カルト結婚式
whatsman@nnncult結婚式@20150222について、とにもかくにも当日を振り返る。この日、エースは熊本、カイマは福岡、そしてDJ集団:カラーズの親玉DJタカヤは沖縄から参加。ってことで、エースが空港などにより、みんなを乗せて北九州に到着。俺は小倉駅で合流した。上記のとおり、エースは熊本からなので、時間的に披露宴からの参加となった。12時過ぎには、ホテルに着いたものの、得意のウダウダで、気がつくと遅刻直前。「遅れていくのが、HIPHOPの基本。 ギドラ入り、って奴ですよ」@カイマなど、非常識なことを言い出すので、俺が一喝し、どうにか開始時間に間に合う。披露宴は、なかなかいい感じやった。司会を担当した、スモーキンのクワマンが想像をはるかに超える出来で、正直あせった。こんな席でふざけた司会をしてたら、マジで台無しになる、という心配をよそに、かなりしっかりとしたプロ顔負けの司会進行を披露。すげえ。それと兎に角圧巻だったのがエースの写真撮影。マジでシャッターチャンスを逃さん。ケーキ入刀など、ことあるごとにサササーっと前に駆け込み、群がる新婦友人たちを押しのけ、最もいいポジションで写真を撮ってくる。で、聞いてもないのに、「バッチリです」@エースと、満面の笑み。このように書くとエースが一流のカメラ、つまりは一眼レフ等の高級なヤツをもってそうだが、ただのiphoneのカメラ。しかもiphone4。画質がクソ悪い。タカヤが何気に撮ったiphone6の方がよほどいい写真になっとる。今後、この行動が終日繰り返されることをこの時点では誰も予想だにしてない。「どうした? 雷電。顔が青いぞ」@男塾定番シーンばりに、NNNの一行の顔が青くなることになる。とにもかくにも、笑いあり、涙ありのいい披露宴が終わり、俺らNNN+タカヤは二次会を辞退し、ホテルに戻って、3次会でのライブの打ち合わせ。スタジオに入る案もあったが、「俺、スピーカーもって来ましたら。 大丈夫ですよ」@エースの一言で、ホテルでの打ち合わせが決定。で、エースの持ってきたスピーカー。見た目もさることながら、音がクソ小さい。マジでクソ小さい。たぶん、スピーカーを挿さない方が音が大きいんやねえか、って疑うレベル。あまりに音が小さいため、歌う方も内緒話のような声。あまりに音が小さいので文句を言うと、「俺はDJやけん、 みんなと違って耳がいいんすよ。 この音の大きさで、ちょうどいいぐらいですね。 DJは耳が命やから、俺らは 男塾の羅刹がやったような修行をしてますもんね。 黒闇殺(こくおんさつ)の修行ですよ。 タカヤくんもやってますよね、ねぇ?」@エースわけの分からん話を急に振られたタカヤもポカーン状態。マジで意味が分からん。ちなみに、こくおんさつとは以下のことらしい。**************黒闇殺(こくおんさつ)まったく目のきかぬ闇夜や暗い屋内での殺傷を目的とした暗殺拳。この修行方法としては目隠しをして禅を組み、他の者に針を地に落としてもらい、その気配を察知することから始める。始めは耳元から、だんだん距離を遠くし、最低でも十M離れた距離から針の気配を察知できねばこの拳は極められないという。つまり聴覚視覚など五感はもちろん、大切なのはその場の空気の微妙な動きを読む研ぎ澄まされた超感覚を養うことにあるのである。 民明書房刊『世界の怪拳・奇拳』より**************10メートル離れたところで落ちた針の音を聞き分けるとは、マジで半端ねえ。つうか、こんな修行をする前に、ライブの曲順を覚えることに力を注いで欲しい。今回も痛恨のミス。マジで恐ろしい男よ。ちなみに、10メートル先で針を落とすのは、「いつも、お父さんに頼んでます」@エースとのこと。親も泣きたいやろう。とにかく、このクソ小さい音で練習していたんだが、「ちょっと、いいっすか」の掛け声と共にここでもエースの写真撮影会が開始。「タカヤさん、もうちょっと右につめてください」など、指示を出しながら、タイマーで撮影するSKILL。しかも何てことない絵図。で、練習の話も書いておこう。まぁ練習といっても、上記のとおり、ブツブツRAPでの練習。当然、座ったまま。立つといえばライブを見てくれた人は分かるだろうが、ステージ途中のきめポーズakaフリーズの練習ぐらい。このポーズには、カイマネントがクソ拘ってくる。「アシュラマンとサンシャインが 地獄のコンビネーションを決める前のポーズで ぶっ決めましょう」@カイマなど、いちいち元ネタが古いものを提案してくるがなんのことか分からんので却下。