ピアノ♪カフェへようこそ

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  ホッと一息

  気持ちいいところありますよ！と教えてもらったので、行ってきました。登戸です。駅近く、多摩川沿いの真新しいビルの屋上です。一階がノルウェー発祥のコーヒー屋さん、2,３階が古くからある日本料理屋さん、エレベーターですと４階になります。川風のガーデン多摩川が見渡せられまして、確かに川風が気持ちいい。ベンチがあってホッと息つけます。hphp

  2024.04.22

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• え？300円？

  いつもの生活圏にないせいか、３コインショップというのはあまり行ったことがないのですが、先日出先で見つけてついつい入ってしまいました。ミュージックマットですって！https://www.palcloset.jp/display/item/2325-TTNO01-000/?b=3coins一応鍵盤とドラム部分があって、ドラムスティックまであって300円？この何でも値上げの世の中で-と思いましたら値札を見て納得、2000円+消費税で２２００円でした。今は100均でも様々な値段ですものね。私達の時代はリズム音痴という人が結構いましたがこれからはやはり苦しい気がします。音楽はもちろんスポーツでも苦労するらしい。で、遊びながらリズム強化、2200円、どうでしょうか？

  2024.01.15

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  長く続きますように

  大人の生徒さんが、コロナ規制も終わったしとスポーツジムを、めっきり新しいビルが増えた向ヶ丘遊園あたりを散策していたら、最近できたビルで「銀座フォレスト」という上が居住区となっているビルへ出かけたそうです。こちらは１Fがドラッグストアと１００均、コーヒー屋さん、スポーツジムと飲食店が３F、で、２Fに「ピアノあったんですよ！」で、先日行ってまいりました。確かに２Ｆの多目的スペースの前、でも奥はパチンコ屋さんでした。パチンコ屋さんと言っても、昭和の大きな花輪と軍艦マーチがけたたましく流れているイメージでなく２重ドアの向こうにちんまりとありました。ピアノはアップライト、なんと相模原のメーカーだそうです。昨今、あまりいいイメージのないストリートピアノですが、集団でふざけて音を鳴らしたり、演奏可能時間や後の人を無視して弾きまくったり、SNS用の機材を持ち込んだりとかのマナー違反はやめましょうね。スポーツジムや買い物やパチンコ屋さん帰りの方が気楽に音を鳴らせるスペースとして長く続いてほしいと強く思います。

  2023.05.15

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  プリンセスもアップデート？

  最近たて続けにテレビの音楽番組でディズニーのプリンセス特集をやっていた。題材にされたのがプリンセス像の変化だ。何と戦前に作られたプリンセス第一号の白雪姫なんぞ、いじめられて仮死城代になっても王子様がきっと助けてくれるわーとの他力本願型？から次第に自分の意志を持ち、自分の生き方を貫くという新しい女性像へと変化していく。冒頭の動画は１０年近く前の「シュガーラッシュ・オンライン」もういったい何がプリンセスだかわからない。今回のオリパラで差別をなくす、LGBTの容認だのと言われてきたが、そのうち両性具有のプリンセスなんてでてくるかもしれませんね。ディズニーはちゃんと時代を先読みしていく、そういう意味で新作は注目ですね。話は変わるが、小澤征爾さんのご子息が結婚された、その時のエピソードがネットニュースで披露された。小澤さんの実家にご挨拶に寄り、カノジョの女子アナさんはピアノを披露したそうだ。世界の小澤の前でピアノ披露！！私なんぞは他人事でありながら驚いた(+_+)でも、この方オリンピックの司会で大チョンボしてもちゃんとやり抜いたそうなので、おおらかで自然体の方なのだろうな。超絶ヒットしたアナ雪でも♪レリゴーレリゴー　ありのままで♪なんて歌もありましたよね。ところで日本のプリンセスも注目ですね、どうなることやら

  2021.09.06

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  言葉にならない

  ラフマニノフの曲で「ヴォカリーズ」という曲がある。ヴォカリーズというのは母音のみで歌う曲で、歌詞を伴わない、昔の音楽の時間に発声練習をやらされた記憶のある方は多いと思う、あははは　ちゃんちゃん　あ＃は＃は＃は＃　ちゃんちゃんと半音ずつ上がっていく歌い方で、元々は声楽のトレーニングの一つであったらしい。ヴォカリーズの一種ですが、ブラジルの現代作曲家であるヴィラ・ロボスが「ブラジル風バッハ」という曲を書きましたが、こちらはソプラノと弦楽器数台で演奏される。​動画：ブラジル風バッハこちらの哀愁を帯びたバッハも素敵だが、稀代のメロディメーカーであるラフマニノフのヴォカリーズは群を抜いている、本当に落ち込んだ時にこの曲を聴くと、心に染みこみ、泣けてくるそうだ。土曜日の夜「クラシックの迷宮」というラジオ番組があるのですが、片山杜秀さんという​クラシック音楽の生き字引のような人がパーソナリティを務めていますが、最終的にはヴォカリーズになるのですが、言葉のない歌曲と言うことで、スキャットから導入していました。「ダダダ　ダバダバダ　ダダダ　ダバダバダ」というフランス映画の「男と女」の主題歌から始まり、なな何と、「シャバダバ　シャバダバ」の１１PMのテーマソングまで紹介されていました。昭和ですねー。言葉を敢えて用いない利点は個人個人の様々な思いを幅広く受け止めてくれること。感情によりそってくれることかな？昔。FM東京の深夜番組「ジェットストリーム」で城達也さんという極上の声の持ち主の方のナレーションで、「夜の静寂の何と饒舌な事でしょう」なんて素敵な番組がありましたが、言葉はいらないという感動の伝え方もあるのでしょうね。

  2021.07.05

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  ピアノでメッセージ

  今日はXマスーと言っても世の中は完全に歳末ムードです。たまたま行った100均ストアでは、ドーンと大掃除特集でしたよ。クリスマスソングは多々あれど、1番好きなのはジョンレノンの「ハッピークリスマス」です。クリスマス停戦なんて言葉もありましたが、今日のところは、とりあえずみんな仲良く平和にハッピーでありますようにーと素直に願いたいですね。ボスニアといういまだに分裂・紛争している国があります。先日、こちらのサラエボ市庁舎のピアノで、９歳から１５歳の子供たち20人による連弾がありました、みんな片手で参加したそうです。グランドピアノとはいえ、20人だと大変なことになります。これだあ。こちらは、いつまでも埒があかない情勢への抗議、そして平和・愛・友情のメッセージだそうです。​動画​東日本大震災の時、音楽家の方たちは自分たちの無力さに苛まされたそうです。確かに音楽ではお腹も満たされないし、瓦礫の山にはなすすべもない。でも、音楽を通してメッセージを送り続けることは可能であり、とても大事なことですよね。今年の10大ニュースにJアラートなんて物騒なものがあげられていた。戦争こそなかったものの、大きな災害に見舞われ、経済のどん底も経験した平成という時代もあと1年数か月。次の時代も平和でいてほしいと心よりお祈りいたします。レッスンはまだもう少しありますが、ブログの更新は今年最後です。よいお年をお迎えください。

