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2006年10月15日
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テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:JAZZ(Born In The U.S.A. )
少し前にリンク先のナリーさんがギルゴールドスタインの新譜Under Rousseau's Moonのレビューを書いていた。「ギルと言えば、昔エヴァンスで今ゴールドスタイン」って台詞は私には大受け♪ギルゴールドスタインはピアノとアコーディオンの奏者としても有名だけど、あのギルエヴァンス亡き後、彼のジャズオーケストラのアレンジをつとめるギルエヴァンスの直系なのです。彼の新譜の時にちょっと話題になっていたのが、Michael Breckerアルバム「Wide Angles」です。
現代テナーのメジャー中のメジャーMichael Breckerの現時点で新譜。
既に録音時から三年たってしまいましたが、彼は皆さんご存じのように悪性の病気と闘病中なので今でもこれが新譜?だったりする??わけです。
このアルバムの前が、バラード集で叙情豊かな大人のマイクさまだったのですが、まぁ、ファンというのは勝手なもので、今度はガツンとした作品を希望!なんて声もきこえていたような気もします。

ええと、告白しちゃいますが、初めてネットに繋がった時、最初にしたのがマイケルブレッカーメーリングリストに登録した、って事の、私(^_^);。
北欧だ、イタリアだ、、、いやいや、ポーランドだぁ、、デュオだクリスマスだ、、と、、言いながら、、も、、
マシーンのよう、、と、、半ば陰口に近い絶賛をもらう、驚異のテクニシャンである昔の恋人も忘れることはできないのでありました。(^_^);

しかし、このアルバム出てすぐは、あまりぱっとしなかったきがします。
日本先行発売、しかも無伴奏ソロのボーナストラック付きなのにですよぉぉ。
まぁ、人の事は言えないのですが、、もともと、新譜をすぐ買う、ってほうでも無かったので、気になりながらも買ったのは結構遅かったのです。
ラージアンサンブル??ストリング入り?なんて、なんだか、、「アメリカンドリームス」(これ、、大好きですが)みたいか?、、なんて思いながら。。。かけて、ぶっ飛んだぁ。
もう、あの世界とは対極行くような、、おもしろいサウンドが広がっていたのでした。。

基本的には、真ん中でマイケルブレッカー吹きまくっていて、それをものすごい想像力構成力のアレンジできっちりまとめあげてる作品でした。
本当に面白かったのでした。先日、聴き直しても面白かった。
メジャーのやることには興味無い、って人も多いんだけど、、面白い作品でした。
これだけのそうそうたるメンバーを引き連れて、独り吹きまくっても全然嫌みなどないのは、本当に「スター」の証拠です。
まわりも、なんの疑いも疑問もなく、それぞれのベストな演奏でつくしちゃってるのです。
その堂々した王様ぶりは、外車のオープンカーに乗って銀座の表通りをがんがん凱旋する、って感じなのですねぇ。

曲は10曲中9曲までが彼の曲。もう、、これって、凄くない?
そして、日本盤のボーナストラックはMonk's Moodです。
ちょっと、不安感を煽るような悪ガキ風のメロディから、始まるBroadbandからマイクのクールで不敵な微笑みが浮かぶようなソロ。一曲目から、青筋が立つのがみえそうな演奏でござる。
そういえば、、昔、アウトしまくる2大○ゲ、ってあったのをチラリとおもいだしたぁ。。(あんまりなお言葉よね、、もう一人、、分かりますよね?)
3曲目は近頃お得意のバラードです。メカニカルで味わいがないとか、面白みが無いとか、、、まぁ、いわれちゃったりする、マイクなのですが、最近めっぽう艶もでてまいりましたよねぇ。。John Patitucciのソロも素朴で暖かな素敵演奏でござった。
5曲目も、お得意のファンクテイストばっちりな曲です。ほらほら、兄とともにブレッカーブラザーズなんて、ユニット組んでましたよねぇ。兄貴のファンク好きは有名っすよね。
6曲目では、ギターのAdam Rogersの浮遊感ある音色で振り切れるマイクに絶妙に絡みます。本当に、全ての曲で世界の真ん中はマイケルなのですが、そのきっちりとした構成の中でなににもとらわれることなく、マイクが自由自在に吹きまくります。すげぇ。。
クラシカルなムードで始まる8曲目は、唯一、完璧な他人の曲。感情のこもった一音一音が進化しつづけるマイクをかんじますよね。ここでも、Adam Rogersがかっこええです。躍動感あふれる曲をはさんで、最後もストリングにのせて、たっぷり、ゆったり、マイク流叙情を聴かせてくれます。
ボーナスとらっくは、お楽しみということで。。。

John Patitucci、Antonio Sanchezのリズム陣はもちろん、やっぱり、メンバー一人一人が本当に凄い。で、ギルゴールドスタインの「頭と耳」には脱帽でーーす。
マイケルブレッカーには、、ねぇ。。昔の恋人に逢った未亡人の気分でございました。m(__)m
もう、、どきどき、、♪

1.Broadband
2.Cool Day in Hell
3.Angle of Repose
4.Timbuktu
5.Night Jessamine
6.Scylla
7.Brexterity
8.Evening Faces
9.Modus Operandy
10.Never Alone
11.Monk's Mood (日本盤ボーナス・トラック)

Michael Brecker (Ts)
Alex "Sasha" Sipiagin (Tp)
Robin Eubanks (Tb)
Peter Gordon (Frh)
Steve Wilson (Fl, Afl)
Iain Dixon (Cl, Bcl)
Charles Pillow (Oboe, Eh)
Mark Feldman (Vln)
Joyce Hammann (Vln)
Lois martin (Viola)
Erik Friedlander (Cello)
Adam Rogers (G)
John Patitucci (B)
Antonio Sanchez (Ds)
Daniel Sadownick (Per)

検索したらこんなんみつけました。
日本盤成田氏のライナー
専門家のご意見をしっかり読んで、機会があったら、、手にいれてみよう~♪
そして、Michael Breckerが一日でも早くに全快しますように。。!


素晴らしい秋晴れのお天気です。
みなさん、、どんぐり拾いにおでかけしましたかぁ?
なんの、、、こっちゃ。。





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最終更新日  2006年10月15日 14時30分34秒
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