paseri部屋

「君たちに明日はない」（第5話）を観ました。

出演：坂口憲二，田中美佐子，堺正章，村田雄浩，麻生祐未，須藤理彩，

今度は、おもちゃメーカーでのリストラ。かつて大ヒットを生み出した開発者の緒方紀夫（山崎樹範）は、今や完全に会社のお荷物だが、彼の身の上とおもちゃへの情熱を知った真介は、緒方に辞めるな！と言い放つ。高橋は激怒するが、真介は自ら辞職を決める。一方、陽子は再就職も厳しく、鹿児島の実家に帰り、母（加賀まりこ）と頑固な父（山本學）の 姿にふれ、故郷へ戻ろうと決意する。


今回はおもちゃメーカーのリストラのはなしです。
この仕事に疑問を持ち始めている真介に新しいリストラの
仕事が。コンピューターゲームの部門に進出せず、従来のおもちゃ
開発を手掛けてきたメーカーですが、業績悪化から毎年リストラの面接
を繰り返してきましたが、対象者はのらりくらりとかわしてきたツワモノ
連中をリストラさせるのが今回の真介の仕事でした。

その中のひとり緒方も対象者のひとりでしたが、面接やその素性を調べていく
うちに、真介はリストラさせることができなくなり、会社に必要な人間と
言い放ちます。社長の高橋は激怒。リストラ請負の会社がリストラをすすめる
のが仕事なのにそれができないとはどういうことか。

一方、陽子は再就職ができず、一旦実家の鹿児島に向かうのでした。
そこでの両親をみていると、東京にいるより帰ってきたほうがいいと
判断するのでした。

真介は辞職を決意しているものの踏ん切りがつかず、高橋のアドバイスは
「今までのリストラを清算する意味でこの仕事をやめるか、今までのことを
糧に次に進むか。」真介にはあるときの陽子の言葉を思い出し、ある決意を
するのでした。

この時代の再就職はなかなかうまくいかないものですが、
それを、促す仕事とその仕事に対しての疑問から自らその道に
むかうといったいろいろな側面がみられるドラマです。
次回はいよいよ最終回、どのような展開でしょうかね。


　君たちに明日はない
　
　Tomorrow Waltz [通常盤] / 久保田利伸