  2017.12.25

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  長編

  NHKの海外ドラマ「戦争と平和」最終回まで見ました。こちらは英国のBBCが制作したそうで、評判は高かったそうです。ただ、やはり物足りなさは否めないのですよ、なにしろ原作が凄すぎる。かつて、無謀にも原作読破にチャレンジしましたが、新潮文庫版で多分２巻でリタイヤしました。登場人物が５００人以上というのに加え、やれ何とかスキーだの何とかノフだの、覚えにくい名前の洪水に、途中でワケわからなくなりました。やれやれ。ところで、今の若い子はソ連を知らない人がいるという、ロシアの帝政が革命によってソ連となり、東西の壁が崩壊してまたロシアになったのよ。もう、モスクワ五輪を日本がボイコットしたなんて歴史上の出来事なのでしょうね。話がそれました、ソ連がほぼ国家事業にちかい規模で制作した映画「戦争と平和」がかつてあった。これ、昔TVで放送されていたことがあって、そのスケールの大きさに圧倒されたものだった。ちょうどオードリーヘップバーン主演のハリウッド版（どうもヘップバーンの黒歴史らしい）があったが、まるで比較にならないほどの出来だったと思う。戦いのシーンでは１２万人！のエキストラを使ったらしい。これのおかげで、読んだような気分になってしまい、困ったモンである。時代背景としては、ナポレオンのロシア侵攻で、一度はモスクワを陥落したが、結局フランス軍は撤退し、ロシア勝利となる。これを音楽にしたのがチャイコフスキーの大序曲「１８１２年」フランス国歌でフランス軍を」あらわし、ロシア帝政国歌というのでロシア軍をしめし、最後は高らかにロシア帝政国歌となる。戦争の場面を表現しているので、金管楽器大活躍といった感じのハデ目の曲ですが、２台のピアノデュオという珍しい動画を発見しました。♪１８１２年、ピアノデュオ編♪サマセットモームは戦争と平和は世界十大小説の一つと言及したそうですが、残りの９の小説は何なのでしょうね。

  2016.11.21

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  秋の楽しみ

  昨日帰りがけに自宅前で赤とんぼを見ました、まだまだ暑いですが、季節は秋へとゆるやかに移行中のようです。秋といえば、色々の秋がありますが、自分にとってはやはり芸術の秋です。音楽どっぷりのDVDを観ました。「２５年目の弦楽四重奏」ー映画の予告編弦楽四重奏団「フーガ」はちょうど結成２５周年を迎える。コンサートの曲目も決まった、ベートーヴェンの傑作ー弦楽四重奏曲１４番作品１３１、死期の迫ったシューベルトがこの曲を聴き、これ以上の作品を作るのは無理だと言ったとのエピソードがある。しかし、とんでもないアクシデントが起こる、「フーガ」の支柱とも言われるチェリストがパーキンソン病と診断される。「フーガ」はヴィオラ奏者の女性の夫が第２ヴァイオリン、元恋人が第１ヴァイオリン、そして父親代わりがチェリストであり、今まで保っていた微妙なバランスが少しずつ軋んでいく。それに、新進ヴァイオリニストである夫婦の一人娘が微妙にからんでくる。ストーリーは三つの某有名弦楽四重奏団で実際あったエピソードを下敷きにしているそうで、結構リアルなお話だそうだ。映画では「フーガ」の演奏者４人のうち、３人の役者さんがオスカー受賞者であり、細やかな心の動きを丁寧に演じておられるようで、ドラマとしても面白い。弦楽四重奏１４番は７楽章からなり、休みなしでぶっ通し４０分の大曲である。当然楽器のチューニングは狂ってくるし、そのまま突っ走るのは困難ではあるが、とりあえず前向きに進んでいくようにーというような人生へのメッセージも感じられる。弦楽四重奏は通好みといわれ、ハードルは高いが、多くの名作曲家が傑作を残している。我が家のCDラックでもほぼ埃をかぶった物だらけだが、この秋じっくり聴いてみたいなーというような季節はもうすぐ。

  2016.09.05

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  台風あれこれ

  明日未明台風が来るそうだ。この台風ーかなり厄介らしい、いったん戻りパワーアップし、再び上陸。このトシになると、台風のニュースは数え切れないほど見てきたが、このようなケースは極めてレアなのではないか、おまけに「くの字」の台風進路は私の知っている限り初めてです。台風が来ると思い出すのが、向田邦子さんのエッセイ「傷だらけの茄子」台風が来るというニュースがあると（この時代はラジオだと思う）、お父さんは早めに帰り、やれ懐中電灯はどうしたか等とせかせか動き回り、火はなるべく使わないほうがいいと、その日のお風呂はなし（当時は薪をくべる風呂？）、ごはんのおかずは鮭缶や牛肉の大和煮などの缶詰類、お母さんとおばあさんは残ったご飯をおにぎりにしたりしている、子供たちはパジャマに着替えず、靴下だけ脱いで寝かされる。台風が近づくと気圧の影響で、妙にハイテンションになるのだそうだが、台風という「非日常」に気が高ぶっている戦前の昭和の家庭風景が生き生きと描かれいる、タイトルの「傷だらけの茄子」は、台風の被害でヨレヨレになって八百屋さんの店頭で売られているナスのことだそうだ。今の時点で、台風の前に牛肉の大和煮を食べたり、お風呂に入らず普段着姿で寝ているご家庭はほとんどないのではないかと思われる、電子レンジもあるし、ガス風呂が多いでしょうしね。わが住む街は、台風の直撃はなさそうですが、影響は多々ありそうです。近所のお煎餅屋さんは、明日は開店時間が遅くなるとの張り紙がしてありました。交通機関は乱れそうですね。最近気に入っている作曲家でロシアのメトネルという人がいます、近代ロシアの人ですが、ラフマニノフと仲が良く、非常にロマンティックな曲調が特徴的です。その中で「嵐のソナタ」という１５分強の作品があります。嵐の時のざわめき、大いなる自然の力、気持ちの高ぶりや不安、揺れ動く感情などが音になって描かれています。台風の影響が最大限に抑えられますようにと祈るだけです。

