●ドバイへの送金にご注意!
本日は、 ・土曜に大急ぎで手配した合同会社が設立登記完了したかの確認 ・新規のお客様からのお問い合わせ(個人事業、相続対策) ・地方公共団体さまからの受託業務というかんじで過ごしておりました。いや~すごい雨でした さて今回は海外送金にまつわるトラブルのお話。 さいきんは海外に銀行・証券口座を持っている方もふえ、国際送金も個人レベルでも活発になってきたようです。いわゆるキャピタル・フライトというヤツでしょうか? アラブ首長国連邦のドバイも証券取引が活発になってきたようで、ここの口座に送金される方もおおいみたいですが、ちょいと気を付けておいたほうがいいかもしれないお話。 ドバイに米ドル送金すると、送金が途中の中継銀行(コルレス銀行)でストップするトラブルがたまにあるようです べつに悪いことしてるわけではないんでしょうが、なぜでしょう?ちょいと国際送金の仕組みをお勉強してみましょう。 日本のA銀行がドバイのB銀行に米ドルを送金するとき、いちいちA銀行が市場からドル買ってきて、それを航空便でB銀行に送る・・なんて面倒くさいことはしません。 多くの場合、中継銀行というものを使います。 たいていは送金する通貨の属する国の銀行をつかいます。(この場合はアメリカですね) はい、ここでアメリカのC銀行登場。 A銀行はC銀行にA銀行名義の口座もっています、B銀行もC銀行にB銀行名義の口座もっています。それぞれの銀行は、ドル預金者のお金を預金者に代わってまとめてC銀行に入れているわけです。 そこで送金者から、米ドルの送金依頼があるとC銀行のA銀行名義口座からB銀行名義口座に資金が移動します。(これをカバー資金といいます) まあこれが中継銀行の役割なんですが、ややこしいのは米ドルとイスラム圏の相性が悪いこと。 イランの核開発疑惑で一部送金目的(核開発関連等)が送金規制リストに入っているため、送金銀行・中継銀行ともこの取引には目を光らせています。 とくにドバイは対岸イランのエージェントが制裁のがれで多く潜伏しているようで、米国の中継銀行での再チェックのため送金がひっかかることがよくあるようです。 別に裏ワザおしえるワケではありませんが、ユーロとか日本円とか米国を経由しない送金ならトラブルに巻き込まれるリスクも少ないのでは・・と思う次第であります。 では! 新規会社設立|税務会計顧問業務|相続税(申告・対策)|社会福祉法人会計(新会計基準対応)|マンション管理組合|医療法人会計|学校法人会計|宗教法人会計|NPO法人会計