カテゴリ:薬膳 茶膳
食材の値段が高騰しているなか、如何に節約し、栄養を摂取するか、また、できるだけ調味料も少なくし健康を維持するかなどは、誰でも考えなくてはならないテーマです。
私は日本と中国を往復する生活をしていますので、日本と中国の状況しか把握できないのですが、中国北京はもちろん、全国的に物価の上昇が大変深刻化しています。 野菜サラダを1品作ろうとしたら、普通に1000円以上はかかってしまいます… さて、保存がきき、経済的な食べ物と言えば、カップ麺やレトルト食品、ペットボトルを思い浮かべる方が多いと思いますが、まずは、本当にこれらを必要とする人たちに譲るとして、みんなが普段の生活でカップ麺類ばかり食べると困る人たちがたくさんいるということ。 ここでは、材料の品質などについて問わないことにして、今だからこそ見直したい食材について書きたいと思います。 1、保存料も使っていない保存食とは? 2、冷蔵庫がなくても保存できるものとは? 3、栄養が豊富で、殺菌や抗菌などにも役立つものとは? 4、飲料としてだけでなく、食材としても使えるものとは? もうお分かりですね。 正解は、お茶で~す。(やっぱり…) もっと言うと、ヨモギ、バジル、菊などのハーブ類などもそうです。 日本のお茶産業は、世界的にみると、成長してきているように思えますが、日本国内では決して楽観的ではありません。 国内消費は、圧倒的にペットボトルが多く、嗜好品としてはコーヒーや輸入紅茶にまだまだ負けています。 また、放射線物質の問題により、海外からのキャンセルも相次ぎ、さらにマイナスイメージがついてしまいました。(ピンチ) この3週間で、私が日本国内で、急いで仕入れ注文したものは、京都と滋賀の無農薬の国産煎茶1000gと紅茶500g、福井県の無農薬コシヒカリ玄米30キロです。 お茶は軽くて、保存が効くため、中国にも持って帰ることができますし、料理に使いますので、大変重宝します。(あくまでも自分用です) 玄米も、玄米スープにしたり、炊いて食べたりと大活躍してくれます。 無農薬玄米は、通常の玄米と比べると、5倍以上値段が高く、有機玄米などに比べても2,3倍はします。 しかし、こういうときこそ、国産を支えてあげたい気持ちでいっぱいになります。今後、土壌に放射性物質が検出されたとなると、そこの農家はさらに困難な状況に陥ってしまいます。ですから、買えるときには、できるだけ買ってあげたほうがよいのです。 私達もお茶や茶器などの販売を行っていますが、資金が苦しくなると、なんとか在庫を売って、少しでも資金を作ろうと努力するのです。 では、何故お茶をお勧めするのか。 1、お茶飲料として飲む 2、茶葉を食材として食べる 3、茶殻は、掃除に使ったり、煮だてて、嗽用に使う 4、何と言っても経済的 2~4は、まさに一石三鳥です。 目的は、 1、日本のお茶を見直すきっかけになる 2、お茶の効能により病気も予防できる 3、茶農家(ペットボトル用ではない)を応援する 4、お茶の品質向上に貢献する 現在、日本の慣行栽培のお茶には、大量の農薬と肥料が使われておりますが、それは、日本の市場がそのようにできているからです。 私達消費者がちゃんと安全性について考えていけば、農家もきっと消費者のために変わろうとしてくれるのです。 野菜が足りない時や、彩りに欠けると感じた時に、お茶を常備しておくととても便利です。 豆腐をところてん風に。 緑茶の粉末と抹茶を入れましたが、もっと色を付けてもよかったかなと思います。 卵、味付きチリメンジャコ、無農薬煎茶一煎出し茶殻を混ぜて焼き、半生の状態の時に味付け海苔を乗せ、火を切って、くるくる巻いて出来上がり。 風姿花伝北京では、2008年より茶葉料理教室が始まりましたが、いろいろな茶葉、茶油を上手に使うことにより、より美味しくヘルシーにいただくことができるのです。 料理の内容は、ほとんどが中華料理ですので、油っぽさを感じず、調味料もほとんどいらない料理に皆様驚かれているようです。 今年のロンジンの生葉が届きました。少しずつ、酸化発酵して赤くなってきていますが、香りは花のような香りで、自然の恵みをいただく喜びを感じます。 日本での4月のお茶会では、薬膳に引き続き、茶膳+お茶会で、いろいろお茶レシピをご紹介しようと思います。 皆さんも、緑茶をもう一度見直してみませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年04月02日 13時16分56秒
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