  2016.08.29

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• 人間、辛抱だ？

  今から４０年以上前、スタンフォード大学の研究者によって始められた実験がある。４歳の子を机と椅子しかない部屋に連れていく、机の上にはお皿があり、一個のマシュマロが載っている。子供を椅子に座らせ、研究者は子供に「ちょっと出ていく、マシュマロ食べていいけど、戻ってくるまで待っていたら、マシュマロをもう一個あげるよ」こう告げて退出し、少しして戻ってくるというものだ。動画がある。ーマシュマロテストー数百人の子供に試したところ、待っていられたのは約1/3だったそうだ。で、その後の被験者の子供たちの人生を追ってみると、待っていられた1/3の子供の方の学力が高かったそうだ。自分のことを考えてみれば、私は明らかに食べてしまった2/3の方に入るのだろうなあ。ただ、それなりに成長していくと、自分なりのご褒美を無意識のうちに考えていることがある。コレが終わったらアレをしよう的なことで、何とか乗り切ろうとするのは極めて普通のことの様な気がする。こんなことを思い出したのにはワケがある、迷子になった小学校２年生の少年が北海道の山の中の自衛隊の演習小屋のようなところで数日間水だけで生き延びたニュースである。この子にとってのマシュマロは何だったのかな？今は大事をとって入院中だが、ニュースで少年の母親が「帰ってきたらハンバーグを作ってあげたい」と言っていた。そーなのか、お母さんのハンバーグか。無事が確認された後、やれ躾がどうの、児童相談所がこうのと色々言われているが、とにもかくにも、よかったよかった！

  2016.06.06

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  必要なものは…

  米タイム誌に「世界で最も影響力のある１００人」に、オバマ大統領、トランプ氏等と共に日本人でたった一人の女性が選ばれた、草間彌生さんである、御年８７歳！真っ赤なおかっぱ頭で、目を見開いて、凡人には理解不能なことをお話になる方です。草間さんの作品を初めて拝見したのはもう２０年以上前のことで、たしか美術館の現代アート展みたいなところだったと思う。ショーケースみたいのが置かれ、真中に覗き穴のようなものがあり、そこを覗くと夥しい数の水玉が、ちょうど３Dのように置かれて、何か目のくらむような小宇宙のような広がりがそこにはあったという思い出がある。タイトルは「愛は永遠に」何と画像在りました。その時はまだ一般レベルには名前が知られていない存在の方でしたが、やはりそれなりのインパクトがありました。そのうち、本屋さんなどに作品集や自伝などが置かれるようになり、立ち読みしてみると、衝撃的な艱難辛苦の人生で、あの水玉の画像はご自身の幻視からなるもので、現在の住まいはある種の病院であり、アトリエに出勤？しているのだそう。よく言われることで、絵描きと楽器弾きはボケないのだそうだが、この方８７才には決して見えません、究極のアンチエイジングですね。ご自身の内にあるものを作品化するのが生きている証だそうで、死ぬまでどころか、死んでも描き続ける？のだそうです。凄すぎ！１０３歳の画家である篠田桃紅さんは、百歳を過ぎたら治外法権で、唯我独尊がモットーだそうです。そして、精力的に絵筆を取っているそうです。はああー。岡本太郎さんは「今、ほとんどの人がパッションを忘れてしまっているようだ」と嘆かれていたそうです。高齢化社会に突入した今、適度の運動、ほどほどの食事、豊かな人間関係を心掛けておられる方が多いと思いますが、人生の終章に必要なのはパッションー情熱なのだと教えていただいたような気がします、安倍総理は１億総活躍社会を目指すとおっしゃっていましたが、もう「楽隠居」なんて言葉はもうないのかもしれませんね。

  2016.04.25

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  これからに期待

  大豪邸に住んでいるか、荒野の一軒家にでも住んでいるなら別ですが、こじらせると厄介になるのが騒音問題ですよね、特に生活音以外では私自身も神経をとがらせています。先日NHKの「クローズアップ現代」という番組を見ていたら、思わず画面に釘付けになった、何これ？画像拾ってきました、「だんぼっち」という段ボールでできた防音ボックスだそうだ。なんでも、カラオケの練習をするというコンセプトで企画され、福島県のダンボール会社さんが商品化したそうである、2013年ころから1億円以上売れたそうです。検索してみると、カラオケの練習したり、声優さんのトレーニングにしたり、パソコンに集中したりなど、様々な使い方があるようです。ところで、一番使ってみたいのは楽器じゃなかろうかーで、様々な試みをされていらしたようだが、防音はもちろん、遮音もダメ、せいぜい減音というミもフタもない結果でした。たしかに、電源がないので、外からコードを引っ張ってこなくてはならないので、当然音はもれるでしょうし、夏は我慢大会となるのではないか。では売れた理由はやはり値段、様々なオプションをつけて10万円でおつりがくるのだ。防音工事なぞすると、ピンキリではありますが、目安としてはタタミ一畳30万〜50万が相場だそうです、趣味にはそんなにかけられませんよね。とは言っても、この「だんぼっち」、なんといっても歴史が浅い開発途上商品であるからして、ワイド型、トール型、遮音ツールなど、続々登場しているようだ、電源、エアコンなど課題は山積みでしょうが、ぜひぜひ原価の安い段ボールで、防音は難しいでしょうが、遮音室などがリーズナブルに手に入る様になるといいなあと思います。これって見果てぬ夢ですか？

  2015.06.22

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  地図で脳トレ

  先日、何とはなくFMを聞いていたら、脳科学者の方がゲストでよばれていて、四方山話をしていたが、その中で前頭前野の話をしていた。ちょうどおでこの後ろ側、人の脳の約３分の１を占め、いわば司令塔の役目を果たすそうだ。長期にわたるストレスを受けてここが委縮すると、やる気が減退し、前向きになるということができず、無気力な鬱状態になるそうだ、意識せず、対策もせず年を取っても次第に機能が衰えるそうです。とにかくいけないのが「面倒くさい」「楽したい」このあたりでギョッとした、大丈夫か私の前頭前野！とりあえず、スマホに頼りすぎないこと、例えば電車で出かける時も必ず自分の頭で考えることが必要だそう。そういえば、昔からある路線図はとりあえず頭の中にはあると思うが、比較的新しい路線はまるで自信なし、おまけに私は３年前に引っ越ししてきて、いまだにポジションが怪しい、NAVITIMEがあればもう必要ないだろうと電車の路線図は処分してしまった。…なんてことを考えていたら、本屋さんで目に留まったのが「東京関東路線図」ところでこの「ミウラ折り」って何ですか？これは東大の宇宙航空研究所教授の三浦博士が発案したもので、ウィキペディアを見てもさっぱりわかりませんでしたが、図にするとこんな感じ。宇宙構造物と地図に応用されるのだそうです。って、また脱線しました。「東京関東路線図」ですよね。最近暇なときに愛用しています、特にどこへ行くかなどのためでなく、駅名を見て、昔行ったことがあった所、すっかりご無沙汰しているけどもうだいぶ変わっただろうな的な場所などを見てはあれやこれやと考えているわけです。私は脳の中身のことはよくわかりませんが、どうも「前頭前野」以外の場所を刺激しているようです、はぁ。

