|
カテゴリ:インドネシア
久々にシリーズ(?)「インドネシア アチェでの2年間」の更新です。
2008年12月から…。 この頃には、カウンターパート機関のボランティア活動も本格的に動き出していました。 ボランティア。。とは言っても、無給ではなく、有給で有る程度の責務を持っている活動体であることは、以前の日記に書いたとおりです。 さて、この週はボランティアさんたちより、「Personal Hygiene Kit Distribution(衛生キットの配布)を行いますから、来てください」とのこと。キットの内容などは、以前から話し合っていました。私は大体、物を買うときとか、お金のかかることには煩いけれども、やり方については結構お任せ。。という人だったので、「お、そうか、(本当に)やるのか」という感じで見に行きました。 とある村での配布活動の様子。 住民の出席率は、これまでになく、よい。やっぱり各世帯が対象になると、関心も当然ながら高くなります。いわゆるバラマキでしょうが、バラマキはいまや世界の潮流(?)ですよね。 こちらが配っている内容。 歯ブラシ、歯磨き粉、爪きり、石鹸、洗剤。。などが見えます。 住民にとっては見たこともない…ということは決してないのですが、買物としては、プライオリティが低く、使ったほうがいいのは知っているけれども、あえてあんまり使わない。。というのが歯ブラシや爪きりのようです。こうして「もらって」「使ってみて」使い続けてもらうことが目的です。 こうしたボランティアさんたちの活動をわりと放任にしていていたのは、第一に私の属していた団体とカウンターパート団体の関係性からして、私がいちいち指示を出すのはちょっと難しい構造にあったこと、またやり方として、人に指示されて完璧に行うのと、自分たちで考えてそこそこのものにするのだったら、後者のやり方の方が、本人たちには楽しいし、持続性もあるのではないかと考えていたからです。(あと、まあ、忙しくて後回しにしていたというのもある。) …だけどもさー 彼らの配布活動を見に行って、びっくりしたのは、本当に「配布」しかしていなかった…!ということです。配って、さようなら。住民も、あれーこれで終わり?という感じ。 おいおいおいおい。。 せっかくこんなに住民が集まっているのに、言うことないの?なんかスピーチでもしたら?配るだけでいいわけ?? と言うと、おおそうか、という感じで、早速スピーチをしてくれました。 これは別の村ですが、スピーチの様子。 しゃべれ、というと、即興でわりとまともなスピーチができちゃうのが不思議なところです。できるならやれよ~最初から、という感じですが。 日本人だと準備は万端で、肝心のスピーチでこけたりして…。インドネシア人は結構人前でしゃべるのに慣れているというか、好きみたいですね、注目を浴びるのが。 こんな感じで始動し始めたボランティア活動ですが、あぶなっかしいながらも、この後、だんだん良くなっていったような気がします。それはまた別の日記で。。 ちょっと宣伝。 11月14日にBS朝日で関連の番組をやるとか。私は観れないのですがー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[インドネシア] カテゴリの最新記事
|