1937586 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

My Secret Room

My Secret Room

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

カレンダー

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2009年08月02日
XML
テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Born In The U.S.A. )
AX


お天気がぱっとしない。ぐずぐず。
梅雨明けしない。暑い新潟の夏もわりと過ごしやすかったァ。
でもね、おかげで、薔薇の葉っぱに病気が住みついたの。
知らない間に黒くじわじわ薔薇の美しい葉を犯してくださいましたね。
放っておくと、、心にできた黒点ようにどんどん広がって行く。
薔薇の病気は、ばっさり除去する。これしかない。
薔薇はそれでいいでしょ。んじゃ、心に広がった闇は?
さて、どうして。。。くれようか。。この虫食い葉のような世界。。。

クリポタことクリスポッターはこのブログやブログ仲間では有名でっす。
今更言うのなんですが、アメリカのサックス奏者でっす。
日本のジャズファン(って、どのくらいいるんだろう。。)にはまだまだ知名度が低いです。
わたくしは、世界のあちこちに(爆)沢山のかっこいいミュージシャンが存在するなか、かぶりつきで演奏を聴いてみたい人の筆頭でーーーす。
ブログなんてそこを管理する人間の単なる趣味で采配されてるので、秘密のお部屋では彼のリーダー作だけでなくて、サイドとして参加してるアルバムも結構出てくる。
マイケルが病魔に倒れてしまってから、、ある時期、彼はマイケルを想定したような「場所に」沢山呼ばれていた気がします。何方かが仰っていたように、ポストマイケル的な期待があったのかもしれません。
そして、マイケル亡き後その期待は高まってるのかなぁ。。?
モダンテナーサックスの最高峰としての後継者としての意味合いはあるとしても、わたくしは彼とマイケルブレッカーは全然肌色が違うと思うのです。
メカニカル、テクニカル、ってこと、とにかくサックス吹くことが好き♪って、ことは一緒だろうけど。
マイケルブレッカーはスタジオミュージシャンとして、沢山のいろいろなアルバムでその存在感を示してきました。そんなせいか、、彼は彼の存在を示しつつもそのアルバム色に馴染む、って、ことができる人だと思うのですけど。。クリスポッターは、そういうことはできない。(爆)つうか、、その逆くらいな感じ。(爆)
違うかなぁ。。

そのクリスポッターがファンに人気のあるのは、そのおそれも知らぬ怒濤の吹きまくり、潔さ、エッジの聴いた音、メリハリあるフレーズ、、、ダークで太く力強い魅力的な音色、ようは、めちゃ男らしいのだ。
常に自分を向上させる問題意識を持って居るところも素敵だ。
一見、アメリカの田舎のさえないオッチャン風の風貌なのだが、彼の頭の中には常に音楽のことでいっぱいだと思うのだ。
Chris Potter Undergroundは、ベースレスでフェンダーローズ、ギター、ドラムという編成で、ファンクな路線です。各個人の鋭さを際だたせて、レスポンスの良さ、空間使いのおもしろさ等、ハードに自分たちのグループとしての音楽を追究しています。前回は、ライブ盤「Follow the Red Line」でして、ライブにしか無いスリリングな緊張感で凄いことになっていたのですが、、あれから、二年。。今回も凄かったァ。

基本的にクリポタのオリジナル。タイトル曲1曲目は、工藤さん情報によると4人のフリーインプロで作られた曲らしい、ギターの活躍がしぬほどかっこいい3曲目はアダムロジャーズの曲。ちょっと、息抜き的なムードをかもし出してる4曲目はボブディランの曲。つうことで、8曲で1時間強。全く飽きることなくグルグルかけまくってます。(爆)

タイトル曲、もう、頭から変態リズムでファンクな楽曲でっす。フリーインプロなんだそうですが、この緊密な高密度な感じ、、それでいながら、自由自在な感じ、もう、1曲目からメロメロ。
二曲目のオリエンタルなテーマが出てくるFacing Eastも、わたくし的には壺壺でっす。不思議なメロディにのって徐々に一体感を増して行く感じはたまりません。ギターがジャズギターを吹っ切って、ノイジーな感じ含めてもいけてる。その凄さを痛感して、リピートしたくなる曲が3曲目Rumples。うねうねとギターとサックスが進行していくさまはスリリングで思わず、固唾を呑んで聴き入ってしまいマッス。アダムロジャーズは、このバンドでのはじめてのアルバムの時に、クランツのエッジの聴いたギターにしてやられてた気がしますが、ここでは、なんか、神がかってすげぇ、、ハードに弾きまくってます。そこにここぞとばかりにからみつくクリポタのサックスも硬派でスピード感に溢れていてそれでいて、イケイケなのだ!これにノックアウトされないクリポタファンはいないだろう。もう、めちゃめちゃかっこいい。
熱い余韻をさますようにバスクラから、、朴訥な感じで始まるボブディランの It Ain't Me Babe。フェンダーの響きも心に響きますねぇ。。テナーに持ち替えて?からのソロはお馴染みエモーショナルでアグレッシブだ。しかし、両方ともいい音ですよねぇ。。メロメロだ。。
グループの一体感が驀進するようなTime's Arrow 、クリポタらしいメロディが続くSmall Wonder。。
やっぱ、どの曲も吹いてますねぇ。。すげぇ、、男らしいキッパリした吹き方、、。
そして、終わりに向かって山ですなぁ。。7曲目Boots!うねうねとしかし切れ味ばっちりで進むバンドのサウンドは、強い熱気があっても実にクールでかっこいい。これをライブで目の前で聴いたらたまらにでしょうねぇ。
最後は、Interstellar Signals。美しいメロディと静かな空間。ちょっとフリーな冷気を吹き込んで最後はエモーショナルに盛り上がりつつ、、待望の新譜は幕を閉じるのでした。

やっぱ、いいなぁ。
クリポタはもちろん、余り触れてないけど、Craig TabornもNate Smithもとてもいいです。
でも、それ以上に今回は、ギンギン、エッジの効いたギターで圧巻したAdam Rogersかっこよし。
もちろん、一番素敵なのはクリスポッターです。
クリポタファンには、絶対、、、お勧め。あ、、当たり前か。。


1. Ultrahang
2. Facing East
3. Rumples
4. It Ain't Me Babe
5. Time's Arrow
6. Small Wonder
7. Boots
8. Interstellar Signals

Chris Potter (ts,b-cl)
Adam Rogers (g)
Craig Taborn (fenderrhodes)
Nate Smith (ds)

でもね、このところ、お天気は悪くても気温が高くなってきちゃった。
やっぱ、8月だものねぇ。
夏はまだまだ続くのにねぇ・・
長岡の花火はどうだったかなぁ。。

そう、いっきさまのところで知ったのですが、このアルバムプロの書き手のクロスレビューの対象になってました。是非、読んでみて下さい。わたくしの稚拙な文章からは想像もつかない世界が広がってます。
ウェブ・マガジンcom-postの「注目作クロスレビュー」

んじゃ、退散♪

追記   ボーナストラック2曲追加






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年12月10日 08時07分20秒
[JAZZ(Born In The U.S.A. )] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.