  2015.05.25

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• 天才児として

  ちょうどノーベル賞の授賞式のころのニュースで、数学の天才少年が現れたというのがあった。数学検定2級という高2レベルのテストに小学生が合格したというのだそうだ。本人はみたところ、普通の少年風であったが、淡々と落ち着いている子だなあという印象だった。自宅がTVにでていたが、びっくりしたのは壁の一面が巨大なホワイトボードになっていて、思いついたらさっとマーカーで数式などが書き込めるようになっているそうだ。私の時代は「まず、机の上を片付けて、鉛筆を削って、落ち着いてからお勉強しましょう」等と言われたものだった。（実行はしませんでしたが）数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞は40歳までしか受賞できない、数学と聞けばいまだに悪寒が走る私にはよくわからないことだが、脳細胞のスピーディーさ、瞬発力がどうも要求される学問らしい、机の上を片付けてからでは閃きが薄れてしまうのかもしれぬ。覚えている方はほとんどいらっしゃらないと思うのだが、大昔「万国びっくりショー」というTV番組があって、その中で強烈なインパクトを受けた韓国の少年がいた（なにしろいまだに覚えている）ネットでも見つけた、キム・ウンヨン君と言い、IQが２１０あった（アインシュタイン並）5歳で4か国語を話し、8歳でアメリカの大学留学、12歳でNASAの研究員。たぶん知っていたのはこの辺まで、その後は意外だった。他人とのコミュニケーションが取れず、メンタル面で疲弊し、19歳で母国に帰国。その後、韓国ではそれほど有名ではない大学に進み、修士博士課程を終え、現在は公的企業の研究員として研究者の道を歩み、２児の父親として静かで幸せな生活を送っているそうだ。うーん、人生いろいろ、でも最終的に幸せでよかったあと思う、たぶん普通の生活の素晴らしさを満喫しているのだろうな、めでたしめでたし。クラシック界の天才といえば、やはりモーツァルトでしょうね、こちらも天才児ゆえの苦労は多かった、特に絶対的存在としての父レオポルドとの葛藤は生涯にわたってあった、モーツァルトの本などを読むと、この問題は必ずクローズアップされる、決定的破綻というか息子が自立への道を歩むのは、父が反対する女性コンスタンツェとの結婚だと思うが、こんなん世間ではゴマンとあるでしょうが、言われ続けるのは天才であるがためでしょうか。人類の偉大な遺産を創り出す天才もいれば、普通の人生を全うする天才もいる。大切なのは自分の選び取った人生を生きることなのかな。凡人にはよくわかりませんが。来週は冬休みです。皆様よいお年をお迎えください。

  2014.12.22

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• ブラジルの花火

  ワールドカップ、楽しかったですね。日本代表は残念でしたが、またロシアで応援しますね。（TV観戦ですけど）もちろん試合が全てですが、意外な楽しみがある、実は国歌斉唱なのだ。わが国の国歌はもちろんだが、いいなあと思う曲がいくつかある。ハイドン作曲弦楽四重奏曲第７７番の第２楽章の主題をもとにしたドイツ国歌。今回は残念にも不参加でしたが、モーツァルト作曲とも伝えられるオーストリア国歌そしてフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」、ビートルズの曲にも使われましたね。何しろフランス革命時、国王夫妻を断頭台に送り出したときにできた曲で、歌詞は血なまぐさく恐ろしいのですが、曲は勇壮で凛々しい。ところで今回フランス代表のDFに意外な名前の人がいらっしゃったのをご存知ですか？ドビュッシーですって！さてはご末裔か、ご一門なのか？残念ながら縁もゆかりもないようです。作曲家はドビュッシー（Debussy)、サッカー選手はドウビュシー（Debuchy)だそうです。で、ドビュッシーの曲ですが、ピアノ曲映像第２集より「花火」こちらの最後にうっすらと「ラ・マルセイエーズ」の戦慄が流れます。実は本日早起きして、後半戦からですが、決勝戦を観ました。表彰式の後、花火が打ち上げられたようです。今は何か花火大会の後のような寂しさがあります。４年後の花火ーワールドカップロシア大会、お待ちいたします。

  2014.07.14

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  どうにかこうにか

  今入力しているパソコンは先週使っていたパソコンではありません。そうなんです！XPサポート終了となり、この際長年の酷使で青色吐息のパソコンを思い切って買い換えたのです。高い買い物でしたのであっちに行ったりこっちに行ったりカタログとにらめっこしたりして、ようやく購入！しかしその後が大変でした、初めてのデータ移行です。まずマイクロソフト社からダウンロードした引っ越しツールを使ってみたものの、不成功。しょうがないので、「初めての人でもわかる買い換え読本」みたいなテキストで、USBメモリーを駆使して地道な作業をしてようやく終了！なのでした。次回はサポート終了の２０２３年ですが、パソコン業界はそのころどうなっているのか？初めてパソコンを買ったときは、家電量販店で、デスクトップよりこれからはノートですよと言われました。今回勧められたのは、スマホとタブレットのW使いでした。２０２３年はどうなる？今最も考えられる近未来は超高齢化社会、それに合わせて、簡単！ワンタッチ！軽量！という風になるのではないかと、願望を含めて想像してみたりしています。とりあえず、やれやれ、疲れたよ！！

  2014.04.21

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  2014年のＢＧＭ

  毎年、年の初めに音楽系雑誌で取り上げられるのは、今年はダレの年？俗に言うメモリアルイヤーですね、去年はオペラ系の人が多くそのせいかオペラ公演が多かったらしい。で、今年はビッグネームとして挙げられるのがリヒャルト・シュトラウスです。この方ですね、生誕150年ですからそれほど昔の人ではありません、作曲ジャンルとしてはオペラ、歌曲等も有名ですが、交響曲・交響詩でも後世に残る作品があります。交響詩「死と変容」というのがありますが、本人が20歳くらいに大病をして、その時の生々しい曲ですが、死を迎えた時の一撃のようなダーン！といった箇所がありまして、これを初めてコンサートで聴いたときに飛び上がりそうになった記憶があります、他、山登りの様子を日の出から日の入りまで表現した「アルプス交響曲」、何と自分の家庭―シュトラウス家の一日を表した「家庭交響曲」など、この人もしかして作家で言ったら私小説家？でもやはり有名なのが、映画「2001年宇宙の旅」で使われた交響詩「ツァラトゥストラかく語りき」ですね、これを聴くといまだにサルが棒を高々と振り上げている場面が浮かんできますものね。音楽はコレ、有名なのは最初の1分半くらいです。この曲のイメージとしては、あくまで個人的な感想ですが、「奇跡」「偉大なる所業」等の言葉が浮かんできます。今年はソチオリンピック、そしてワールドカップがありますね、この曲のような大いなる感動が待っているのでしょうか？

