カテゴリ:職人の技
今日は、いよいよ完成内覧会。 その前に照明器具を設置し終えておかないと!ということで、 昨夜の内に私が自作した間接ブラケット照明を設置しました。 これ、外壁材に使った30mm厚の無垢板や、 内壁材に使った12mm厚前後の無垢板などの余り材をもらっておいて、 ソケットとLED電球を仕込んだ至ってシンプルなもの。 それを書斎と寝室以外の居室7か所に据え付けました。 夜くつろぐときには、直接電球が目に入らず薄暗く落ち着くようにというコンセプト。 同様のコンセプトの照明器具は照明器具メーカー各社から市販されていますが、 シンプルに替えがきくこと、家と同じ天然無垢材でできていることという私の考えから、 ホームセンターで手に入る20W型LED電球(2.0W電球色)とレセップソケットと、廃材とで自作。 故障する箇所はどこにもないし、 LED電球でなくても従来の白熱電球も使えます。 素人造作で武骨ですが、点けていないときは目立たないし、 夜も我ながら結構いい感じです。 そして今朝。家具職人さんがキッチンの吊戸棚を持って来ました。 造作キッチン流し台は10/19に据付けが完了していたのですが、 吊戸棚はその後も打ち合わせを重ね、ピッタリ今日の内覧会に間に合いました。 棟梁・大工さんと一緒に3人がかりで据付け。 針葉樹の杉と違って広葉樹のレッドオークは、けっこう重いのです。 このあと、吊戸棚の上に間接照明、下に流し元灯を設置すれば完成です。 家具職人さんの提案で、引戸はラタン張り。 網なので、中が見えそうで見えず、通気性は抜群! 中は、下段は内寸確保のため敢えて背板無しにしてあり、 土漆喰壁が露出しているのがまたいい感じ。 棚の前端には飛び出し止めが付けてあります。 2018.6.18に大阪府北部地震で震度6弱の直撃を受けて食器棚から食器が飛び出した経験から、 ここはこだわりどころです。 家具職人さん直々に水回りの無垢板の手入れ方法を教えてもらっているうちに、 内覧会1組目のお客様が来られました。 昨夜は雨になっただけに天気が心配されましたが、日が射してきました。 そして今日は日暮れまで、6組のお客様をお迎えすることができました。 みなさん一様に関心を持たれていたのが、金物を使わない本物の木組みの伝統構法。 そして床下、石場建てです。 実際、石場建てで近年新築された家は、大阪では片手に満たないのではないでしょうか。 滅多に見られない貴重な機会です。 そして、「石場建て」や「木組み」というキーワードで検索して、私の ブログから日伸建設の今回の企画に辿り着いたという方が思いのほか多く、 本当にありがたいことです。 こんなにマイナーな石場建て伝統構法に関心を持ってくださっている方が こんなにたくさんいらっしゃるのが意外で、驚かされます。 今は法の壁があって建てるにはハードルが高いですが、 ぜひ家づくりの選択肢として広がってほしいものです。 百聞は一見に如かず! 明日も内覧会。まだ若干空き枠があるようです。 予約制ですが当日も受け付けているそうですので、この機会に是非どうぞ。 日伸建設:072-892-5230(小西:090-3261-7795)
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最終更新日
2020年11月28日 22時19分03秒
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