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テーマ:鉄道(22078)
カテゴリ:オフ会・イベント情報
日付が変わりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
銚子電鉄オフ会列車レポートも、今回が最終回となりました! 仲ノ町駅ホームから、2002編成を撮影してみました。この形を見ていると、まるで西武鉄道の351系にも見えてきますね! この2000形電車は、元は京王帝都電鉄2010系で、湘南顔で長らく同線の顔として活躍しました。京王引退後は伊予鉄道に移籍して活躍していましたが、近代化の波から伊予鉄も引退し、2001編成と2002編成の2編成4両が調子に御輿入りしたのでした。 2010年にデビューした時の2002編成の塗装です。この時はイオン銚子ショッピングセンターのPR電車になっていました。ちなみに2001編成は、京王帝都時代のグリーン塗装に塗られていました。 その後、2002編成もイオンとの契約期間終了後、京王アイボリー塗装に復元されました。京王帝都時代にも実際にこの塗装で運転され、増発されていた特急運用に5000系に交じって使用されていた栄光の時代がありました。 それから、前部分を銚子電鉄カラーに塗られていた時代もありました。 しかし昨年、笠上黒生駅で発生した脱線事故で、この2002号編成は動けなくなってしまいました。修理をしようにも、銚子電鉄にはその修理を賄えるだけのお金がありません。ダイヤの減便を余儀なくされ、2002号車も仲ノ町駅で留置されっぱなしでした。 そこに名乗りの手を挙げた若者達がいました!地元・銚子商業高校の生徒さん達です。彼らは普段から、銚子電鉄に協力したり、タイアップ商品「ぬれ煎餅アイス」の発売をするなどしていましたが、今度はネットで2002号編成の修理代の募金を募ったのです。 この取り組みはマスコミでも多く取り上げられ、結果的には目標金額以上の募金が集まり、2002号編成は無事に修理に入れたのです。 そして今年春。2002号編成は息を吹き返し、本線の線路へと再び戻ったのです!それも、1980年代後半に使われていたベージュとピンクのツートンカラーで。 先頭には、この電車の命の恩人・銚子商業高校生たちの写真が飾られたヘッドマークが付けられていました。 たった一人だった高校生の取り組みが、同級生を動かし、学年やクラブを動かし、最後には学校を挙げての支援活動。鉄道を愛した地元愛が、ここまで素晴らしい結果を生み出したと言っても過言ではありません。 そこへちょうど、グリーンの2001号編成がやってきたので、並びを撮ることにしました。どちらも晴れがましい、堂々としたお姿でした。 外川に向けて出発していく2001を撮ってみました。 イベントは流れ解散で、皆1日乗車券「弧廻手形」で1日乗り歩くみたいです。 銚子駅ホームと2001編成です。 今回のイベントに参加したり、高校生の始めた運動で電車が蘇ったことから感じたことがあります。 それは・・・・・ ということです。 最近、「葬式鉄」というものがよく出ています。大した思い入れもないのに、路線の廃止や列車の廃止の時になると駆けつけ、写真の撮影に関して罵声大会を開催したり、大声で「ありがとう、○○号!」、「さようなら、○○線!」等と叫んでいるケースが多々見られます。 私にすれば、「それなら普段から乗ってやれよ。」と言いたくなります。鉄道ファンが鉄道会社に対して出来る支援は、実際の乗車やグッズの購入など限られてしまいますが、それでも実際に乗ってあげることが、鉄道会社にとっては最大の支援であり、何物にも代えがたい喜びなのです。 皆様も、岬を走る小さな電車・銚子電鉄の旅に出かけてみませんか? 尚、当面の間コメントは「メールでのみ」受付させていただきます。皆様、どしどし下さい。ご参加、お待ち致しております。
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最終更新日
2015.05.14 23:07:00
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