テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:オペラ
鑑賞日:2024年3月3日(日)14:00開演 入場料:2,000円(E席/ 5階L2列) 【主催】(財)東京二期会、(社)日本演奏連盟 2024都民芸術フェスティバル 参加公演 フランス国立ラン歌劇場との提携公演 東京二期会オペラ劇場 楽劇「タンホイザー」 台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー (パリ版準拠(一部ドレスデン版を使用)にて上演) 全3幕(ドイツ語上演/日本語字幕付) 会場: 東京文化会館 大ホール スタッフ 指 揮 :アクセル・コーバー 演 出 :キース・ウォーナー 演出補 :カタリーナ・カステニング 装 置 :ボリス・クドルチカ 衣 裳 :カスパー・グラーナー 照 明 :ジョン・ビショップ 振 付 :カール・アルフレッド・シュライナー 映 像 :ミコワイ・モレンダ 合唱指揮:三澤洋史 音楽アシスタント:石坂 宏 演出助手:彌六 舞台監督:幸泉浩司 公演監督:佐々木典子 公演監督補:大野徹也 合 唱 :二期会合唱団 管弦楽 :読売日本交響楽団 キャスト ヘルマン :狩野賢一 タンホイザー:片寄純也 ヴォルフラム:友清 崇 ヴァルター :前川健生 ビーテロルフ:菅原洋平 ハインリヒ :伊藤 潤 ラインマル :倉本晋児→水島正樹 エリーザベト:梶田真未 ヴェーヌス :土屋優子 牧 童 :七澤 結 4人の小姓 :本田ゆりこ、黒田詩織、実川裕紀、本多 都 感想 2021年と同じ演出の「タンホイザー」が再演されるとのことで、安価席が取れたこともあり、上野のインバウンドの人混みを抜けて東京文化会館へ。 客席は1階左右と後部、2、3階にも空席多く、7割程度の入りか。 3年前は新型コロナの影響で色々と制約があり、影響がなくなった状況での公演をとの希望も再演された理由の一つと思われる。 指揮者は前回来日できなかったアクセル・コーバーが登場。バイロイト音楽祭でも振っているようで、オーソドックスなダイナミックスとテンポで安心して聞くことが出来た。 オケピット内の人数制限もなくなり、安定した演奏。読響はセバスティアン・ヴァイグレが常任指揮者になってから、ドイツ物は演奏機会も増え、ホルン始め異音もほとんど無くワーグナーの音楽を楽しめた。 合唱の方は、歌としては良かったが演出が? 舞台上の制約も無くなったとは言え2幕の大行進曲「歌の殿堂をたたえよう」の歌が始まる前に女性たちが置かれた椅子の周囲を早足でひたすら回ったり、途中男性兵士たちが椅子を頭上に掲げて歌ったりとやたら意味不明な動きを加えられていた。 行進曲だからと言って無理に動かせる必要はなく、観客側も落ち着いて聞くことが出来ない。 あと演出の方は、前回同様ヴェーヌスと一緒に子供が出てくるが、意味不明なのは前回と同じ。 タンホイザー役は本日の片寄純也とダブルキャスト側がしばらく未定となっていたが、二期会会員ではなく海外からサイモン・オニールを招聘。 片寄純也は前回も同役を歌っており、前回のもう一人のキャストよりは歌えていたが如何にも大変そう。ヘルデンテノールは日本人には難しいのでしょう。 ヴェーヌス役の土屋優子、ヘルマン役の狩野賢一は良かった。 それなりにワーグナーの音楽を楽しめた公演だった。 4月に東京春音楽祭でヴァイグレ指揮の読響で「エレクトラ」(演奏会形式)が予定されており、今から楽しみに。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.06 15:59:37
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