シニアの就活 就職せずに失業手当も有り?
こんにちは~!何時も訪問頂きありがとうございます。さて今回は定年退職後の話になるのですが「定年後はあまり時間を空けずに、直ぐにしっかりと働きましょう!」と思って就活を始めてみたところなのです。でもそれって「働くもの食うべからず」みたいな正義感強すぎで、あまりにも奇麗ごとのような気がしてきました。そんな事を思うようになったのにはなぜかと言うと「そういえば自分は雇用保険を40年間も払ってきたよね!」と気付いたのですよ。これまでの40年間の間では3度ほど転職はしたものの、失業手当をいただいたことは一切ありません。私は何て真面目な男なんでしょう!それなのに定年後すぐに再就職してしまうと、せっかく貰えるものが貰えなくなってしまいます。よね?今のタイミングでもらうなら「現在の収入」の退職前6か月の給与から算定して150日間の手当を受けることができます。しかし、65歳を過ぎての申請ですと、再就職後の退職前の「安いお給料」の6か月分の実績から算定した額をもとに、それもたったの50日間分を一括支給してもらえるだけなんですね。それだと「正直者はバカを見る」になってしまうと思いませんか?そんな訳でして、それでは実際には「失業手当」っていくらぐらい頂けるのでしょうか?ここからは「定年が近づいてきてる人」は必見です!ネットなどで情報を収集してシミュレーションしてみました。もしかしてヘタに馬鹿正直に働くよりも、失業手当のほうがたくさん頂けるのかもしれませんからね!まずは手当をもらえる給付日数ですが、定年退職ですので大方の方がこの年齢(65歳未満)だと思います。ちなみに私は62歳で、被保険者期間は40年になりますので給付日数は「150日」が該当します。つまり約5か月分ですね。ちなみに「定年退職」は「自己都合扱い」にはなりませんので安心していても大丈夫ですよ。すぐに支給されます。それでは実際に頂ける失業手当の金額を計算してみましょう。計算方法は上記の表より、基本手当日額=退職前6か月の賃金合計 ÷ 180 × 給付率(50~80%)ちなみに給料が高いからと言って、上限額が決められてますので無尽蔵に頂ける訳ではありません。最大でも日額7294円となってます。ぬか喜びしないようにね(笑)では次に給付率です。年齢と賃金日額により細かく決められています。ではここでちょっと計算してみましょうか。たとえば貴方が毎月40万円のお給料をいただいていたとします。おやじやじじぃでロードバイクを乗るような高尚な趣味をお持ちの方は、もっと貰っている方も多いかと思いますが、とりあえずはこれを参考にして下さいな。400000 × 6 ÷ 180 = 13333円 となります。上の表に当てはめますと、給付率は45%になりますね。13333 × 0.45 = 約6000円 が日額になります。失業手当というのは、4週間(28日)ごとに、認定されれば支給されますので、一回の支給額は28日分というわけです。6000 × 28 = 168000円 168000円が4週間ごとに、約5か月に渡って支給されるんですね。150日分ですと総額で90万円になります。「しっかりと求職活動をしても仕事が決まらない人の場合」に限って、これだけのお金が保障されるわけなんです。求職活動しないと貰えませんのでお間違えのないようにね。しかし、これだけの額をじじぃが汗水流して稼ぐって、そう簡単ではありません。そう考えると、急いで再就職せずに、じっくりと5ヶ月間腰を据えて(笑)次のお仕事を探すものありかもしれません。★では失業手当をもらう手順を簡単に説明します。【1】必要書類の準備・雇用保険被保険者離職票1,2(退職後に会社からもらいます)・マイナンバーカード(無い場合は他のものが必要です)・証明写真(3×2.4cm)2枚(マイナンバーカードがあれば不要との情報も)・自分名義の通帳・キャッシュ(振込先です)【2】ハローワークで手続き・再就職の意思を示す必要があります(笑)・上記の必要書類の提出(この日が受給資格決定日)・雇用保険説明会の日時決定【3】雇用保険説明会への出席・この段階で「失業認定日」が決まります。【4】失業認定日にハローワークに行く・失業の認定を受けるには原則2回以上の求職活動が必要です。(ネットでの求人への応募でもカウントされます)【5】失業手当の支給・失業認定日の5営業日後に指定口座に振り込まれます。・原則として4週に1回の認定日に失業の認定を受けなければなりません。以上のような流れで失業手当をもらうことになります。そういえばいつも「ハローワーク」に大行列が出来ていたり「駐車場渋滞」が出来ているのを見たことがありますよね。みんな失業認定をもらいに行っているんですね~!ところで「失業手当受給中のアルバイト」っていいんでしょうか?・最初に求職申込をしてからの7日間は「待機期間」と呼ばれて、この間は働いてはいけません。・週に40時間以上の労働は駄目です。・31日以上の雇用が見込まれる場合も駄目です。・アルバイトをするときはハローワークへの申告が必要です。申告しないでいると「不正受給」で罰則がありますよ。150日ものあいだ手当を貰えるなら「満額もらうまで働かない方がいい」のでは?そう思いますよね。でもそれじゃハローワークも困るので、早く働いて貰えるように「再就職したらお祝い金」がもらえるようになっていますよ。この表から試算してみます。もしも失業手当の支給が始まって2ヶ月(60日)が経って仕事が見つかったとします。すると支給残日数は(150日-60日)90日です。90÷150=残りは5分の3 となります。となると3分の2までは残っていませんが、3分の1以上は残っている計算になります。ということは残額の60%のお祝い金がもらえるということになります。再就職手当=6000円×90日×60% =324000円もし支給が始まって1か月(30日)後に仕事が見つかったとなると、再就職手当=6000円×120日×70% =504000円満額支給と比べるとちょっともったいないような気もしますが、貰えないよりはずっといいです。また無職でいると高い健康保険を払い続ける必要がありますので、そこそこのタイミングで再就職するのがいいのかもしれませんね。という訳で今回は、「定年後に慌てて再就職せずに失業手当もらう」という選択肢もあるのかな?というお話でございました。最後まで読んで頂きありがとうございます!このブログはにほんブログ村の人気ランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします! ↓にほんブログ村