ストリート・オーディションの残党
whatsman@nnn今から24年前。俺は17歳、高校2年生。当時の高校生で、ちょっとでもモテたいような連中は、こぞってバンドを組んだ。また、ダンス甲子園(@元気TV)の大ブームのまっただ中であり、おしゃれな連中は、ストリートダンスに走った。そして俺。同じ中学だったミヤ、ハマと同じ高校のイケダを誘い、結成した。4人組のコント。その名を「アベベ」。地元の商業施設の代表格、シーモールで開催された、第1回ストリートオーディションに参加。歌、ダンス、お笑い、なんでもござれの大会。カラオケを熱唱する女やバナナのたたき売りを披露する爺さん。そこに紛れて、アベベが参戦。バリバリのコント。転校生のツッパリの物語。高校2年生が考えるめちゃくちゃなコント。結果は、当然のように敗戦。ちなみに、その大会で優勝したのがロンブーの田村あつし。この結果には、納得がいかん理由があるが、まぁそれはいい。そして、高校三年生。俺は、イケダと、第2期アベベに突入し、気合の立ち漫才@王道スタイル。ハマは、これまた同じ中学のオオニシ@水色の家とコンビを組み、フィッチャーリーズを結成。共に、予選を突破し、本選に臨んだ。結果は惜しかったが、優勝には手が届かんかった。ちなみにこの時、優勝したのがのちにコンビを組むことになるサトルのコンビ。どうでもいいが、この時は、どうかんがえても俺たちアベベが優勝やったといまでも信じとる。そうやろうが>サトル。この翌年の大会には、おれ、イケダ、ミヤの三人で参加。どうにか優勝を遂げた。ちなみに、この第3回大会にはハタヨークやイデマリコが参加してた模様。そして、第1回大会から24年が過ぎた。まったく頭にもなかったが、このストリートオーディション、ずっと続いてたらしい。で、何を思ったか、オリジナル・アベベのメンバー、ハマがピンで参加申請。結婚し、子供もいて、普通に会社員として働く男がマジで何を思ったか、としか言いようがない参戦。20年の時を超えて、まさかのピン。で、結果。意地を見せるも、予選落ち。勝てんことは分かってたかもしれん。クローズのワンシーン。坂東とヒロミのクダリを思い出すしかねえ。「どんなことがあっても手を出すんじゃねーぞ。 相手にとって不足はねえ。 オレがどれだけの男か、じっくり見せてやる。」マジで男を見せるがために、やったのかもしれん。同時に、今の自分がどこまでできるかそれを確かめに行った感さえある。「過去の栄光、すがる傾向」@社員ではなく、「まだ立ってるぞ」@IN THE BOGを出してきたといっていい。はっきり言って@三沢この戦い、勝敗は蚊帳の外。出たことに意味があった。マジでまだ終わってねえ。俺としても、「すげえな、この人は」@百万石の酒を出すしかなかった。にしても、ライブ前の緊張感ってやつを思い出した。あのピリピリ感や、直前に行われる気合入れの張り手。すべてが懐かしく、そして、奮い立たせる何かがある。これには反論もあるやろうが、個人的な思いとしては、素人がチャレンジするものとして、お笑いのハードルはクッソ高い。結果があからさまなのと、下手をすれば恥をかくリスクがかなり高い。音楽は、それなりにできとけば、はー、そんな感じねってくらいにはなる。が、お笑いは受けんかったら、即アウツ。気が付けば、変人扱い@カイジ。笑いへのチャレンジはマジで怖い。本当の瞬間@終わらない歌、と言っていいレベルで死ぬほど怖い。にしても、このストリート・オーディション aka SO。来年、まさかの25周年。まさかのオリジナル・アベベ復活か。もしくはサトルとPBKか。一番怖いのは、職場の同僚や幼稚園のママ友関連。見たよ、Wくんみたいなのがマジで一番怖い。それがなければ、いける気がする。が、上記のハマはそこを超えてきたんよねー。それだけに頭が下がるし、パワーをもらった。出演後の、やりきった顔、を俺は忘れん。41歳夏。まだまだ終わってねえ。いや、始まってもねえ@タケシ映画かもしれん。そういえば、エースが今年もスクラッチの大会に参戦する。あいつもマジで現役。まったく終わってねえ。ヤッチロの片隅で意地で立っとる。とりあえずは、N9Nの活動に力をいれるしかねえ。最後の一曲、現在、書き直し中>NNN各位もう少しで完成予定。ではまた。PEACE。