  2014.01.13

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• まずは来年

  土曜日の夜、Ｅテレにて「らららクラシック」という番組がある。タイトル通り気軽にクラシックを楽しみましょう的な番組で、基本的によく知られている局を一曲取り上げ、その曲に関するエピソードやいわれをゲストの人と共にトークして実際演奏される。一昨日はヴェルディの歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲でしたーというよりサッカーのテーマ曲？というか「ああ、あれね」な曲です、コレね。ちょうど先月の半ばコンサートがあったのですが、夏休みということで、お子さんの姿がチラホラ見え隠れしていたのですが、前にいた小学校低学年ふうの男の子、当たり前と言えば当たり前なのですが、コンサートの間中とても退屈そうでしたが、この曲が始まった途端思いっきり身を乗り出していました、サッカー好きなんだね！♪次の夜から欠ける満月より十四番目の月が一番好き♪ユーミンの曲ではありませんが、何事も期待に胸躍らせワクワクするのは意外にそのイベントの直前なのですよ、子供の頃の遠足だったら前の晩、オーケストラだったらコンサートマスターがにわかに立ち上がってＡの音でチューニングする時、そしてサッカーだったら凱旋行進曲の流れる中子供の手を引いて選手がグランドに入ってくる時なのですよ。７年後のオリンピックより来年のワールドカップなのだ、もちろん日本代表の活躍も楽しみだが、世界の強豪同士の手に汗握る真剣勝負、もう早くもテンション急上昇中！と言っても季節限定の俄かファンですが…。今年はヴェルディの生誕２百年でしたので、オペラの上演が多かったそうですが、このオペラ「アイーダ」はもう規模が大きすぎておいそれとは実現できないそうです。しかし来年の夏はこの曲があちこちで流れるでしょうね、やはりポジティブそのものみたいな曲ですものね、と早くも脳内アイーダ状態です、早いって！！

  2013.09.09

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  ２年前

  今日は３月１１日です、そうあの日から２年経ったのですね。このところ特集番組が多かったのでやはり振り返ってしまう。私自身一番印象に残っているのは、コンビニの空のショーケースそして当時住んでいたところが幹線道路際だったため、全く動かない車の群れ、そして無限に続いているような感覚に陥った歩道を埋め尽くす人、人、人！物心ついたころから考えると全く人生初めての光景でした。余震に怯え、TVはずっと痛ましいニュースのたれ流し、変なCM、パソコンを立ち上げると、首都直下地震のカウントダウンのような論調、たしかミュージシャンの方が精神的に参って入院したという話があったが、直接被害が少なかった首都圏の住民でも相当ガックリきていたような記憶がある、私も余震なんだか自分が揺れているのかわからないーという状態になって、凹みました。仙台で被災された伊集院静さんが仰っていたが、３月１１日夜、電気が全くなくなった仙台の町で、空には冗談のような星のきらめきだったそう。この日津波に飲み込まれ多くの方が天に召されたのだ、お星様になったんだねとお思いになられた方もいらっしゃったそうです。これもニュース番組の受け売りだが、やはり今も尚ご自宅を離れて暮らしていらっしゃる方は大勢おいでなのでしょうね、復興はあらためて気が遠くなるような話なのでしょうか。震災直後は義捐金の箱の前を素通りできなかったが、最近はうーん。まだまだ時間が必要なんでしょうね、私自身もまたここできちんと考えなくてはならない課題である思っております。ところで東京タワーが昨日おとといとライトアップされたそうです。もう一度絆を取り戻す時期なのかもしれませんね。

  2013.03.11

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• やってみせ

  今は多少下火になったが、ひところ「体罰」というのが話題になった。もちろん新聞の社会面を賑わしたような事件は言語道断であるが、正直一言では言えないー線引きは難しいのでしょうな。自分自身のことを考えてみると、体育会系ではないし、とりあえずwomanでしたので、このテのことことは無縁であったと思います。体育会系ではなく、芸術系ではないでしょう！と思われている方はいらっしゃるのでしょうか？答えは「あります」です。といっても私の知る限りごく一部ですよ。有名ピアニストを多く輩出する音楽大学の創業者一族のレッスンはすごかったらしい、灰皿は飛ぶ（ニナガワさんか？）弾いているところへいきなりピアノの蓋を落とす（ヤバいです）しかしこの中のごく一部が世界的ピアニストになったわけです。今はもう厳しさの質というものが変化したような気がしますし、いかにしてモチュベーションを上げていくか、何かと忙しい現代っ子のための効率の良さが追求されていってるようです。体罰はやはり大きな社会問題らしく、ポストに入っていた「地域便り」のような小冊子をパラパラめくっていたら、トピックスとして扱われていて、そこで山本五十六さんの言葉が紹介されていた。いい言葉だった。私自身も教える立場にいる限り忘れずにいたいと心底願いたいです。やってみせて言って聞かせてやらせてみて誉めてやらねば人は動かじ

  2013.03.04

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  大人だって遅くない

  TVとかで聴いた素敵なメロディー、あれサラってピアノで弾けたらいいだろうな、でも今更子供の教則本やるのもめんどくさいし、忙しくてレッスン通う暇もないし、第一大人になったら音感なんて無理っしょーと、思われている大人の方は多くいらっしゃると思います。音感教育はとにかく小さいうちからーというのが定番でしたが、もしかしてこれなら覆せるかもしれないーという本があります、楽器屋さんでは隠れたベストセラーでした。好評に付き第2弾も昨年出ました。後から出たほうが実践のほうに力を入れています。ただ、生半可な気持ちでは挫折しそうですので、それなりの時間と覚悟が必要です。今は鼻歌で採譜してくれるソフトや、アプリなどもあるそうですが、あくまで正しい音程が必要とされるそうです、まかりまちがうととてつもない臨時記号の付いた現代音楽の極致のような楽譜が仕上がって思いっきり落ち込むそうです。今は脳科学も進み、いくつになっても脳は成長するそうですから、楽器なども創意工夫でいくつになっても可能だという傾向になってくれると素晴らしいですね。10年後だか20年後は国民の4分の一は高齢者だそうですから、楽器はとにかく脳にいい刺激を与えてくれます、これは現場で痛感しています。まだまだ楽譜売り場から目が離せないようですね。

  2013.02.11

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  ご報告

  前回の更新から1ヶ月ぶりの更新です。では、1ヶ月間なにをしていたかのご報告です。まず、4月22日（日）中目黒ＧＴプラザホールにてピアノ発表会がありました。こちらのムチャな要求に誠意をもって対処してくれたホールスタッフの方、子供たちの最高の笑顔を引き出してくれる小川写真館様、稚拙な原稿を名ナレーションで読み上げていただいたＴさん、そしてそして何と言っても子供たちの最高の応援団であるご家族の皆様、心より御礼申し上げます。今回、女の子はみーんなドレス！しっかしなあアカの他人の私が見ても“恐ろしく可愛い！”なのだから身内の方は“途轍もなく可愛い！”なのだろうな、多分。集合写真のときなぞ、手にはデジカメ、一眼レフ、ビデオ、携帯などをもたれた方たちがずらーっと並んで、ほとんど記者会見状態！お母様方がよく言われるのはこんな格好させられるのはピアノの発表会と結婚式ぐらい、そうそう結婚式が毎年ある家は皆無だろう、でも発表会は毎年あるもんね、お友達の発表会に行ってお姫様ドレスを着たいからピアノ習いたいーという女の子は意外と多いんじゃないかと思います。おおっと男の子、昔は「ピアノ習ってるの友達に内緒」という“隠れピアノ男子”が結構いたが、時が流れて今は「ピアノが弾ける男の子はかっこいい」時代なのだ。私も発表会のビデオなんぞを見ていると、サッカーや野球をやっている子達の健康的さわやかカッコよさとは一味違う繊細、優雅なカッコよさを我が生徒ながら感じましたぞ。今回3年ぶりの連弾コーナーを復活！親子さん、姉妹、兄弟、友達同士、師弟（恥ずかしながら私とです）、いい思い出になってくれたら嬉しいな♪ところでもひとつご報告！引っ越しました更新できなかったのはそういうことです、しっかし大変でしたよお。意外だったのは荷物を全部運び出して見た部屋の広さ、普通は広く感じると思われると思いますが、私の場合、「こんな狭かったっけ？」というのも今回とにかく鬼のように捨てたごみ袋の山、不用品、リサイクル、粗大ごみ、またその割にはこんなにあるのか！と感じた引越し用ダンボール、ピアノと一緒に生活していたのか、この空間で！眩暈がしましたわ、ホント。まだまだ片付いていないのが現状ですが、とりあえず連休後、各種お届け、ライフライン等は一段落、やっとネット開通！これから転居届け、発表会ＤＶＤの製作にかかります。ところで引越し先ですが、多摩川を越えまして神奈川県某市です、そうケンミンデビューなのです、こちらの様子なんぞはまたおいおいに！

