カテゴリ:高速ツアーバス
事故から3週間経過しました。もう3週間?、とカレンダーを見てあらためて驚いたほど、ずっと報道や関係諸機関への対応に追われておりました。
その間、本来の業務(主に高速路線バス事業者やその基幹システムを対象に、「新たな高速路線バス制度」対応や新しいマーケティング手法導入の支援)のほとんどを後回しにせざるを得ませんでした。高速ツアーバスのことが理由で、高速路線バス事業者各社にご迷惑をおかけするのははなはだ心苦しいのですが、皆様には無理を聞いていただきました。 個人的な話で恐縮ですが、私自身と高速ツアーバスとの現在の関係だけで言えば、高速ツアーバス連絡協議会の顧問(新制度対応担当)を仰せつかっているのと、2社ほど個別にコンサルティング契約があるに過ぎません。本件についてどこまで関与しなければならないか、私自身にも最初は迷いもありました。しかし、次のことを考えました。 【1】二度と同様の理由で事故を起こすわけにはいかない。 【2】また、「新たな高速路線バス制度」を象徴とする、せっかく動き出した高速バス(どちらかと言うと高速路線バス)の改革の動きを止めるわけにはいかない。 何度も繰り返し書いていることですが、<やっぱり高速ツアーバスは間違っていた>あるいは、<やっぱり自分たちのやり方だけが正しかった>と、高速路線バス各社が考えてしまえば、高速バスの改革は動きを止めてしまう。また、(少なくともまっとうに事業を行なっている>高速ツアーバス各社やその従業員の生活を守る必要もある。そう考えると、協議会顧問という枠を超えて、高速ツアーバス業界の善後策策定や関係諸機関との対応について、踏み込んで協力するという答えが自ずと出てきました。 一方、本来業務が遅れに遅れてご迷惑をおかけしているにもかかわらず、多くの高速路線バス事業者から、<体調はだいじょうぶか?>、<今月はサボった分、来月はめいっぱい働いてもらうからな>と、温かく声をかけていただき本当に感謝しています。実は事故翌日、テレビ局をハシゴしながら体力的にも精神的にも疲れ切っていたとき、ふと見上げると、本当に偶然、都内の首都高速を、バイト時代の「古巣」である京王の高速バス車両(空港線)が通過していきました。もともと、京王のホームグラウンドである中央道以外の場所であのカラーリングに出会うと嬉しくなるタチなわけですが、あの時は本当に疲れきっていたなかでしたので、誰かがガンバレと言ってくれているようで涙が出そうになりました(勝手な妄想なのですが)。 本来業務と合わせ、引き続き時間がタイトな状態が続きそうで、本ブログの更新が日常ペースに戻るまではまだしばらくかかりそうです。取り急ぎ近況を報告させていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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