良馬場の中、第34回帝王賞が大井競馬場で行われました。一番人気は交流重賞の鬼
スマートファルコンが1.2倍と被った人気となりました。
【レース回顧】大井ダ2000m
スマートファルコン好スタート。続いてマグニフィカも前に。エスポワールシチーは
内に入れず、外から前に進出。
1角でスマートファルコンが先頭。続いてマグニフィカ、エスポワールシチー、
バーディバーディの4頭が先団。そこから大きく15馬身以上はなれた後続集団という
体制で向正面通過。1000m通過59.8秒
後続を前4頭が離したまま3角へ。3角過ぎからマグニフィカとバーディバーディは
鞍上の手が動くが、前2頭は持ったまま4角へ。4角出口からエスポワールシチーが
追い出し。スマートファルコンは直線入り口からの追い出しで2馬身差。2頭の
一騎討ちと思われたが、直線でスマートファルコンが後続をどんどん離し、結局
2着となったエスポワールシチーに9馬身の大差をつける圧勝。3着には、最後に
エスポワールシチーに迫ってきたバーディバーディが入線。人気どおりの決着となり
ました。
【ハロンタイム】良 前59.8-後61.3 ▼1-▼13-△8瞬発戦
12.2-11.0-12.0-12.3-12.3-12.6-12.7-12.6-11.3-12.1
すべてスマートファルコンがが叩き出した数字。最後の2ハロンで11.3秒
12.1秒では、とても後ろは届かない。恐るべし
レコードとなった昨年暮の東京大賞典は
12.2-11.1-11.5-12.2-11.9-12.1-12.1-12.3-11.9-13.1
前半が速過ぎで、最後は13秒台が出ています。今回はそれに比べればまだ余力が
あったということでしょうか。
【予想結果と上位馬回顧】
1着◎6番スマートファルコン 牡6 57 武豊 小崎憲 02:01.1 36.0 1人気
スタートで少し勢いつけると後は持ったまま先頭に立つ。そのまま直線に
入って追い出すと、後続をどんどん離して終わってみれば9馬身差の
圧勝。昨年の東京大賞典に続いて素晴らしいパフォーマンスを示しました。
本当に強くなったと思います。砂のサイレンススズカと言う人も現れて
います。鞍上武豊だしね^^;。でもスマートファルコンは、スマートファルコン
です。秋に強いところを見せてほしいし、来年はドバイにぜひ行ってもらい
たいなぁ~。
2着 11番エスポワールシチー 牡6 57 佐藤哲三 安達昭夫 02:02.9 37.6 2人気
スタートで内に入れず、外をそのまま走らせ1角で内に入れて3番手追走。
3角過ぎて前のマグニフィカを抜いて2番手進出。4角出口から追い出して
前をとらえようとしたが、直線では差がついてしまった。
勝ち馬が強すぎてこの馬の良さが見られなかったのは残念。最後迫ってきた
バーディバーディに抜かせなかったのはG1馬の意地か。
前走のかしわ記念も3着だったし、本調子ではないのかもしれない。
3着 1番バーディバーディ 牡4 57 松岡正海 池江泰寿 02:03.1 37.4 3人気
少し押して前の集団に取りついて4番手追走。3角過ぎて追い出し。勝ち馬
には到底届かなかったが、2着のエスポワールシチーには1・1/2馬身
まで詰め寄った。長くいい脚を使えたので、今後も長距離では楽しみに
なった。
【その他】
武豊騎手がウイニングランで、スタンドに向かって何度も拳を上げていました。
武豊騎手にとっても本当に嬉しい勝利だったのでしょうね。秋には人馬ともに
大活躍してほしいです。