テーマ:好きなクラシック(2327)
カテゴリ:コーラス
公演番号:123/ロシアの森のファンタジー~家族で楽しむ日本語オペラ 日時:2016年5月3日(火・祝) 13:30~14:30 会場:東京国際フォーラム ホールB7 入場料:¥2,800(S席11列目) 曲 目: 林光:オペラ「森は生きている」(特別カット版) 出演者: びわ湖ホール声楽アンサンブル ピアノ:渡辺治子 演 出:中村敬一 感 想: 「森は生きている」はロシアの児童文学作家サムイル・ヤコヴレヴィチ・マルシャーク作の戯曲を林光が日本語オペラ化したもの。 オペラシアターこんにゃく座によって今も全国で上演が続けられている。2012年びわ湖声楽アンサンブル公演があり好評だったため、今回LFJで聞くことに。全曲で2時間以上あるようだが、今回LFJ用に1時間にカットされている。 舞台中央に白いグランドピアノが鍵盤側を客席に向かって置かれ、ピアニストは客席に背を向けて、指揮者がいないため、舞台側を見て、歌手に合わせての演奏。 衣装は白の上下に、役に合わせた被り物や羽織ものを付け、演じていた。大掛かりな舞台装置は無く、小さなソリ程度。学芸会風だが、作品の音楽の世界を表現出来ていた。 Sop3人、Alt、Ten、Bas各4人の15人編成。女王や総理等の個別役と12人の妖精、廷臣の役を兼ねて演じ分けている。 びわ湖ホールでは合唱以外にもオペラの個別役も歌っており、B7ホールのロビー・ギャラリー仕様超デッド音響の中でも、皆さんよく声が通り、ハーモニーのバランスも良い。日本語の発声にも気を使い、言葉も明瞭だった。 今回副題に「家族で楽しむ日本語オペラ」と書かれていることもあり、未就学の子供も多くいたが、皆さん最後まで静かに座って聞いており、大人の咳払いや鞄の鈴音等の方が煩かった位。興味を持ちやすい作品のためでもあるが、普段からの躾でしょうね。 機会があれば、全編を聞いてみたい Cont. ホールEキオスクコンサート アンサンブル・プログレス(木管合奏)ハルモニームジーク 日時:2016年5月3日(火・祝) 15:00~15:20 会場:地下展示Eホール 入場料:無料(正面下手側に立って鑑賞) 曲 目: モーツァルト:オペラ《魔笛》ハイライト 感 想: 木管合奏による魔笛の演奏。オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2にコントラバス1が入った編成。 序曲から始まって、鳥刺しの歌、パパパの歌等、木管だけでも結構楽しめる。アンコールは夜の女王のアリア。モーツアルトの凄さを感じた。 Cont. 時間が空いたので銀座方面へショッピングした後、再度ホールB7へ。 公演番号:125/自然へのオマージュ~文学と音楽の至福の出会い 日時:2016年5月3日(火・祝) 17:00~17:45 会場:東京国際フォーラム ホールB7 入場料:¥2,800(S席7列目) 曲 目: プーランク:7つの歌 ドビュッシー:シャルル・ドルレアンの詩による3つの歌 ラヴェル:3つの歌 ヒンデミット:リルケの詩による6つのシャンソン フォーレ:魔人たち(ジン)op.12 フォーレ:ラシーヌの賛歌 op.11、 出演者: ローザンヌ声楽アンサンブル 指 揮:ダニエル・ロイス ピアノ:サイモン・サヴォイ 感 想: 今回からミッシェル・コルボは来日せず、指揮者は2015年からローザンヌ声楽アンサンブル芸術監督のダニエル・ロイス。 時間となり(ベルではなく鳥の声が入る)合唱団登場。前列上手Alt7人(カウンターテナー2人含む)、下手Sop6人、後列上手Bas6人、Ten6人の37人編成。 指揮者登場し音叉で音を取ったあとハミングで音出し。今回はフランス語の近代詞に曲をつけた合唱曲でまとめ、終わりのフォーレ2曲以外はアカペラの演奏で実力が直ぐに分かる。 1曲目のプーランク7つの歌は、日本の上手い合唱団で時々演奏される曲。和音がどんどん変化し難曲との印象だったが、ローザンヌが演奏すると、その和音が明快で、初めて作曲者の意向が分かった気分に。アカペラにおけるバランスの重要性を改めて認識した。 ドビッシーとラヴェルにはAlt、Sopのソロが入るが、どちらもよく通る声で素晴らしい。 フォーレの2曲は、Altカウンターテナーで歌っていたサイモン・サヴォイがピアノを演奏。プログラム掲載の順番とは逆にラシーヌ賛歌を最後に演奏。名曲を余分な抑揚を付けず、美しい音楽をそのまま表現しており、完成度の高い演奏を聞くことが出来た。 本日の鑑賞は終了し、帰宅へ。明日も行くことに。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.05.12 20:09:10
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