391307
HOME \| DIARY \| PROFILE	【フォローする】【ログイン】

【節操】ハビット＆アジャスト〜個人的な人生攻略法〜

【毎日開催】

15記事にいいね！で1ポイント

10秒滞在

いいね! --/--

次の日記を探す

おめでとうございます！
ミッションを達成しました。

※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。

Profile

小二津健葉

フォローする

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Rakuten Card

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

やすじ2004@ Re:【11/8】リラックス＆リセット。帰宅後ルーティン。(11/08) こんにちは、今日もお疲れ様でしたこの…

やすじ2004@ Re:目標管理の意義(04/20) こんにちは！！今日は休日ですゆっくり…

やすじ2004@ Re:少し冷めたから書いてみる(04/08) 今日もお疲れ様です明日もぐずついた休…

やすじ2004@ Re:【NBA】ｺﾞｰﾙﾃﾞﾝｽﾃｲﾄWarriors 2/18時点～2022-2023～(03/19) こんにちは、お疲れ様です花見ができる…

2017.05.08

【故事＆NBA】進む世代交代 ~観察眼と工面力~

テーマ：スポーツあれこれ(11026)

カテゴリ：・運営論＆選手ドラマ

【新品】【本】呂氏春秋　〔呂不韋/撰〕　町田三郎/〔訳〕

　こんばんは。最近、古代中国の戦国時代に活躍した呂不韋という人物を知ったO・D・Oです( ゜o゜)。その呂不韋が残した名言として「奇貨、居くべし」というのがあります。「掘り出し物だ、買っておこう」という意味になるとのことです。この言葉を聞くと、NBAで長年強豪であり続けるｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursが頭に浮かびます。
　つい先日、playoff二回戦を戦っているｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursにｱｸｼﾃﾞﾝﾄが起こります。長年ﾁｰﾑの中心選手であるTony Parker選手が試合中に左足の負傷により今年の残り試合の出場が絶望的になりました。ﾁｰﾑの司令塔であるTony Parker選手がいなくなった事でｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursの今年の優勝は厳しくなったかな、と思っていたらそこまでﾁｰﾑ内は悲観的では無いそうです。確かに司令塔が離脱した事は大きな痛手です。が、現在次第にﾁｰﾑの中核はKawhi Leonard選手に変わりつつあるそうです。厳格で知られるGregg Popovich監督ですら称賛しているKawhi Leonard選手。それに加えてTony Parker選手離脱後の試合で活躍したLaMarcus Aldridge選手もﾁｰﾑに馴染みつつあり、ｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursは着実に世代交代を進めつつあります。
　今思えば、昨年引退したティム・ダンカンから真っ先にエースの座を受け継いだのはTony Parker選手でした。元々Tony Parker選手はﾄﾞﾗﾌﾄ指名では全体29位とそこまで評価は高くなかったです。ただｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursの首脳陣はその潜在能力を見抜き、ﾙｰｷｰ時代からTony Parker選手をじっくり育てて次代のﾁｰﾑの中核にまで成長させました。そして現在はKawhi Leonard選手がその座を引き継ぎつつあります。Kawhi Leonard選手もﾄﾞﾗﾌﾄ指名順位は15位と特別高い期待を周囲から持たれてはいませんでした。が、ｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursはKawhi Leonard選手の試合や練習への取り組み姿勢を高く評価。始めはﾃﾞｨﾌｪﾝｽ重視の選手と知られていたKawhi Leonard選手も気付けば立派にﾁｰﾑのﾄｯﾌﾟｽｺｱﾗｰへと変貌していました。もし特段Kawhi Leonard選手に対して指導や役割付与などをしていなければ、あのままﾃﾞｨﾌｪﾝｽの上手い選手止まりだったかもしれません。ですが、ｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursのGregg Popovich監督はKawhi Leonard選手に対して高い期待を込めて様々な事を要求し、結果Kawhi Leonard選手が見事それに応えました。そして現在、Kawhi Leonard選手は既にｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursの次代どころか現代を担う中核選手と相成っています。そうなれたのも、ﾁｰﾑの首脳陣のｽｶｳﾃｨﾝｸﾞ能力に加えて段階を踏んだ役割付与や指導を的確に行った為だと思われます。
　冒頭で話した呂不韋も、自身が見込んだ"王様の子の一人"を最終的には"一国の王"に引き立てる働きをしました(その王様の名は後年、歴史の教科書でも出てくる『始皇帝』となりました)。普通では不可能だった事をやり遂げられたのは、その身の回りを様々な工作により整え、順当に王になれるよう工面した為です。ｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursが長年強豪でいられるのは常々次代を担う選手を発掘して育てていったからです。何となく、この両者は似ているような気がします。
　人の成長や将来性を見抜く観察眼やｽｶｳﾃｨﾝｸﾞ能力、引き抜いた人物や選手を成長させる環境を整える能力。この二つの要領を掴む事で、たとえ内部の人や選手が変わろうとも、その組織や集団は長い間安定し続けられるのではないでしょうか。勿論その要領を掴むには様々な経験や努力が必要です。ただ、一度要領を掴んでしまえば後はやり続けるだけで自ずと結果として表れてきます。観察眼と工面力。この二つを駆使してｻﾝｱﾝﾄﾆｵSpursが何時まで強豪であり続けるのか、その運営手腕を今後も見続けていきたいなぁと思っています。
　今回の記事は以上で締めます。ここまで読んでいただきありがとうございました(^人^)