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カテゴリ:科学本
「複雑系は、いつも複雑」逢沢明(稲垣耕作)(現代書館)
面白い!カオスの縁、複雑適応系の先端の内容がここまで分かりやすく書いてあるなんて。実は「複雑な、あまりに複雑な」というタイトルの本(カオス理論中心)の姉妹編らしく、そちらも読みたくなった。 さて犬耳行こうか(何日かかかりそう) P25 概算で地球上の有機物の量を見積もると1.8x10^42分子になるそうだ。単純な仮説で地球がもし完全にランダムな世界だとして、地球上の全分子が毎秒一回ずつ化学変化を起こして、どんどん他の物質に変化しつづけたとすると46億年で1.8x10^60種類の分子ができることになる。この数、とてつもなく大きい数字に見えるかもしれないがさにあらず、と。1.8x10^60~2^200、つまり200ビット。さらに漢字一文字を16ビットで表現するならこれは12.5文字分。「地球上には生命が誕生した。」我々の生命はその程度の存在なのか?生命誕生は確率的にはほとんどあり得ない現象なのか?今後の展開が楽しみな出だしである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月15日 11時42分10秒
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