テーマ:猫のいる生活(138820)
カテゴリ:ネコ
犬と猫の飼育頭数が逆転しつつあり、マスコミは「猫ブーム」だと騒いでいますが、トキソプラズマには注意しましょう。 たまに猫のニオイを好む人がいますが、高い確率でトキソプラズマに感染していると思われます。 トキソプラズマはネコ科の動物に寄生して繁殖する原虫ですが、猫自身は感染しても病的な症状が出ません。 しかし、他の動物が感染すると、トキソプラズマ症をひきおこす可能性があります。 ほとんどの場合、発症しても軽症なので、感染したことに気付かないと思います。 ただし、妊娠中にトキソプラズマに初感染した場合、胎児が先天性トキソプラズマ症を発症するおそれがあります。 また近年は、トキソプラズマが感染した動物の脳機能に影響を与えることもわかっています。 感染したネズミの脳が猫の尿のニオイに引き寄せられるように改造され、猫に食べられる確率を上げてしまいます。 トキソプラズマは猫の体内でしか繁殖できないので、ネズミを操ることで繁殖する機会を得ます。 猫もトキソプラズマのおかげで、餌であるネズミを得ることができるので、一種の共生関係にあります。 人の場合、トキソプラズマに感染した男性は、猫のニオイに好意的になってしまう場合があるようです。 ただし、女性が感染した場合の結果は逆とのことです。 複数の芸能人が猫の尻のニオイを嗅いで喜んでいるのをテレビで観たことがありますが、いずれも男性でした。 問題なのは、感染することで、人の性格が変わったり、事故に遭いやすくなる可能性があることです。 血液型がRhマイナスの男性が感染すると、感染していないRhプラスの男性より6倍も事故に遭いやすくなるとのことです。 私はRh+の男性ですが、猫の尿のニオイは大嫌いで、尻のニオイはかいだことすらありません。 そもそも、犬に比べて猫は体臭がほとんどないので、善し悪しの対象になること自体が不思議です。 それだけ感染者は猫のニオイに敏感になるのでしょうか。 ちなみに、ある線虫もフラミンゴとの間で、同様な共生関係にあることがわかっています。 この線虫は感染した本来無色のプランクトン(熱帯魚の餌「アルテミア」別名「シーモンキー」)を赤く染めます。 さらにプランクトンが集団を作るように操ることで、フラミンゴに食べられやすくします。 フラミンゴは赤い色のプランクトンを食べて体色を赤くすると繁殖に有利になります。 そして、線虫はフラミンゴの体内でしか繁殖できません。 アニサキスやエキノコックスなども最終宿主(クジラ、キツネ)に有利になるよう進化している可能性があります。 いずれも人が感染すると悲惨な結果になるので、トキソプラズマと同じく、迷惑な話なのですが。 (お知らせ) noahnoah研究所は、2016年2月から"http://ito.o.oo7.jp/nnl/"がメインサイトになりました。 これまでの"http://homepage3.nifty.com/nnl/"は、2016年9月29日にサービスが終了します。 ミラーサイト"http://freett.com/nnl/"は、2016年3月31日に廃止されました。 お手数ですが、ブックマークを"http://ito.o.oo7.jp/nnl/"に変更してください。 → 伊藤@横浜のROOMへ行く → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)の画像および文章は、出典元を示していただければ、私に事前許可を得ることなく、引用していただいても構いません(出典元を示さず盗用しないようにお願いします)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.05.28 22:52:08
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