自主練社中
whatsman@nnnまたもセカンドアルバムの話。声をすべてとったが聞いていくうちに、ブレスのポイントやちょっとしたフローなど細かいところが気になりだす。そうなるとやはり我慢ならん。なぜ、そのようになったかといえばリリックの書き方に問題があったりもするんだが、いまさら、大幅に書き換えるのも大変なので、微調整後、やはり歌いこんで、どう歌うのが正解なのかを見つける必要がある。そのためにはとにかく声を張って、歌いこむしかない。が、どこでそれをやるか。こないだ、昼間の公園で、詩吟の練習するオッサンがおったが、あれはやばい。確実にみんなが見てくる挙句、ニタニタされる。職場の連中等に見つかろうもんならマジで目も当てられん。気がつけば変人扱い@カイジ確定やろう。そんなもんは家でやればいいという意見もあろうが、防音設備があるはずもなく、外に漏れまくる。そうなれば、隣の家の旦那さんが大きい声でブツブツ言いよる。大丈夫かね、あの人はになるにちがいねえ。またも変人扱い。そもそも家で大声でRAPなどしていたら嫁さんに、怒られる。かといって、大声で練習せんと仕上がらん。そこで見つけた新技。自主練車中。亀山社中(@竜馬)のような響きだが、読んだまま。車の中で練習する。かといって、家の駐車場じゃ、ご近所さんの噂が三里を走る。ってことで、先日より、夜中、子供を寝かしつけたあと、嫁の了承をとり、IPHONEにインストをいれ、またメモ帳にリリックを落とし、車のエンジンに火を入れた。人気のない場所、かつ不良がたむろわない場所を思い浮かべ、車を走らせた。まずは大きな公園の駐車場。そして、M-1等の漫才練習の定番の場所、漁港周辺。暗闇の中、エンジンを切り、潜むようにラップの練習。人が来ないかにも意識を配りながら、闇の中、大声でラップ。物音を察知する必要があるため、イヤフォンは方耳だけに指すスタイル。まさにDJ。モニターならぬ、物音を聞き分け、ピッチを併せていく。ここにもHIPHOPの要素がマジでくるとは天性のB-bOYか。暗闇の中、方耳イヤフォンでIPHONEを見ながら人が来ないか、何度も確認しつつ大声でラップする。途中、何度か俺は何をしよるんか、という自問自答。が、人の見てないところで技を磨くのは王道の渋いスタイル。練習なんかしてませんよ、みたいなそぶりで、手は素振りのしすぎでマメだらけ。皮がむけて血が出よる。これがHIPHOPじゃなくてどうするんか。気がつけば、小一時間が経過。カラオケで一時間、ぶっ通しで歌うことを想像してもらえばわかると思うが、マジでクソ疲れる。腹から声を出すので腹筋さえ痛い。のどがうなりよる。これは人も来んやろ、みたいな感覚になり、気分も乗ってきた際は、もう手の動きつきで練習。まぁ自然と手は動くが。とにもかくにも、この自主錬社中なかなかいい。マジでお奨めしたい。仕事のストレスなども同時に吹き飛ぶ。しかも疲れるのでぐっすり眠れる。そして、ラップが巧くなる。要注意なのは、人に見つからんようにせんといけんこと。警察に通報される可能性もある。まぁ警察が来たとしても、ラップしてましたを出すだけやけど。相手も、ポカーンかもしれんが。そんな感じで、N9Nのアルバム、第二幕。もうじき開演です。ではまた。ピース。