  2012.05.10

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  終わりよければすべてよし

  遅ればせながら、「八日目の蝉」を読んだ。既に映画化、ＤＶＤ化もされているので、今更といった感じではありますが…。正直最初は入り込めなかった、やはりどんな理由があっても誘拐しかも赤ちゃんはマズイでしょ、引きずられ型の主人公のキャラも好きになれなかったし、追い詰められ困り果てると必ず手を貸してくれるーといったご都合主義も納得できなかった。が、しかし…しかし…とにかくラストシーンというか数ページがとにかく凄い、やるせないほど切なく、胸にせまる。もし訪れる機会があったら、ここかあーと感無量になると思う岡山のフェリー乗り場。何かもう今までのイライラが吹っ飛んだどころか有り余る感動をいただきました。ところで、読み手にとって醍醐味として思わず「やられた！」と降参？したくなる作品に巡りあうことなのですが、パッと思い出したのが小池真理子さんの「恋」でした。学生運動真っ盛りの頃の話ですが、時代的にも理解できない頃のストーリー、今で言うとセレブなのかな？ブルジョアの退廃的な学者夫婦に引きずられていく女子大生ーと興味のキもない世界でしたが、とにかくラストの後日談みたいのが読んでいておもわず固まるほど（あまりいい表現じゃありませんが）衝撃的でした、小池さんに関しては「冬の伽藍」のラストも素晴らしい、もう才気に溢れた方ですよね、今更ながら。ところで作家ご本人の渾身のラストシーンというのがある、当時インタビューでご本人がまずラストシーンを思い浮かべてから作品の構想を練ったと仰られたのだ、あの複雑でスピーディーな展開を繰り広げていく作品がそこから生まれたのか、何かもう次元が違うのねーとため息をついた記憶がある、宮部みゆきさんの「火車」です。いまさら、作家に男も女もないのだけれど、あくまで個人的な見解ですが、作品の構成力みたいのは男性のほうが上だと思いますが、瞬発力みたいのは女流作家のほうがあるような気がします。上記作品を思い出しますとそのような思いに捕われました。なんだかんだ言っても豊かな余韻を味わうのには、ラストシーンが秀逸な作品は外せない！だって終わりよければすべてよしーというじゃないですか。

  2012.04.02

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  それ以前それ以降

  昨日はやはり特別な一日だった、あれから一年なのだ。震災前後に生まれた赤ちゃんがあんよをしている様子が放映されていた。やはり一年は長いのだ。もう大分前のＴＶドラマで確か長崎の原爆をテーマにした内容で、当時長崎は大都市ほど空襲は激しくなく、物はないがそれなりに人々は生活していた。結婚式があったり、出産があったり等をゆっくりしたテンポでストーリーは進んでいく、しかしあの一瞬で全てがひっくりかえったのだ。タイトルは「明日～」というような感じでした。正直戦争の恐ろしさを如実に感じた作品でいまだに覚えています。もう時が過ぎたせいか、本屋さんに東日本大震災を扱った作品がおかれるようになりました、こちらは最近読みました。こちらはズバリ震災以前の「それ以前」と震災後の「それ以降」にはっきりと分けられ、様々な人物が登場する、メインは30代の主婦が学生時代の友人の結婚式に招待され、同じく友人と共に結婚式が行われる仙台に向かい、震災に会うのだ。仙台は津波がなかったせいか、それほど逼迫していなかったが、水道、電気は止まり、携帯はつながらずーと主人公たちも大慌てする。肝心の花嫁は行方が知れず、そのうち宿泊先のホテルに花婿の親戚やら花嫁の両親が来たりと騒然としてくる、東京の夫とはまったく連絡とれず、千葉の母親からは錯綜する情報が入ってきたりと、そういえば東京も大変だったなあと懐かしく思い出されました。考えてみれば、ごくフツーに日常生活を送っていた人にいきなり“それ”はやってくるのだ。あまり詳しくは書かれてなかったが、陸前高田市の中学生、石巻市の主婦、仙台市のコンピューター会社社長、双葉町の年金生活者の方の、それ以前それ以降も書き記されている。タイトルは色々あったが今までと違った人生を歩みだす主人公の背景の桜により、再生が暗示されている。前へ前へと盛んに被災者の方はおっしゃるが、あの状態から一年暮らしていくだけで十分ご立派だと改めて思う。ところで、我が家は国道２４６のそばである、道路標示の２４６をみるたび、3月11日午後2時46分に思いを馳せる、直接被害はなかったもののやはり「それ」の存在は大きい。

  2012.03.12

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  大丈夫！

  早いもので、センター試験も始まり、いよいよ受験シーズンですね。しかし、今年の冬はなんて寒いのでしょう、“冬将軍”なんてほとんど死語だった言葉を思い出しました。何時の時代でも受験生はエラい、たいしたモンだと思いますが、今年の受験生はほんとよく頑張ったと僭越ではございますが申し上げたい。生徒さんの話を聞いてみても、春：千年に一度の地震発生　　塾で緊急地震速報のアラームが鳴りっぱなしで集中できなかった夏：節電で扇風機とアイスノンを使いながら勉強秋：とりあえず落ち着く冬：寒波襲来新古今集というか百人一首の中で、“ながらへば　またこの頃や　しのばれむ　憂しと見し世ぞ　今は恋しき”という歌があります。昔つらかった事が今になって恋しく思われるように、たとえ今大変でも、年を重ねたら懐かしく思われるよーというような内容だそうです。解説によるとこの歌は過去、現在、未来と時間が存在しているとの事。いつかいい思い出になるさ！ですね。作者は藤原清輔朝臣、は？藤原一族でしたら、華麗なる王朝絵巻を想像しますが、このようなしみじみした居酒屋トークのような歌を詠まれるのですね、でもこれとても現代でも平民でも？納得できますよね。ウン十年前、手袋をした手をさすりながら、不安と緊張に押しつぶされながら、弾く順番を待っていた懐かしい映像が蘇りましたわ。こちらはベランダの鉢植えです、もう5部咲きくらいかな？もうすこししたら満開ですよ！心躍る満願成就の春まで本当もう少しですよ。頑張ってください。とりあえずメデたい画像を付けときます、「お福さん」「福助」の福福コンビですね。とにかく寒いので、体調には十分お気をつけ下さいね。

