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昨日は、1日雨でした。
仕事で垂水に行く用事がありました。 電車で行けば楽ですが、面白く無いので、通勤リードで出撃しました。 西宮から須磨までは、阪神高速の下を走るR43で西進しました。 内側車線を走ると、高速道路が傘の代わりになって、濡れません。 快調に走りながら、そういえば阪神の震災の時、この高速は横倒しに倒れてたんだなあと、感慨にふけりました。 用事を終えての帰り、行きに見えてた高層マンション群のあるところに寄り道しました。 神戸長田・・・震災の時、一面焼け野が原になったところです。 昔ながらの低層地区に、再開発で、高層マンションが数棟建ちました。 行きの雨の中、それの高層階が霧に隠れて見えませんでした。 よくTVで紹介されていた長田の市場のアーケードを見てみました。 自転車やバイクがアーケード入口に停められ、お買い物のお客さんがたくさんでした。 そして、長田駅前広場に・・・巨大鉄人28号が、雨の中右手を斜め上に伸ばして、頑張っていました。 10年後も、ここで頑張っててほしいな。 前の日曜日を前にして、次男から母の日プレゼントが届きました。 「ピンクの紫陽花」です。 家内は大喜びで、食卓に飾り、続いて玄関に飾っています。 去年僕が父の日プレゼントでもらった「盆栽の松」と並ばせて、記念ショットを写して、次男に送っていました。 何にも言わないのに、ありがたい事です。 「来月の父の日に、また盆栽が送られてくるんじゃない?」と家内。 「え~、去年の盆栽はギャグやろ」と僕。 親父がいなくなって、庭の手入れが僕の仕事になったけど、基本趣味ではないし。 草花や樹花を愛でるのは、人並み程度だし。 息子たちも、父親が和服着て盆栽いじってる姿なんて想像できないと思います。 去年、盆栽が送られてきたとき、「あいつ~」って笑ってしまいました。 その時、頭に浮かんだのは、波平さんの姿。 僕は、頭のてっぺんに髪の毛1本・・・にはなりたくないなんて。 こうやって、我が家も僕ら夫婦が親から世代を継いだように、次世代にバトンタッチして行くのだろう。 我が家も、阪神高速同様、あの震災のえらい損害からなんとか持ち直すことができた。 東北も、10年後、新たな顔をして蘇っているでしょう。 唯一の不安要素は、原発。 どこまで被害が広がるかわからない。 原子炉に注入した水の相当量が行方不明だそうな。 海に流れだしてるのは明白。 さらに、原子炉核燃料が今のままおとなしくしてる保証はない。 内側から高温で格納容器を壊して露出する勢いで進んでいると、僕は思ってる。 半径30km圏内退避で済むのか? チェルノブイリの先例を考えると、最低数十年は立ち入り禁止です。 こんなことが各地の原発で起これば、日本という国が存在できなくなりそうだ。 事故を制御できないような技術を、僕らは使ってはいけない。 多くの生命が、脈々と世代交代を繰り返してきた地球、今その将来のキャスティングボードを握ってるのが人間。 牛だって馬だって、猿だって鹿だって、細菌さえもみんなつながり合って共存してる。 避難地域におられた方の無念さを思うと心が痛む。 先祖代々耕してきた農地を捨てる人も多いだろう。 我が子に、それを渡せないんだ・・・ 我が家の本家が、その地域に指定されたら、どんな気持ちになるだろう。 指定地に田舎があって、都会で暮らす人も多いだろう。 今度の原発事故で、トレジャーハンターの映画で主人公が発見するスーパーパワーを持つ禁断の箱を元の場所に戻すシーンが脳裏に浮かびました。 スーパーパワーを、元の場所に戻す時期なのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/05/12 05:31:39 PM
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