1956008 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

My Secret Room

My Secret Room

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カテゴリ

カレンダー

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2007年04月09日
XML
テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:JAZZ(Born In The U.S.A. )
「This record is dedicated to the memory of Michael Brecker.」中ジャケの一番最後のアダムロジャースの言葉。そう、マイケルブレッカーにかわいがられてたアダムロジャースの新譜。。。
録音は2006年の3月なので、今年の1月にマイケルブレッカーが亡くなって、リリースするときに付け加えられた言葉なのでしょう。ありきたりの言葉だけど、彼からでると深い。
クールでソロがはじまるとメカニカルなフレーズが止まらなくなっちゃうのって、よく似てるよねー。
で、めちゃくちゃ巧いのだけど、ど派手さがないのでありまする。
かなりクリエイティブなギター職人、って風。(なんじゃそりゃ?ってかな?)
リーダー作は全て「Criss Cross」からでておりまっす。
デビュー作はピアノ入りカルテットで、その後2作はクリスポッターの入ったクインテット。このブログでは2作目の「Allegory/Adam Rogers Quintet」を紹介してまっす。
こんときは、ロジャーズ、ってなってるなぁ。。やっぱ、ロジャースなのですよねぇ?
今回4作目は、初めてのギタートリオだわ~~い。わぁ~い、わい。
男ロジャース、ギター一本で勝負だぜぇ。
ベース、ドラムの露出度の比重が高くなるから?か、、わかりませんが、ベースのスコットコリーはそのままで、ドラムは素敵なギター達の御用達ブランド、ビルスチュワートで~す。このメンバーで予約しちゃった人は、、多いとおもうぞぉ。

と、届いてみれば、、なんと、9曲中4曲も大スタンダード。オリジナル4曲、あと1曲はバードの曲。そんでもって、うち3曲アコースティックギター。一転、甘い叙情派に転向かぁ?
まぁ、良い意味で裏切ってくれそう。。な、、、よ・か・ん・予感☆

アップテンポのNight And Dayからして、リズム隊の力強いビートにのって硬質で鋭いギターのソロが展開される。メカニカルに、とぎれることなく続くハードボイルドなギタープレイ。感情なんて微塵も無く、次々と繰り出す音符の長蛇の列。その高揚感をプッシュするドラムとベース。ギター小僧なら、うぉ、、と、叫びたい。
次曲はかなり暗い。喪失感や不安感がびっちり詰まった感じのオリジナル。なんか、鬱っぽいメロディがうねうねすすむスローな展開からミステリアスにクールに極まって解放され、なんとも、夢遊病のような不思議な世界。

Time And The Infiniteは、アコースティックギターでの演奏。そのクールで端正な感じはそのままなのですが、アコースティックの音色を知り尽くした演奏。
なんとも、形容しがたい不思議な雰囲気を持った曲なのですが、コリーのボーイングが内側に向かった無限の広さ深さを感じさせる。
アダムロジャースさまは、デビュー当時からリーダー盤で、1、2曲アコースティックギターでの演奏を入れてきてる。彼のこだわりらしい。これが、超たんたん、巧いのですぅ。
うむ。。。甘く切ない。ナイロン弦の柔らかさで表現するYoung And Foolish。
シンプルにゆっくりとした時間。。抑えた感情から、微かに感じる苦みも含んだ素敵な演奏。人柄がにじみ出るように、真面目さと切なさが交差する。

アップテンポでバードのCheryl。と、一筋縄ではいかない変態ものとまでいわないけど、鋭く切れ込みます。ビルのドラム、、やはり、いいよねぇ。
と、再びアコースティックに持ち替えて、フォークロアな香りのする哀愁メロディのバラード。これは、かなり私の琴線にも涙腺にもくる仕上がり。
途中のコリーのプレイもグッと来る。
知らない国の、知らない街並み。。。静かな午後。。影のある男の背中。

Without A Song。Night And Dayの時にも思ったのですが、こういう印象的なメロディの曲でのインプロゼイションで、感情を捨てきった鋭い切れ味のフレーズがこの人の好き嫌いを分けちゃうところなのでしょうね。でも、ちゃんと、Without A Songになってるのよ。不思議な頭の中でござる。
Ides Of Marchゆっくりと始まって、それこそ、このアルバムそのもののように、緩急、緊張と解放、それを繰り返しながら終わる。。抽象的なオリジナル。
ギターの練習のようなギターソロの始まりから、やがて、、始まるのはスローなスローな美しいバラードが始まる。
アバークロンビー風に揺れる音で酔わせるI Loves You,Porgy。
最後まで、酔わせてくださいます。コリーさまも切なく歌い、とても好きな演奏でございます。

内省的な作りなのですが、一曲、一曲表情が大きく違う事と、ギター弾きならこのくらい息切れなどなく「平然」とこなせ!、、と、言わんばかりのテクニックがたまりません。。。
そう、やっぱ、ギター好きに☆
意外とおセンチな面も存在することに大変嬉しく思う今日この頃。。。
できる男は、涙は隠してお仕事って、、ね♪
以上、現場のすずっくでした。m(__)m

1.Night And Day
2.Elegy
3.Time And The Infinite
4.Young And Foolish
5.Cheryl
6.Esteban
7.Without A Song
8.Ides Of March
9.I Loves You,Porgy

Adam Rogers(g)
Scott Colley(b)
Bill Stewart(ds)

Criss Cross (Criss 1266 CD)

そうなんだぁ、ビルさまの活躍場面は確かに少ないんだけど、誰が聴いたって、どにいたってこのドラムの仕事はいいよなぁ。
このお方も、生でお聴きしたあことがありません。。。
できたら、この、、この3人で、新潟へ!
お待ちしております。すずっく、自腹で、回らないお寿司、、おごりまっす。

「111111」のお遊び、、七人の方の登録を嬉しくおもいまっす。
七人の方々、、ありがとう!
そして、登録しそこなった、、あなた、、「111111」踏んでくださいね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年04月09日 17時57分54秒
[JAZZ(Born In The U.S.A. )] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X