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影丸@雑記帳

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2014年09月24日
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 今年2014年はマカロニ・ウエスタン誕生50周年だそうです。

「荒野の用心棒」(64)が日本で公開されたのが1965年12月。イタリアでは前年の1964年9月公開です。

 イタリア映画が西部劇を撮った初作品が「荒野の用心棒」というのではなくて、それ以前から、1960年代初めあたりからイタリアだけでなくイギリスや西ドイツも西部劇を撮っています。その意味では「荒野の用心棒」はイタリア製西部劇第1号ではありません。

 1965年6月に、12月の「荒野の用心棒」より半年早く日本公開されたイタリア製西部劇「赤い砂の決闘」(63)があって、これが「イタリア製西部劇日本上陸第1号」。
 しかし、この作品はまったく話題にならず、この6月時点で「マカロニ・ウエスタン」という淀川先生発案による呼称があったのか?、まだなかったのではないか。

 マカロニ・ウエスタンの特徴は「暴力と復讐のカタルシス」です。これはどなたも異論はないと思います。
 殺人とリンチと暴力。銃撃戦では硝煙があがって派手なガンプレイが繰り広げられる。決闘や撃ち合いシーンは本家のアメリカ製西部劇が忘れてしまった娯楽性で、それをイタリア映画が「西部劇ゴッコ」につながるような娯楽性をもって観客を喜ばせてくれた、それがマカロニ・ウエスタンです。

 だから、マカロニ・ウエスタンとしての第1号はやはり「荒野の用心棒」だということになるのでしょう。なので今年2014年は「マカロニ・ウエスタン」の50周年なんですね(日本公開が1965年12月だから、正確には来年ではないか?と思うのですが)。

 そんなわけで、50周年記念として発売されたDVDのひとつ「真昼の用心棒」を鑑賞しました。
 このDVDはレターボックスのシネスコで、ノンスクイーズ収録なのが残念。スクイーズ仕様にしてほしかったです。

 久しぶりに故郷へ帰った主人公トム・コーベット(フランコ・ネロ)が奪われた牧場と土地を兄と協力して取り戻す話です。主人公の牧場と家屋敷を奪ったのは町を牛耳るスコット親子で、親父は常識をわきまえた人物だが息子のジュニアのほうはイカレたキチガイ野郎です。

 獰猛な猟犬による人間狩り、搾取に堪えきれず町を出ようとした人を撃ち殺し、しつこいほどの鞭打ちのリンチ。これでもかというほどスコット・ジュニアの異常な残虐性を見せつけて、さらに主人公が散々に痛めつけられた末に、たまりにたまった復讐心をクライマックスの銃撃戦で爆発させる。
 極悪非道な悪党どもを撃ち殺すのに、なんのためらいも遠慮もいるものか。こういう映画が嫌いな人、凶悪な奴らにも人権がある、などとのたまう人は、見るべきではないのだろう。

 この映画は「東和(後の東宝東和)」が配給したもので、同社が配給したマカロニ・ウエスタンは「荒野の用心棒」以来「○○の用心棒」というタイトルが付けられるのが決まりのようになりました。これは「用心棒シリーズ」というのではなくて、ただ共通言葉というだけです。だれもシリーズだとは思わないだろうけど。

 ユナイト配給作品は「○○のガンマン」、ヘラルド配給作品は「○○無頼」、NCC(ニュー・シネマ・コーポレーション)配給作品は「○○のプロガンマン」など、配給会社はそれぞれの題名を付けて売り出しました。






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最終更新日  2022年09月09日 07時36分51秒
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