夕方帰宅すると、巣箱がまるで「ひげ叔父さん」状態になっている。よく見ると、底板に水跡らしきものがあり、指にとってなめると甘い。どうやら状況からみて巣落ちしたらしい。急いで、入り口の蓋を開けてみると、案の定。
夕闇も迫っているし、今から、やれることは限られている。落ちた巣を取り除き、蜜でベトベトになっている底板を洗って、巣箱から溢れ出した蜂たちが巣に戻れるようにしてやらねばならない。昨年採蜜をしていない強勢群の巣箱で、落ちた巣板も5〜6枚。充分に貯蜜されているので、その重量もかなりある。女王蜂が無事であればいいが、そうでない場合はこの強勢群が仮に巣箱に戻ったとしてもいずれは消滅する。
とりあえず落下した巣板は取り除いたが、暗くなってきたので、ちぎれた巣がどういう状態で天板に残っているのか、残っていないのか、確認できない。強勢群なので、巣のまわりに貼り付いた蜂たちの数も尋常ではない。ちりとりで救っては入り口に運んでみるが、なかなか入って行かないところをみると、やはり女王蜂がいないのではないかと思われる。
この暑さで、採蜜を延ばし延ばしにしていたのが、裏目に出た。まぁ、しかたがない。女王蜂ごと逃げだしてくれれば、まだ越冬の可能性もあるが、明日の朝、どうなっているか・・・
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