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2007.04.18
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カテゴリ:猫周辺
 ここ数日の首都圏はひどく寒く、今日など2月下旬並みの気温とか。油断していた私は暖かかった先週末にガスファンヒーターをしまってこの陽気に大弱りなので、明日から沖縄で温まってきます。
 で、留守中見ていただくよう、こんなものをアップして参ります。

 加藤楸邨句集『猫』 1990年5月 ふらんす堂

(画像で句集の下にあるのは、書肆アクセスのフェアの冊子です)

 これも以前ご紹介した『沖縄猫小』と同じく、神田神保町の書店「書肆アクセス」で発見。どうも私は沖縄に行く前に「アクセス」に行きたくなる習性があるのでしょうか?
 それはともかく、このたびは、まず入って正面の平台にあった、クラフト紙に墨色もくっきりと猫のイラストが印刷された冊子が目に付きました。「あのしなやかでスレンダーな猫はスタンランでは?」と手にとって見れば、やはりテオフィル・アレクサンドル・スタンラン。

 冊子の内容は、『石田千が選んだ書肆アクセスの二十冊』というもので、『漫文漫画』(大杉栄/望月桂著・黒色戦線社刊)、『おやき56の質問』(柏企画 編・刊)、『総武流山電鉄の話』「町民鉄道」の60年(北野道彦著・崑崙房刊)など、思わずうなるセレクトのコアでレアでディープな20冊の紹介なのですが、中に「俳句と猫の本」という項目が。
 そのラインナップもグレイトで、『エハイク』(吉田戦車・フリースタイル刊)、金子兜太句集『黄』(ふらんす堂刊)、そして件の『沖縄猫小』(写真・文 上西重行・ボーダーインク刊)とともに挙げられていたのが、この本だったのです。
 生成りの地に薄墨の猫の線画、金の箔押しの書名。それがグラシン紙に包まれた、繊細な美しい佇まい。挟みこまれた栞には谷川俊太郎の詩があり、跋文は石寒太。うーん、ゼイタク。手練の俳句書版元ならではの、うっとりする本作りです~。

 私も、中身を読むのは沖縄から帰った後のお楽しみにとってありますが、「節気の猫句会」にご投句下さる皆様にもぜひお教えしたく、縷々書きました次第。中から、今日の東京の気候ぴったりな一句をご紹介しておきます。

猫が嗅ぐ寝がへる鼻の春寒を

 版元のサイトからも購入できますが、東京に来られる方は書肆アクセスさんで20冊の他の本もご覧になるのをお勧めします。だって『おやき56の質問』なんて、「おやきに56もの質問? 一体何を」って、知りたくなりますでしょ。『エハイク』も立ち読みして吹き出し、咳払いのフリをしてごまかしましたし。ほんと吉田戦車って天才ですね。各書を推す石田千さんの文章も面白いです。

(上記、関係先に事前の断りなく画像やリンクを入れているので、問題あったら外しますね~)





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Last updated  2007.04.18 15:26:13
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