のど自慢とエクソシスト
オリンピックの前くらいだったと思いますが、「題名のない音楽会」を見ていたら意外な楽器特集でチャイムをとりあげていた。日曜日の平和なお昼ごろの「のど自慢」ですねたしか合格すると華やかに鳴ります。残念だとカーンでしたっけ。ところでこれちゃんと名前があるって番組で言っていた。「チューブラーベル」あれ、この名前どこかで聞いたような?思い出した!このCD,タイトルが「チューブラーベルズ」でした。かなり昔のCDというかレコードでしたわ。マーク・オールドフィールドという方が作られたと思います。あるあまりにも有名な映画のサントラでもあります。冒頭の動画ですね エクソシスト!!これもう昭和生まれはほぼ知っていると思います。女の子が悪魔に憑りつかれて首は180度回るわ、目をひんむいて恐ろしい声で叫ぶわ、いきなり宙に舞うわETC 神父さんが十字架を手に悪魔と戦うのですね、とりあえず当時のVHSで見ましたが、もう助けてちょうだいーという感じでした。しかし、後に完全版が出たのですよ、見たら絶対後悔するだろうと思いつつ見てしまいました。こちらは女の子がブリッジしながら階段を上るという体操選手並みのワザを見せてもらいました。ところで当時マーク・オールドフィールドは駆け出しのミュージシャンで、映画のスタッフがたまたまレコードを見つけて使用したそうです。今では著作権やらなんやらで大変だと思いますが、このあたり時代ですよね。で、大ヒットして作者は喜んだのでないのーという事にはなりませんで、作者の意図とはまるで違うバケモノ映画に使いやがってーだったそう。作者は大草原をイメージした雄大なストーリーを思い描いたそうです。うーん、イマジネーションが貧困なせいか、大草原は思いつきませんな。夜、カバンを手にした神父さんがいかにも怪しげな豪邸の門の前でたたずむイントロダクションのBGMこそふさわしい音楽のような気がします。最も強烈なイメージが刷り込まれてしまっているのかもしれませんが。しかしのど自慢とエクソシストと全くジャンルの違う曲に使われるチューブラーベル。幅広いですよね。