★Cチーム便り★(番外編)
先日のコーチ会議で、今年からのルール改正の話がありました。その中で話はワキにそれ、「テイク・ワン」や「テイク・ツー」の話になって、これが大変勉強になりました。野手のエラーによるボールデットは基本的にすべてテイク・ツーなんですね。Cチームの試合ではよくありますが、例えば内野ゴロをファーストに悪送球してボールデッドゾーンに入った場合、「エラーで一塁セーフ+ボールデットになったのでもう一つ進塁」で、バッターランナー二塁へ、と考えがちです(私だけ?)。これが全く違いました。そのプレーが始まった時点では、バッターランナーはどの塁も占有していません。つまり、ホームにいるわけです。ここからの一連のプレーでボールデットが起きたため、バッターランナーにはテイク・ツーが言い渡され、「ホームから数えて2つ」のセカンドに行けるというわけです。おお、目からウロコ。レフト前ヒットでボールがセカンドに帰ってきて、バッターランナーが一塁をオーバーランしている場合。セカンドがこのバッターランナーをアウトにしようとするプレーにおいて一塁暴投が発生し、ボールデッドになると、このバッターランナーは占有していた一塁ベースからテイク・ツーとなり、三塁に到達できます。ただし、このレフトゴロを(バッターランナーが一塁に到達する前に)レフトが直接一塁に悪送球すると、ボールデッドになっても二塁までの「テイク・ツー」となるわけです。(トッパ審判員、合ってますか?)ちなみに、投手に起因するボールデット(ワイルドピッチやけん制悪送球)はテイク・ワンです。ただし、プレートを外したけん制球は「野手が投げた」ものと同等とし、テイク・ツーになります(塁審はプレートを外したかどうかをちゃんと見るのが重要な仕事だそうです=球審からは見えにくいため)。ふむふむなるほど。「プレート外したら野手だからテイク・ツー」とはよく聞いてましたが、ようやく本当の意味がわかりました。でもCチームの試合で厳密に適用するのって難しそうだ。