   ミーシャ1225 さん
ここへは3度行きました。また季節を違えて寄りたい場所です。アムステルダムから電車でほんの15分ほどだったような
風がとても気持ちの良い町です。
マスタードを作る風車小屋があって、そこのマスタードがとても美味しい!でも日本には輸入されていません。
このチーズ工房は試食が山ほど!!! 笑
入って出てくるとお腹いっぱいです!
アムステルダムの街並みもそのまま残してホテルにお店に使っていますね。春前のヨーロッパは人も少なめなので、美術館巡りにはもってこい!オランダもたくさんあるけれど、驚くほどに空いていて美術にうとい私でも、ゆっくりとその前に佇んでみつめるうちに、絵の凄さが判る気がします。
日本のように綱をはって、前を通過・・へたすれば人の頭越しに見るだけとは大きな違いがあります。芸術というものとの触れあい方が幼いころから違うと感じられます。
みているとまた歩きたくなってしまいます。
オランダは日本人にとても友好的、フランス人との差はとても大きいです、きっとそんなことも感じられたのではないでしょうか?次回楽しみにしています。
(2012.04.12 18:11:41)

Re:早春のオランダ(04/12)   仏のよっちゃん2411 さん
オランダも行ってみたい国の一つです。
ベルギー、ルクセンブルグにも興味が
あります。
早春のオランダはまだチューリップも咲いてない
ので、寒いでしょうね。
でも風景を見ていていいなーと思いました。
来年は絶対行ってみようと思います。
すてきな写真ありがとうございました。 (2012.04.13 17:18:10)

素敵な国ですよね。   hnkh326 さん
日本にオランダ村がつくられるのがわかりますね。子どもの頃、一番に訪れてみたいと思っていた国です。まだ訪れていませんが、写真を拝見していると、やはり魅力的で、うずうずしてきます。
木靴は、なるほど、冷えないために考えられた靴だったのですね。 (2012.04.14 22:54:51)

Re:早春のオランダ(04/12)   ゆうちゃん5702 さん
素敵なところですね。
オランダは行ったことないですが行ってみたくなりました。
木靴もチーズもいいですね~^^ (2012.04.15 13:54:31)

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