780197 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

水彩画紀行  スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

水彩画紀行 スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

水彩画人 俊介

水彩画人 俊介

Freepage List

Spain Pilgrim road


SpainPilgrim road 2


スペインの西の果ての岬の町


スペインの忘れえぬ人々


スペインの忘れえぬ人々 続編


巡礼路で出会った人々


嫁ぐ娘への懺悔録


人の心は水彩画


ヨーロッパ世界の裏の恐ろしさ


嘘のような本当の話


イラクの恐ろしい現実


未来を奪われた子供たち


逆説「大好きなアメリカ人」


倉敷の美観地区と美味しい店


ユーモアのある家庭


シルクロード紀行


カスピ海の国アゼルバイジャン


アゼルバイジャンの女流陶芸家


シルクロードの悲劇


カスピ海の女人の奔放さ


ロシアの華麗なバレー団 TODES


ロシア料理店への招待


カスピ海の夏の海


アゼルバイジャン気質


不思議な少女との出会い


カスピ海美人に招待される


アゼルバイジャンの黄昏時


白いロールスロイスの花嫁


豊富な食材で料理を楽しむ


恋人たちの季節


テニストーナメント参戦記


カスピ海の夜の出会い


安くておいしいコーカサス料理


ある春の一日


俳句は詩的な日記帳


美しい言葉 風花


桜の城 高遠


俳句を始めたい方


短歌 青春挽歌


風鈴や亡き人影の窓よぎる


兄と妹の物語


父と娘の物語


青春の光と影 恋


神さまは存在する!


娘へ贈る結婚の言葉


モーツアルトが大好き


珠玉のモーツアルトの作品より


水彩画紀行


風の盆 越中八尾の美しい町


風の盆 妖艶な夜の舞


風の盆 深夜の町流し


Category

Favorite Blog

ムギセンノウ New! yhiro8888さん

慣用句「あ」202… New! 風鈴文楽さん

五島で一番眺望の素… New! カーク船長4761さん

『Wedge 2024年2月… New! Mドングリさん

デンドロビウム‣ノビ… New! NEXTPEAKさん

GWのお仕事 Temp sec-9さん

【今週の本棚】〜2/22 jiqさん

さくらの中の神戸ハ… 47弦の詩人さん

三文小説 mizu-sinさん
萌野の短歌日記 萌野さん

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2024/04
2024/03
2024/02
2024/01
2023/12
2010/04/01
XML
テーマ:旅の写真(3459)
カテゴリ:絵日記三昧


織田信長が、鉄砲隊で武田の軍勢を蹴散らしていた同じ頃、インドも

群雄割拠の戦国時代。攻め入る敵は象の大群を率いた10万の軍隊。

その敵に、僅か1万の軍隊で勝利を収めたアフガン出身の知将がいた。

朽ち行くままに

火縄銃や大砲火薬を用いて、敵を蹴散らしたインドの織田信長。

やがてパキスタンからインドまでを支配する帝国の勇猛果敢な始祖。

しかも詩人でもあった、ジンギスカン直系の5代目。その名はバーブル。

インドのムガール帝国は、呼称どおり「モンゴル人の帝国」でもあった。


水彩画  「石と煉瓦の城壁」



煉瓦の城

そのバーブルに仕えながら、反旗をひるがえした印度の明智光秀もいた。

無名の地方部族の息子だったが、行政手腕を買われて抜擢された、

「虎の王」シュール。バーブルの死後、その息子を放追、自ら王となる。

勝ち目がない数倍の敵陣へは密書をはなって撹乱。相互不信に陥った

敵陣は戦わずして崩壊。権謀術数を労する巨漢の策士家でもあった。


ムガール帝国の復活を阻止するため、アフガンと印度を結ぶ交通の要所に

彼が建てた万里の長城のような堅固な要塞。それがこのロータスフォート。


SANY6388.JPG


パキスタンの緑濃い美しい首都イスラマバードから1時間。

世界遺産でありながら、いまなお多くの人が居住する広大な要塞。

銃眼が並ぶ回廊、城壁を登ってくる敵に溶けた鉛や熱湯を流した樋。


銃眼

その堅固さゆえに、攻め込む敵はなかったが、虎の王は道半ばで死去。

石板の突き出た見張り台にこわごわ立つと、壮大さが一層迫ってくる。


銃眼に立つ


やがてムガール帝国は、7代目のアクバルによって再興される。


宗教、人種を差別しない賢明なアクバルの政策が効を奏し繁栄を極める。


水彩画   「石の要塞」


城砦風景


しかし日本が明治維新で近代化を図る頃、東印度会社の巧妙な術策で

遂に大国は崩壊、英国の植民地支配の基で長い辛酸の日々が続いた。

やがて、痩せた螳螂のような老人の偉大な思想で独立を果たすまで。


今日の一枚 「世界遺産  ロータスフォート」

城砦の中庭



デザイン・アート部門のプログランキング参加中。
クリックして応援してくださいね。


プログランキング







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010/04/02 12:46:21 AM
コメント(5) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.