  2012.01.16

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  あの場所あの建物

  東急東横線渋谷駅、東京メトロ銀座線渋谷駅そばの再開発ビル、いよいよ来春オープンだそうです。「ヒカリエ」ですね。地下鉄の工事などのため中々着工にならず、一体なにが出来るやらと思っていたらいつのまにか見上げるような建物が出来ていたという思いがあります。ところで、今回の話題は「ヒカリエ」ではありません、この場所にかつてあった建物、懐かしの「東急文化会館」の思い出です。屋上の半円球体は五島プラネタリウムですね、当時東京西南部の小学校の子は学校でよく連れて行かれたのではないでしょうか、私もいまだにヴァイオリン曲「タイスの瞑想曲」は“日の入りの音楽”という認識です。このビルの生涯は1956年～2003年約半世紀でした、典型的な雑居ビルで、結婚式場「東急ゴールデンホール」、理髪店、資生堂の美容室、映画館、飲食店、三省堂書店、東急ストア、ヨシノヤ、サエグサ、鳩居堂などの銀座の老舗が出店していた文化特選街、まだまだあります（思い出せないけれど）。文化特選街の奥には和スイーツの「立田野」、ジャーマンベーカリーがあった時期もあり、入り口にはユーハイムがありました。谷崎の「細雪」にユーハイムとジャーマンベーカリー（神戸の方ですが）が出てきて妙にシンパシーを感じたものです。ちなみに三船敏郎さんがユーハイムのミートパイがお好みで、こちらに訪れていたのを目撃した人が身近におりました。理髪店は巨人軍名誉監督でしたっけ？長嶋茂雄さん御用達、個人的には三省堂のとなりにあった喫茶店で作家の遠藤周作さんをお見受けいたしました、世界のミフネにミスターに狐狸庵先生！ゴーカな顔ぶれですね。こちらに東急名画座（後に東急２）というおサイフに優しい旧作専門の映画館があり、学生時代はお世話になりました。なんかもう芋づる式に記憶が蘇ってきました。ところで、東急文化会館最後の日を写真と文章に収めたブログを見つけました。正直関係ない人にはまったく興味はおありにならないと思われますが、もし思い出がある方はクリックしてみてください、私は思いっきりヤバかったです。こちらをどうぞ。

  2011.11.28

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• ね、眠い！

  いつも月曜日に更新していましたが、今週は本日火曜日です。理由は昨日ばかに早く、イマドキではなく昔のお子ちゃま並に早寝をしてしまったのだ。最近急に涼しくなったいや寒くなったせいかとにかくよく眠れる。しかし、去年は猛暑、今年は節電と、夏に睡眠不足になった人は多かったのではなかろうか。その反動なのか、秋になると眠い。今まさに“芸術の秋”なのだが、正直コンサートに行ったらコックリコックリ状態になること間違いなし。しかし、演奏家の方には申し訳ありませんが、このコンサート会場での昼寝ほど気持ちいいものはありません。大体ヘたっぴな演奏では決して眠れません。一流の方の演奏だからこそf/1のゆらぎとかのリラックス状態にしてもらえるのではなかろうか。よく不眠症の方のための処方箋として、ゆったりとしたクラシックを聴くーというのはもはや定番だと思います。私はバッハの「フーガの技法」をバックに京都の紅葉の名所が紹介されるという摩訶不思議なDVDを持っていますが、これスゴい、ものの10分位で眠りに落ちます。同じくバッハで「ゴールドベルク変奏曲」というのがあるが、これはもともとチェンバロの練習曲で、バッハの弟子のゴールドベルグという人が不眠症に悩む伯爵のために演奏してお褒めに預かったため、この通称がついたそうです。確かに思わずふああとあくびをしたくなる音楽ではありますが、これを真逆に覚醒とか細胞の活性化をもたらす演奏をしたのがグレン・グールドの解釈です。これ今聴いても衝撃的。昔の取調べで、朝から晩までくたくたになるまで容疑者を尋問し、思わず眠そうにすると、バケツで水を浴びせて覚醒させるというのがあったそうだが、これ恐ろしくキツいそうで、自白させられる率が多かったそう。話がオーバーになりましたが、眠くなったらとりあえず寝ることも必要？演奏家の皆様決してお気を悪くなさらないでください。

  2011.10.04

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  モーツァルトのピアノ協奏曲

  最近、遅ればせながらモーツァルトに嵌っている。今まではモーツァルトに関しては一言「嫌いじゃない」　確かにきれいな音楽ではあるがコンサートなどでは結構“優雅な午睡”を貪っていた気がする。仕事上、モーツァルトのソナタのＣＤは一応全曲ありますが、それ以外はオーボエ、クラリネット協奏曲、あとピアノ協奏曲が数枚程度なのですが、ピアノ協奏曲にどっと嵌ってしまいました。特に20番と21番です。20番はピアノ協奏曲全27曲のうち、24番と共に短調の曲で、一説には悪魔の協奏曲とも言われる激しい曲ですが、最後はまるでトンネルを抜けて光ある場所に出たーとも感じてしまうように華やかな長調で終わるカタルシスのある曲です。21番は20番に1ヶ月後にできた澄み切った美しさに満ちた曲です。ところでこの二つの協奏曲の2楽章はともに映画のＢＧＭとしても有名なのだ。20番の方はかの「アマデウス」のエンディングに。クレジットロールをぼんやり観ながら余韻に浸っていた時に流れていたあの曲ですね。21番はスウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」で繰り返し流れていました。これはスウェーデンで実際にあった話で、家庭のある貴族とサーカスの芸人の許されない逃避行の物語で、大昔2本立てとか3本立てとかの椅子がガタピシしていた名画座で観たのですが、ベクトルは完全に負の方向なのに、ひたすら美しく切なく、確か最後は銃声が響いたのではなかろうか。そうなのですよ、モーツァルトの音楽の根底には絶望と諦観が流れているのですよね、だからこそあの透明感が心に迫るのでしょうか。今は何かと物入りで手持ちのＣＤで我慢していますが、秋ごろには奥深く出口のないモーツァルト・ワールドにどっぷりな予感がします。

