マンションの管理費
「マンション管理費 住まぬ人に増額 適法」 という最高裁の判決があった。マンションの管理を住んでいる人に任せて、賃貸に出している人は何もしないのは不公平だ。 だから、割増の管理費を支払え。マンションの管理規約をこのように変更した可否が、最高裁まで争われたものだ。どういう内容かというと・・・マンションの所有者が管理組合を構成して、マンションを管理するのだが、そこに居住しないで賃貸に出している所有者は、管理組合の役務をしていないから、マンションに住む者と賃貸目的で所有する者との差が大きすぎる、だから、割増の管理費を支払って欲しい・・・という要求だ。月額2500円の管理費増額を最高裁まで争った、非居住者。信じがたい考えだが、最高裁はまともな判決を下した。「管理会社まかせにしないマンション管理」 にあるとおり、賃貸目的でマンションを所有する人は、それ相応の負担をすべきなのだ。最高裁の裁判官は、この本を読んだに違いない。