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テーマ:同居は嫌ですか?(1148)
カテゴリ:国際結婚・国際同居の生活
ダディーは幻覚を見たり聞いたりします。
これは、パーキンソン病の薬の副作用なのですが よく、私達には見えないものを見たりします。 ですが、これは霊能力があるからとかそういうのではなく 明らかに、薬の副作用のハルシネーションなのです。 ここでちょっと説明させていただきます。 ディリュージョン イリュージョン ハルシネーション この3つの症状の定義を精神科の授業で勉強しました。 ディリュージョン:思い込んでいること。 例)健康そのものなのに、お腹の中に虫が潜んでいて 自分を操っていると信じている。 例)いつも世話してくれている介護士は、実は自分を宇宙へ連れ出し 解剖しようとしていると信じている。 イリュージョン:見たものが違って見える。 例)木がゆらゆら揺れているのを、女性が手招きしているように見える。 例)壁の小さな黒い点が、クモがはっているように見える。 イリュージョンは私達にも日常起こる現象といえます。 ハルシネーション:聞こえないもの、見えないものが本人には実在して見える。聞こえる。 例)ドアをノックした音が聞こえるが、誰もノックなどしていない。 例)台所のシンクに向かって、「こんにちは。ぼくはジムです。」と自己紹介する。 例)高速道路で、前方を走っている車が突然窓から、黒い子猫(あごが白かったらしい) をほり投げ、その猫は中央分離帯に走って逃げ、穴をほって遊んでいたという。 本人は、車を路肩にとめ、猫を助けようとがんばったがムリだった。 このハルシネーション、すべてダディーが見たり聞いたりしたものです。 台所のシンクに向かって、「こんにちは。ぼくはジムです。」といったのは 私が夕食を作っているときでした。 「ダディー、なに言ってるの?」 と聞いてみると、あぁ、ハルシネーションを見ただけだよ。 そう言っていましたが、ダディーはこのとき 小さい女の人がシンクの中から、自分を自己紹介するのを聞いて見たのです。 ダディーがマムにそういったのを後から聞いたのでした。 そして黒猫の話は今日聞きました。 とても危ないと思いました。 最初、ダディーの話を信じて、誰かが本当に猫を投げたのかと思いましたが よくよく聞いてみると、とてもつじつまが合わないと思い それはダディーのハルシネーションという結論に達したのでした。。。 高速に駐車して、車から降りたことはどうやら ダディーはマムにいっていなかったらしく 「ダディー、車を駐車して降りたらしいよ。」 とマムに言ったら、マムは本当に心配していました。 「そろそろ免許をとりあげないといけないのかしら。。。」と。 マムも最近、物忘れがひどくなってきているので 私自身も心配はしているのですが、ダディーの心配があるうちは マムもしっかりしていてくれることでしょう。 もう少しの間、マムをちょっと心配させるぐらいの 幻覚ダディーでいてほしいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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