今週のJRA重賞は札幌のクイーンSと小倉の北九州記念。昨年クイーンSはコース
チェック(→ココ)して、その通りの結果(1番アサヒライジングの逃げ)だったので、
今年は特に考察せず、もう一つの重賞北九州記念のコースを考えてみます。芝が傷み
始めた第3回を中心に考察。
【小倉芝1200m】
2007年
8/11九重特別(500万) 良 前32.7-後36.0 △7-△2-△8消耗戦
4番セレブラール(7人気)
中団内追走。そのままコーナーの利を生かして前に出ると、内ラチ沿いを
上がってゴール。
8/12北九州記念(G3) 良 前32.1-後35.6 △8-△2-△10消耗戦
15番キョウワロアリング(11人気)
後方外追走。3角から外をまくり加減で上がって行って、4角では横並びの
大外。そこから伸びてゴール。人気のアストンマーチャンら前のグループは
軒並み後退。
8/26別府特別(500万) 良 前33.3-後35.5 △6-▼2-△8平坦戦
12番ロングフラワー(2人気)
先団3番手外追走。4角は大きく外に出して馬場の6分所を伸びてゴール。
9/1小倉日経賞(準OP) 良 前33.8-後34.8 △0-△1-△10消耗戦
8番エムエスワールド(4人気)
完全にダンゴ状態の後方追走。先頭も馬場の5分所を回すがさらに大外に出して
後方から一気の差しでゴール。
9/2西部日刊スポーツ杯(1000万)良 前33.1-後35.2 △4-△5-△9消耗戦
14番サンクスアロット(6人気)
スタート良く出たが、下げて中団追走。そのまま馬場の真ん中を回って前とは
4馬身差。そこから馬場の真ん中をいい脚で上がってゴール。
2006年
8/12西部日刊スポーツ杯(1000万)良 前33.8-後34.5 △3-△1-△7消耗戦
4番ストーンブリッジ(3人気)
ハナをきると4角で馬場の4分どころを回してそのままゴール。
8/13北九州記念(G3) 良 前32.9-後35.1 △4-△2-△8消耗戦
2番コスモフォーチュン(11人気)
ハナをきるとそのまま馬場の3分どころを回して後続を離した逃げでゴール。
8/20伊万里特別(500万) 良 前33.6-後34.5 △4-△0-△6消耗戦
8番プリンセスルシータ(5人気)
2番手追走。そのままコーナーを回して直線で前を交わしてゴール。
8/26佐世保ステークス(準OP) 良 前33.1-後34.4 △4-△0-△8消耗戦
8番モンローブロンド(2人気)
先団内追走。そのまま内から抜けてゴール。
8/27八幡特別(1000万)重 前33.0-後36.0 △4-△5-△9消耗戦
2番フラワリングバンク(2人気)
前1頭が飛ばす中、2番手追走。4角で外を回してそのまま抜けてゴール。
9/2別府特別(1000万)良 前33.4-後35.1 △2-△2-△8消耗戦
10番マッチメイト(1人気)
2番手追走。そのま4角は馬場の真ん中を回って先頭。直線はそのままゴール。
向正面ポケットからスタート。3角までの距離は479m。ハナを切るのはどの枠でも
OK。ただし4角出口まで下りなので、先行争いをすると最悪4角まで続く。
直線は293m。
短距離で、下り坂、直線距離が短い場合基本的に逃げ・先行有利。しかし、上に
書いたように先行争いが長引くと一気に前崩れが起き外からの差し・追い込みが届く。
また、馬場が荒れてくると内を通すことはしないので、内から差すことも少ない。
差し馬は4角まくりで、大外一気。
問題は先行争いがどこまで続くかだが、やはり人気馬が逃げ・先行脚質で同じ
脚質の馬が多い場合と考える。
昨年はまさにそのパタンで、アストンマーチャンが人気。アイビスSDの覇者
サンアディユ、タニノローゼ、テイエムチュラサンと逃げ・先行馬ばかり。
結果は11番人気のキョウワロアリングの差しきり。
一方、一昨年は、逆に逃げ馬不在。一番人気はマルカキセキ。後ろでモタモタしている
間に11番人気アイビスの覇者コスモフォーチュン逃げ切り。
ペースと人気馬の位置を確認する必要があるレース。馬場が荒れたので外差し
有利というわけではない。人気馬と同じ脚質の馬が多い場合は思い切って逆の脚質から
狙ってみるのが面白いかも。
ところで、今週の競馬ブックに「北海道発 注目の2歳馬レポート」というのが
ありました。社台のファーム編に我が厩舎のペパーミントラヴが出ていました。
>乗り手の意のままに動ける自在性があります。容易にバテないスタミナも持ち合
>わせていて、幅広いジャンルに対応できそうですね。
と書いてありました。テビューが待ち遠しいなぁ~(*^▽^*)