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テーマ:Jazz(1976)
![]() 澄んだ青空を見ていると、清々しく爽やかな気持ちと、、 同時に、何故かちょっと寂しい気分も心の隅に浮かびます。 見上げる空は、、高い。。 約束された世界。 光り輝く未来。 自分を信じている人間に見える世界。 理想から遠ざかって行く自分。 日々の生活の垢が、肌にまとわりつくようになると次第にぼんやりしてくる世界。 気がつくと自分の存在そのものも、堆積していく日々の澱に沈んでいく…。 でも、、見上げると、何処までも空は高く、、そして清く澄んでいます。。 ニューヨークで活躍するイスラエル出身のギターリストの新譜は、6月くらいにリリースされました。 ギブソンのモントルーギターコンペ優勝(2005)で、1983年生まれ。 デビュー作は、ライブ盤で、ドラムがARI HOENIGだった事も手伝って、ちょっと話題になりました。 今回は、日本のLateSet Recordsからのリリースです。 「清く正しく美しいジャズを好む紳士淑女の方は読まないで下さい」(ウフッ♪ちょっと気が合うかも) って、前置きのあるLateSet Recordsのオーナーの文章をですね、、 「清く正しいジャズファン」ではあるが、淑女ではない私が、ちっちゃな脳みそで解釈すると、、、(爆) 才能があって、自分の夢を捨てずにそれを演奏で表現しようと日夜努力しているミュージシャンの今を銀盤に記録してみよう、って、ことらしい。 彼らの演奏技術だけ買うのでなくて、魂まるごと銀盤に詰め込もう、って、、魂胆らしい。 ほぉ。。。 ギラッドヘクセルマン、本人によるライナーがついてます。 ジャケットの横顔に何となく少年の影が残る彼のオリジナルが5曲入って、全10曲。 オープナーは、ベースのアルコを効果的につかって、異次元に誘います。 ヘクセルマンのオリジナルGa'agua。 何処か遠くを見つめるような視線で、郷愁を誘うメロディ。4曲で参加しているテナーのJoel Frahmがメロウにテーマを吹き上げ、ソロでいきなり全開怒濤な演奏。それに応えるようなヘクセルマンのギターは、柔らかなタッチと裏腹に次々繰り出すフレーズは実に素晴らしい。うーーん、素敵☆。バンド全体のまとまりも良い感じ。 続く、オリジナルNew York Angelsは、大切な友達に捧げた曲らしい。ギタートリオになると彼のギターの魅力が部屋いっぱいに広がる。何処までも滑らかで、早いフレーズでもきちんと音が繰り出され、ジャズギターのテクニック、センスが溢れた長尺ソロ。疾走感、グルーブ感、、とても気持ちよい。 スタンダードの April In Paris は、5分の4拍子で演奏したとありますが、楽しくリラックした雰囲気の中やってる事はなんだか凄いんだけどギターはずっと淡々と美しい音を。。 爆発的、強烈、、って、印象と言うのではないのですが、うまいのです。 非常に歌心のある、優しいフレーズが中心なのですが、まぁ、ギター小僧がかなり頑張ってもまねするのは不可能な感じがする流暢な演奏。やってることは難しいけど、出てくる音は小難しくない。 Words Unspokenは、恋人同士への忠告。(笑)これも、切なさの中に、希望がはいる素敵なメロディ。 テナーが実にエモーショナルでした。 神様コルトレーンのCountdown 。ここは、ちょっとスリリングな感じの展開で、彼らのテクニックが全開で楽しめる。若さが疾走するのは気持ち良いな。 と、ジャズギターのお手本みたいにゆったり、優しく語りかけるomeone To Watch Over Me。 この甘いムードは完熟の果物です。先程は、硬い青リンゴって、感じだったのになぁ。(笑) はっきり言って、メロメロでした。 再び、アグレッシブにオリジナルYo Mama’S Blues。冒頭から走って煽りまくるテナー。 まさしく、ニューヨークな演奏でース。 絶妙、微妙な3人の距離感が新鮮なスタンダードTime After Time 。 How Long Has This Been Going On は、小粋な雰囲気と高速フレーズが何ともあって、楽しさ倍増。 最後は、オリジナルでWill The Song Ever End? 特別な想いをのせて、哀愁のあるメロディをラテンフレバーをうまく織り交ぜながら、感情こもった演奏。 なんだか、見知らぬ街を旅をしているような郷愁感もあって、静かに終演。 基本的には、白いギターなので涼しげな感じなのですが、妙に人肌、暖かさ、親しみやすさを感じるギターでした。 秋空にも合います。(きっぱり) ギター好きは、バランスの良い素晴らしいテクニック聞き惚れるでしょうし、、 オリジナルは、親しみやすく、メロウなメロディなので、BGMでも良いかな。 世界に羽ばたいてくださいね。。♪そんな期待を込めてェ。。 で、、もうちょっと、お安いと、、もっと、素敵☆ 1 Ga'agua 2 New York Angels 3 April In Paris 4 Words Unspoken 5 Countdown 6 Someone To Watch Over Me 7 Yo Mama’S Blues 8 Time After Time 9 How Long Has This Been Going On 10 Will The Song Ever End? Gilad Hekselman (g) Joe Martin (b) Marcus Gilmore (ds) Joel Frahm (ts) #1,4,7,10 ギターと言えば、ジェシヴァンルーラーも新譜だしてます。 「シルクラッシュ」ジャズオケとなんですが、 これも、日本のレコード会社ですよねぇ? これは、かなり華やかで、かっこいいサウンド。 ジェシが炸裂してる。ほんと、炸裂してるよ。 ジェシのギター三昧できる作品です。 ヒットの予感でーす。 彼、来日するんですよね。。10月。。。 次は、これを紹介するか、、テナー絡みか。。 で、今日は、新潟で大西順子トリオが聴けるンですよねぇ・・。 行きたいなぁ。。無理かなァ。。orz,,,, と、週一の更新だなぁ。。 かなり現実逃避なので、一目さんで、、退散しなくちゃ。(^_^); お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月09日 11時38分13秒
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