カテゴリ:老人医療・介護
義母の調子がどんどん悪くなってきて、もしもの場合のことを私たちは考え始めた。
インフルエンザの流行で敦賀に行けなくなった頃、うちの家は、10年ほど前から、冠婚葬祭のS社の会員になっていたので、もしもの時にどうしたらいいか聞きに行った。 敦賀までの距離は約200㎞。敦賀で亡くなった場合、ドライアイスを積んで往復して遺体を運んでくるだけで、20万円以上かかると言う。もう積み立ても終わっているけれど、試算してもらったら家族葬でもかなり費用が掛かる。別の家族葬専門のセレモニーホールにも聞きに行ったら、そこも運んでくるだけで費用は同じくらい。 いろいろ話を聞いていると、遺体を運ぶとそれだけ日にちもかかるし、火葬場などの手続きも大変そうなので、現地で葬儀を済ます方がいいのではと思えた。 そしてネットで見つけたのが「小さなお葬式」その頃は、テレビでCMもしていなかった。 葬儀場を調べたら、敦賀のセレモニーホールも提携しているようなので、早速資料を取り寄せて、入会金を払った。入会金は、500円ととっても安かった。 3月に敦賀に行った時、義母の施設に寄った後、小さなお葬式と提携しているセレモニーホールに寄って話を聞いた。提携しているだけで、もしもの場合には小さなお葬式の係員と打ち合わせをして決めるのだと言う。遠方なので、到着するまでの間預かる遺体安置所もあると言う。ほっと一安心で、敦賀から帰ってきた。 その年の4月2日に、娘がイー君を出産し、とても忙しい日が続いた。 その頃の日記にこんなことが書いてある。 5月5日で96才になった敦賀の義母も、調子がよくない。 足の部分に、ちょっと壊死した部分があり、 4月18日に緊急でダンナが呼ばれ、 老健施設から同じ建物の中の治療病棟に移動した。 もう老健に戻れることはないだろうと言われ、衣服を持って帰ってきた。 5月2日にダンナと二人で行って会ってきた。 3月の末に行ったときは、手を握ると笑顔で嬉しそうにしたのに、 今回は無表情。誰かわからなくなっているみたいだ。 手の甲も腫れてむくんでいるのが気にかかる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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