|
カテゴリ:水彩画紀行
長崎はロマンチックな街だけど、 私には、つらい思い出がおおい。 長崎には、東高と西高と言う進学校があった。 ひとりだけ大村を離れて長崎に下宿して通った。 帰ったらポツンと灯りがひとつの淋しい下宿生活。 高校2年の時、父が事業の心労で40代で他界。 母親と子供三人が長崎に残った。 米が足りないと妹と芋粥を作った。 学校の成績も、30番くらいまで下がった。 志望の九大工学部は無理と言われ、 経済学部志望のクラスにまわされた。 ここまでは、辛い思い出ばかり。 はがゆいので理系クラスの参考書を買った。 塾に行くお金はない、一人で解いた。 そのうちに問題を解くのが楽しくなった。 出題した人との知恵比べのようだった。 卒業の最終試験で・・・びっくり。一番! 憧れの九大工学部を受験。 合格。 子供三人を苦労して育てた母親が、 一番喜んでくれた。うれしかった。 ひさしぶりの長崎南山手風景。 若いカップルが明治の衣装を借りて記念撮影。 1時間500円で園内を散策できる粋なはからい。 さわやかな仲良しカップルも。 父の仕事がうまくいかずに、いろんな辛い日々に悟ったことがひとつ。 悪いことが重なったときには・・・、 「最悪の悪い事態を想定して覚悟を決めること。」 「これ以上は悪くはならないとこまで、起こる前に覚悟を決める」と、 意外と心が楽になるようです。 さて、今日の一枚は、 水彩画 「南山手から見た稲佐山」 ひとりぼっちの高校時代、シュトルムの「みずうみ」や ゴールズワージーの「林檎の樹」を読みながら、 よく歩き回ったのがこの裏手の「聖母の騎士幼稚園」あたりでした。 デザイン・アート部門のプログランキングに参加中。 このブログが気に入ったら1日1回、 クリックして応援してくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[水彩画紀行] カテゴリの最新記事
|