勇たんさんのコメントへの回答
私の5月20日の記事にコメントがありました。題名は「コンパクト思想は非人間的な管理思想」です。初めは、誤解、曲解もはなはだしい、と思いましたが、半面では、5ヶ月も前の記事にコメントをもらえて嬉しいような気もします。今もコンパクトシティについての私の考えは変わりありません。誤解を解いていくのが私の使命だとまで感じます。コンパクトシティの伝道者になることにしました。最近、新聞に福田首相が200年もつ家を研究する会の会長だったか、なんだったか、そんな記事を読みました。記憶があやふやですみません。その記事は、なんと福田総理は地味なことに首をつっこんでいたのでしょう、みたいな書き方でした。日本では住宅の寿命は30年ぐらいで非常に短い。それに対して、西欧では100年、200年ともつ。日本では建物の建っている土地より更地の方が価値が高いが、西欧では逆だ。その辺のことに福田首相は関心があるようでした。きっと総理はコンパクトシティの思想にも共鳴してくれるのではないか、記事を読んで、私は直感しました。古い建物を、補修を繰り返しながら、大事に使っていく。それが西洋流のコンパクトシティに通ずる考え方なんですね。そして、中規模な都市でも路面電車などの公共交通が発達していて、市の中心部でさえ、それほどクルマが多くない。道路にクルマがあふれかえっていて、歩行者は歩道だか、自転車はどこを通ったら分からないような狭いところに追いやられる、日本の地方都市とは大違いな訳です。日本は車会主義の国と言っていいと思います。