最終的には、「マリオとルイージが 腕を組んで立つ雰囲気を出しましょう」@カイマということになり、当日のあれが決まった。その後、晩飯を食べに小倉の街へ。だれが、どの店を選ぶか、でとにかく慎重。だれも意見を言わん。なぜか。のちのち、この先10年くらいは「あいつがあの時選んだ店はマジで最悪やったやろ」の陰口を確実にたたかれるからにほかならん。で、結局、当たりさわりのない焼き鳥屋へ。ここでは、終始、90年代HIPHOPとさんぴん世代の話。その後、現場へ。親不孝最前線クルーのライブを堪能。昔と比べて、それぞれのスキルがクソ高い。マジでラップが巧いのが多い。その中で圧倒的な存在感を放ったのが、北九州の雄、KK。キャリアも長く、ナオヤのアルバムに参加してたしで、以前からその名は響いてたんだが、あの余裕あるRAPはマジで圧巻やった。音源もさることながらライブの余裕具合、声のとおり具合、スキルフルに乗せる言葉などかなり高いレベルにおる。興味のある方はぜひ。で、俺らのライブ。これまで声を張って練習してないし、基本、俺は声が小さいのでライブのときは、だいたいライブの時は、俺のマイクのみ、少し音量を上げてもらうんだが、今回はリハもなく、ぶっつけ本番だったので、このような言い訳のもと、俺的には出来がよくなかった。特に前半は、声の出し方を忘れとったので、クソ変な感じになってた。自分でようわかっとる。が、全体としては、構成を含め、まぁよかったんやねえか。あと、客の大半が、俺らのことを暖かく見守ってくれてる感じだったのでどうにかやりきることが出来たってところか。ライブ前には、披露宴にどうしてもこれんかった小野GODが意地で駆けつけてた。小野の義理堅いところは圧巻よ、マジで。その後、得意のウダウダを出していると、ナオヤの友達が話しかけてきてくれた。詳しくは書かんけど、その熱い気持ちは十分に伝わってきた。その思い、ゼッテーにやめんな@さんぴん。HIPHOP的な視点をいえば、自分が何者で、何を代表してて、誰に向かって、何を表現したいのかここさえ抑えとけば問題ないハズ。がんばってください>ニケくん。ライブの後のウダウダ時もここぞとばかりにエースが記念撮影。ここまでの流れをみて、完全に、分かった。エースは、「思い出」がクソ好き。そのこと自体よりも、「思い出」が好きなわけよ。人間交差点の何巻か忘れたが思い出作り症候群、の名の下に海外旅行とかにクソ行くOLの話があったかと思うが、まさにエースはそのOLと同類。「思い出」への熱い思いがマジで半端ねえ。思い出を光らすために写真のアングルとかにもクソこだわる。iphoneなのに。「ヤマギワくん、もっと右に寄らんと写真に入らんやろっっ そのあたりは、こっちが指示せんでも自分で考えんと駄目やろっ」@エース「そんな逆光じゃ、思い出にならんやろっっ。 こっちこっちっ」@エースなど指導がマジでクソ厳しい。マジで「思い出」に対する思い入れが半端ねえんやろう。あまりに酷いので、「お前、マジで「思い出がいっぱい」やの」@俺など揶揄すると、本人は逆にまんざらでもないようで、何を思ったか、「エースのiphoneの中に~ エースの~ 想い出が いぃっぱい」@エースの替え歌を鼻歌で歌いだす始末。それを聞いたカイマとエースの会話。「エースの~、っておかしくないかね? そこは、俺の、とかでええんやない? 2回も、エースの、って出てくるのは変やろ」@カイマ「いやいや、カイちゃん、 俺の~、じゃ誰か分からんやろ。 俺の作った歌やけ、 やっぱ俺の名前を出していった方が 間違いないけんね」@エース「いやいや、エース君、 それ、エース君の歌やなくて H2Oの替え歌やろ。」@カイマ「いやいや、サンプリングしただけで、 誰の歌かといえば、俺の歌やろうね。 サンプリングはHIPHOPの基本やろ。」@エース「たしかに、そうやね。 こりゃ、一本とられたわい」@カイマ「はははっははははっ」@二人「なら、俺の場合も作るしかないね。 ただ、カイマネントのアルバムの中に~ って言いづらいよねー」@カイマ「カイちゃん、そこは 大田のアルバムのな~かに~ やろ」「かー、その手があったかー。 さすがやね、エース君」@カイマ「はははははははっははっ」@二人マジで馬鹿なんやろう。さっと書いたが、実際はこの会話が20分ぐらい続きよった。マジでクソどうでもいい。こんなんやけ、NNNは何年たっても確固たる地位を気づけんのよ。マジでいい加減にして欲しい。とにもかくにも、こんな感じで、この日は終わった。ナオヤ、ユカさん、結婚おめでとう。末永くお幸せに。ではまた。ピース。