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丸腰の国際社会を実現するためにはどうしたらよいのでしょうか?
まず思い浮かぶのは、刀狩、廃刀令のように強制的に武装解除させる方法です。 この方法が取れるのは武装解除させる側が圧倒的な軍事力を持っている場合です。パクス・ロマーナ、パクス・ブリタニカ、パクス・アメリカーナ等々歴史上、大国の圧倒的軍事力によって平和が実現されたとされる時代は何度かあります。ただしその状況に到達するまでが平和的でなく、多くの犠牲もなく今後そのような状況が実現される見込みはありません。 日本が国際社会に武装解除?は時期尚早ですので前段階として軍縮を訴えていくとしたら、まず自国が周辺諸国との関係改善を図り。軍縮交渉を行い防衛費の削減を目指すべきです。 遠い道のりですが、これが丸腰の国際社会を実現する第一歩です。 国際社会に軍縮、武装解除を呼びかける以上、自分はなるべく軍事力を持たないようにすべきです。 私は、日本国憲法は国民が素直に読めばいいものだと思っています。憲法学者しか理解できない文言で書かれているようには見えません。素直に読めば日本国憲法は集団的どころか個別的自衛権も認めていないことが分かります。 事実上の陸海空軍であり、間違いなく武力である自衛隊も憲法上認められる存在ではありません。自衛隊の武力が本当に必要であるのであれば、ずっと以前に憲法を改正して自衛隊の武力を丸腰の国際社会が実現するまでの暫定的な位置付けにするべきであったと考えます。 しかし、そうはならずに誰が見ても明白な違憲状態が自衛隊の発足(1954)以来続いてきました。 それでは今憲法を改悪して、自衛隊を合憲状態にして集団的自衛権を行使できるようにするべきでしょうか? あるいはまた、ただちに自衛隊の武装解除をすべきでしょうか? 戦力保持を認めない憲法と戦力である自衛隊の存在という乖離は既に強引な解釈によって長く続いてしまったものなので今更あせって何とかすべき物ではないと考えます。 平和憲法は最終的な目標として保持し、自衛隊の戦力を暫定的なものと法的に位置付け、世界的な軍事力削減、さらには武装解除を実現するまでの行動計画を策定する必要があります。 我々はアメリカ、中国双方に在日米軍を含めた軍事力の削減を訴えていくべきです。軍事的優位に立って軍縮を叫んでも説得力を持ちません。日本は相手より僅かばかり少なく軍事力を維持するようにしなくてはならないと思います。 どの程度の軍事力を保持するのかは軍事の専門家による全体的な情勢の検討になると思いますが、米軍基地が存在し、米軍が駐留する日本はたとえ自衛隊が武装解除しても中国から見れば軍事的脅威です。 国会では安全保障関連法案(適切な名前は戦争法案)が審議されています。正面から憲法改正(正しくは改悪)に取り組むのではなく迂回して憲法解釈の変更で済まそうという自民党の姑息な手段です。国民もバカにされたものです。 しかし、「憲法改正」(正しくは改悪)は自民党が綱領で度々示し、「自民党重点政策2014」でも目に付かないように最後にではありますが掲げてある政策です。 この政党に政権を取らせてしまった以上責任は国民にあります。自民党は前回の衆議院選挙で憲法改正を争点としませんでした。安倍自民党政権は狡猾で国民の意思を聞く意志は全くありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.28 15:54:00
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