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カテゴリ:映画パラダイス
広川太一郎さんが亡くなった。1940年生まれだから68歳・・。
ロジャー・ムーア、トニーカーチス、ディーン・マーティン、マイケル・ケインそれにジーン・ワイルダー、マイケル・ホイなどなど。 どこからどうみてもの2枚目とまごうことなき3枚目、どちらも広川太一郎なのが広川太一郎の異才たる所以でしょう。 広川さんというと思い出されるのがユニークな絶対言ってないことを通常の台詞の何倍も詰め込んだ吹き替え。 マイケル・ホイをふきかえた『Mr.BOO』シリーズの吹き替えは放送の度についつい観てしまうシリーズでした。 『ミスタービーン』なんかもともと台詞ないのに猛烈にしゃべっていたような・・。 作品としてはいかんともしがたい『クイーンコング』なんかはまさに広川太一郎のための広川太一郎によるワンマンショーでした。 アニメでいうとやはりキザな『ムーミン』のスノークが印象的で多分私の初めての広川太一郎 。面白いのはこのハナもちならない貴族意識のイヤな人間(カバいや妖精)であるはずのスノークがあまりに戯画化されて喜劇的である点。 このキザでイヤ、あるいは二枚目かつ喜劇的というのは広川太一郎イズムとよんでいいと思う。TVシリーズのアクションというより果てしなく喜劇な『バットマン』なんかもそうだしキザが笑いになっている『チキチキマシーン猛レース』のキザトト君もそうだ。 2枚目路線ならば『宇宙戦艦ヤマト』の兄・古代守や『キャプテン・フューチャー』。犬だけどTV版の『名探偵ホームズ』もそうですね。 ふと思ったんだけど・・・もし『宇宙戦艦ヤマト』が打ち切りにならず4クールをマットウしたとすれば広川太一郎の当たり役2枚目路線にキャプテン・ハーロックが加わっていたのかもしれませんね。 今ひとつ、『ルパン三世シークレットファイル』で観る事ができるパイロットフィルム版広川ルパンも「観たかった広川太一郎」といってよいかもしれないです。 あのノリのルパン・・・・山田康雄氏には申し訳ないけれど観たかった気がする・・。 心からご冥福をお祈り申し上げます・・なんて言っちゃってみたりして・・・寂しい・・。 空飛ぶモンティ・パイソン”日本語吹替復活”DVD BOX[7枚組] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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