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安全保障関連法案の審議が続いている。政府は中国の脅威を強調している。中国の脅威は確かに存在する。
その脅威に対して、集団的自衛権の行使を含む日米同盟の強化により抑止力が向上すると説明されている。 抑止力はこちらが優位に立っていなければ有効ではない。核戦力は米軍により優位だが、通常兵器では優位に立てていないから同盟強化が必要ということになるのだろう。 中国の軍事的脅威の増大は量的質的なものである。それに対して集団的自衛権の行使容認は運用面のものであり本質的には解決策にならない。その辺は政府も自覚しているはずで今回の法案が通ったとしても更なる法律改正、防衛費の増大を主張することになる。 このままの路線で対抗措置を取っていっても単なる軍拡競争に結びつくだけである。政府も対話をするとは言っているがどうも熱意が感じられない。 戦後、武力に対する歯止めは一貫して後退させられてきた。今回の安保法案が通れば平和国家でも何でもない普通に戦争できる国となるだろう。 憎しみの連鎖を止めることは難しい。安倍政権はあまりにも簡単に武力に頼ろうとしているのではないか。 非暴力は難しい、殺されることもある。それでも尚武力に頼らない努力が必要なのではないか。 安全保障関連法案スケジュール 5/26 衆議院審議入り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.08.23 17:46:09
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