スマートファルコンの連覇がかかったレース。ダントツ人気の1.4倍。
2番人気もJRA連勝中のエーシンモアオバーでした。
【レース回顧】浦和ダ2000m 晴
スタート良くポートジェネラルが出て外からスマートファルコン。内のエーシンモア
オバーは出負けも、内から押し上げていきます。
外からスマートファルコンが1角過ぎて先頭に立つと、内2番手がエーシンモアオバー。
隊列は縦長。テスタマッタも2番手集団。
向正面で2番手集団が前に取り付き、ブルーラットが外からまくりで前に。3角で
ブルーラットが先頭に立つと、スマートファルコン後退。大外からルースリンドと
テスタマッタがまくりで前進。
直線ではブルーラットが後続を引き離すと楽楽ゴール。2着にも最後方にいたルース
リンドが末脚を伸ばしてゴール。JRAの人気馬は3着にテスタマッタが入るのが
精一杯でした。
【ハロンラップ】重 前61.5-後65.6 △5-▼2-△4平坦戦
12.2-11.3-12.2-12.5-13.3-12.9-12.8-13.3-13.1-13.5
完全な前崩れ。飛ばしたJRA2頭の最後の脚が42.2と42.8。普段ではあり得ない
上がり。
昨年スマートファルコンが勝ったラップは
12.1-13.0-11.9-11.8-13.0-12.5-12.3-13.2-12.7-12.3
(前61.8-後63.0 △9-▼5-▼4瞬発戦)
一昨年コースを検討した時にこう書きました。
>スタートして250mくらいで3角に突入。ここで前にいるかどうか非常に重要。
>過去3年で2回も逃げ切りがあるように、一旦隊列が決まると6回もコーナーを回る
>ので途中仕掛けは難しい。どこかで動こうとしてもずーっと外を回されるのでスローで
>ダンゴ状態のまま4角へ。
スタートして250mで3角突入。今回最初の3角から4角にかけてのコーナーの1Fが
11.3秒(昨年は13.0秒)。最初のコーナーを回るところが今回の最速ラップ(爆)
遠心力に逆らってスピードを上げるので、馬にかかる負荷も高かったと思います。
最後方にいたルースリンドは脚を溜めて向正面かららくらくまくり。うーん、岩田騎手と
中館騎手の意地がこの結果を生んだのかも(涙)。
秋華賞はスローの逃げ切りでしたが、今回は逃げ馬2頭のつぶし合い。これも競馬だけど
予想は難しいなぁ~(T T)
【予想結果と上位馬回顧】
1着 9番ブルーラッド 牡3 54 戸崎圭太 足立勝久 02:07.1 39.6 4人気
2番手集団を追走。向正面で先団の後ろにつけると3角てまえからGOサイン。
まくって前を交わして3角先頭に立つと、そのまま後続をつき離して直線。
後は残り220m。余裕を持ってゴール。
これで南関東の重賞3連勝。力をつけてきました。敵失はあったにせよ、ペース
を完全に読んだ戸崎騎手の腕が光りました。
2着 10番ルースリンド 牡8 56 石崎隆之 矢野義幸 02:07.5 39.3 5人気
最後方追走。2角過ぎてもまだそのままだったが、向正面からぐんぐん前に
出て行って、3角手前では先頭集団にとりつく。そこから大外をまくりで直線
あっという間に2番手まで進出。そこから脚色衰えず2着でゴール。
どう考えても、上位2頭の競馬が普通の競馬か^^;
3着 5番テスタマッタ 牡3 56 C・スミヨン 村山明 02:07.9 40.4 3人気
2番手集団追走。スタンド前で先団にとりつくと、2角過ぎて内4番手まで
進出。4角でまくっていくが(前が下がった?)最後の脚は残っていなかった。
スミヨン騎手にペースを読めというのは酷かもしれないが、この馬の末脚発揮
ができず残念。
5着◎2番エーシンモアオバー 牡3 54 中舘英二 沖芳夫 02:09.5 42.2 2人気
スタートで遅れたが、2の脚で内から前に進出。(これが今回のペースを作った
元凶かも^^;)
ハナはとれず、スマートファルコンの外2番手追走。3角で外から勝ち馬が
来て手が動くが、余力はなく直線後退。
ハナを奪わないと厳しいとかいう問題ではなく、競馬にならなかった。
これがトラウマにならならといいのだが・・・
7着 8着スマートファルコン 牡4 57 岩田康誠 小崎憲 02:10.0 42.8 1人気
外からスタート良くでたが内から来るエ-シンモアオバーにハナを取らせないよう
コーナーで被せてハナを取る。その後は・・・エーシンにぴったりつけられて
自滅。
仕方ないと言えばそれまでですが、人気の逃げ馬2頭は要注意なのは昔からの格言(?)
ですなぁ~。後は騎手の思い・・・それはわからんぞっ!
2003年秋の天皇賞でローエングリンが逃げたのをちょっと思い出しました。