カテゴリ:未来、AI、脳
昨日NHKのEテレで「人間ってナンだ?超AI入門 特別編「今そこにある未来 ヒト×AI=∞」」を見た。
人間ってナンだ?超AI入門 特別編「今そこにある未来 ヒト×AI=∞」(NHK) 人間ってナンだ?超AI入門(NHK) NHKオンデマンド「人間ってナンだ?超AI入門 特別編「今そこにある未来 ヒト×AI=∞」」(NHK) 番組はレイ・カーツワイル氏、ノーム・チョムスキー氏、フリーマン・ダイソン氏に吉成真由美氏が個別にインタビューしたものだった。 特に目新しい情報は無かったと思ったが、考えを確認できた。 人間がAIとの融合する、というのがレイ・カーツワイル氏のビジョンの特徴であることは以前と変わらない。AI vs 人間という視点でよくAIの問題は語られるが、本筋は人間のAI化(番組中では生物→無生物)だとおぢさんも考える。 読書『ポスト・ヒューマン誕生』(おぢさん) カーツワイル氏がスマホを無くして自分の一部を無くしたようだったと語っていたが。現在の人間は指と目を介してマシン&ネットにほぼ常時接続されたAI化人間 Ver. 0.2(おぢさんの勝手な定義)である。将来ネットへの接続にキーボード、マウス、タッチスクリーンは要らなくなり検索したいと思えば結果を脳内にダイレクトに結像できるようになる。そのうち、画像や文字を追う必要もなくダイレクトに知識にアクセスするようになる。もはやネット上の知識と脳内の知識の区別は無くなる。 AIと人間との融合というのはAIが弱いとされる部分が問題とならない、回避できるという点でも魅力的だ。 人間と融合しないAIも強力になり、様々な分野に適用されてきている。自動運転(おぢさんは完全な自動運転車が2017年以内にアメリカで発売されると予測していたが、予想よりも遅れている)、株取引、医療等々、多くの分野で囲碁や将棋のように人間の技能を遥かに上回るようになっている。 これらAIにはディープ・ラーニングの技術が使われている。従来と大きく違うのはAI自身が特徴量を見つけ出すことだ。AIはあらゆるものの特徴を抽出し関連付けるようになった。人間が脳内でやっているのも基本的には同じことだろう。AIは世界を認識するようになる。考えてみれば、赤ちゃんも見る事、聞くことから始めてあらゆるものを学習し、おとなになるまでに10年以上の学習が必要になる。特定目的のAIならば学習も簡単だが、人間並みの柔軟性を持たせるとすれば教育システムが問題になってくるだろう。この点では、クラウドによって経験による学習を集約するシステムが有望だ。 ディープラーニング(The MathWorks, Inc.) ポジティブ面ばかりに目を向けてきたが、チョムスキー氏の指摘はおぢさんもまえから気になっていたもので、力任せの計算量が知性や創造性に結びつくかという疑問だ。レイ氏の発言で直接的な答えとなるものは無かったと思うが、おぢさんはそこは壁とはなるが、基本的にはディープラーニングと計算量で突破されるものだと思っている。では、意欲や感情はとなると、できそうだが難しい気がする。AIが自己を認識すれば、あり得るのかなとは思う。 ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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今年も、考古学記事で勉強させていただきました。
ありがとうございます。 新年も勉強させていただきます。 よろしくお願い申し上げます。 貴殿のご健勝、ご多幸を祈念してーー (2017.12.31 18:15:56)
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