  2011.06.20

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• 予兆

  画像は本日21日午前中のものです。実は春先から来ていたメジロがパタッと来なくなって、どうしたものかと思っていましたら3月11日の東北大地震、よく地震に関しては鳥の動物のサインが出ていたーと後で気づくことありますよね。で、本日雨天の合間を縫って我が家のベランダに参りました、それも夕方まで長い時間行ったり来たりーこれってもう大丈夫ってこと？と思いきりプラスに都合よく考えた次第です。我が家はヒト桁階にありまして、時々鳥の声を聞いたり姿を見たりするのですが、メジロに限らずほんとここのところそれがなかったのですよ。実は生ごみの収集日のこの前の木曜日（17日）にごみを多分つつきに来たカラスの鳴き声が久々に聞いた鳥の声だったのです。予兆と言えるのかどうか判りませんが、そういえばここのところ日本の世相はかなりおかしかった。スピリチュアル何とかで明治神宮内の井戸の写真を撮るのに大行列したり、我が家の近所の“運命が変わる判子屋”とやらは大盛況でカフェ付ビルを建ててしまったり、いきなりニーチェが大ブームになったり、“断捨離”というとにかくその辺の物を片っ端から捨てていくライフスタイルがブームになったりと病的だったのではないか？昨日電車に乗ったら、倒れこむように、もしくは親子さんだと思いますが重なるように座席で眠りこけていた人を大勢見ました、皆さんクタクタなのでしょうね。大きな被害がそれほどなかった都内でさえこうなのですから、被災地の方のことを思いますと胸が痛くなります。官房長官が原発の復旧作業につきましては紆余曲折があるーと言っておられましたが、どうも現在足踏み状態のようです。あんなに現場で頑張っていらっしゃる人々にまだ先は長いと神様は仰せられるのかーと頭を抱えたくなります。今年の始めの新聞の社会欄を賑わせていたのは就職難の話だったはず。嘆いてばかりでは仕方ありません、とりあえず自分にできることを行っていくだけです、昨日渋谷のハチ公交差点で信号待ちしていましたら、節電のため照明が暗めになり、がなり立てるようなＢＧＭもないあの場所は私にとって懐かしい思いに捕われました、そう私の子供の頃の渋谷なのです、果物屋さん、うなぎ屋さん、場所は変わったけれど薬局は健在ですし、ハチ公の銅像はある。思いがけずタイムスリップしてしまいました。節電のため土鍋で炊いたご飯がとても美味しかったりとの発見もありました。すべての人々の明日が今日より良い日でありますように。

  2011.03.21

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  幻のケーキ

  家の近所のケーキ屋さんにとってもかわいいケーキがあった。商品ではなく“予約受け付けます”のサンプル品で、グランドピアノの上にマルチーズがチョコンと乗っていた。何かの機会にお使い物でもーと思っているうちに店頭から姿を消していた。今は製作の予定は無いそうだ。しかし意外にも偶然、画像をネットで見つけた。これだ！あああ、懐かしい！尚、作家の江國香織さんもファンだったそうな、そして最近読んだ北村薫さんの「覆面作家」シリーズでもこれじゃないの？という部分もありました。復活してほしいな、ＭＵＬＴＥＮさん。まだまだ暑い日が続きますが、1年で一番スイーツが美味しい秋はもうすぐーてことで、ピアノ型スイーツupしてみます。まずはチョコレートから、伊藤屋（国立）白十字（これも国立）意外にも和菓子発見！最中です。大平屋（柿生）この暑さで疲れ気味の胃腸にはコタえそうな画像ですが、天高く馬肥ゆる秋までもう少しーと信じたい今日この頃です。

  2010.08.23

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  白い恋人たち

  もう10年前くらいになると思いますが、TVの深夜映画かなにかで聞き覚えのあるメロディー、“これはたまたまグルノーブルにいた映画人が撮った13日間の記録”というようなテロップ、この時初めてあの切ないメロディー「白い恋人たち」は冬季オリンピックのテーマ曲であることを知りました。映画は淡々と競技の様子などを流していました。出てくる人、スキーウェア等がとにかく古い！でもそれなりに迫力のある映像でした。ラストシーンが良かった、オリンピックの終わった後の山間の街に音もなく雪が降り続くーといったような内容でした。クレジットで監督クロード・ルルーシュと出た時やっぱりさすがというか、水際立った感性にあふれた作品であることを再確認いたしました。正直実況のない映像がこんなにも雄弁であるとはー。北海道のチョコレートの名前も桑田佳祐さんの曲もこの映画にちなんで付けられたと言う事がwikipediaに書いてありました。観たくなってTSUTAYAにいきましたがありませんでした。大昔の映画だもんね。DVDは廃盤でコレクター価格になっていました。もうすぐバンクーバー、この映画のスタンスのように熱くならず、雪上もしくは氷上のドラマに酔いしれてみたいです。

  2010.02.11

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• 静寂を求めて

  学生時代に読んだと思うのですが、筒井康隆さんの短編で、主人公がレコード屋（当時）に行くと、店員さんから「今一番売れているのがコレです」と薦められたのが全く音の入っていないレコードだったというのがありました。ちょうど小説の中では街角は音が氾濫していたーという状況だったわけですね。ホッと一息ついたとき、CDを聴くことがしばしばありますが、耳をそばだてていなくてはならない仕事のため、ひどく疲れたときに音楽はもういいや等と思うことがあります。ま、年に数えるほどなのですが、そういう時重宝しているのがこのCD「鹿おどしのこだま」なのですよ。以前JRのCMで詩仙堂のが紹介されていましたが、水滴が少しずつ竹の筒に落ちてきて溜まったらカーンと澄んだ音が響くのですが、自分でも何時如何なる目的で買ったかも定かでないシロモノではありますが、処分できません。理由を私なりに考えてみますと、このCDの背景には確実に静寂が存在するのではないからかしらん。小学生の時、「古池や　蛙飛び込む　水の音」というあまりにも有名な俳句を授業で習った時、蛙が池に入って音がするには当たり前じゃないのーと子供心に思ったものですが、成長するにつれ、そうではない、この句は静かなる空間を天才芭蕉が鮮やかに切り取った小宇宙なのだーと気づくようになりました。さて、今は1年で最も賑やかな年末ですが、不景気のせいか例年のような音の洪水とはいえない状況です。静寂も喧騒も両方あったほうがいいのではと思うのは私だけでしょうか。

  2009.11.30

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  変貌する街part3

  むかーしむかし、中学時代だったと思いますが、休み時間に同級生に「ねえ、銀座の和光に駐車場がないのはどうしてか知ってる？」と聞かれ、「さあ？」と答えたら、「和光はお抱え運転手さんがいる人たちのために作られたからよ」半信半疑で帰宅してから“歴史の生き証人”である祖母に聞いてみましたら、「まさか！大体戦前は時計屋だった、色々なモノ置くようになったのは、戦後新築してから、あのね、戦後は占領軍の民主化政策で、おえらいサマはほとんど居なくなった、だからそんなことはない」ナルホドねえ。－というような懐かしい話を思い出した訳はこの本です。この前直木賞を受賞した北村薫さんの「鷺と雪」のお抱え運転手ベッキーさん三部作の最初の本である「街の灯」です。表紙が服部時計店で、物語にも登場します。昭和初期の素敵な銀座が描かれていました。以前銀座でお茶を飲んだら、レシートのてっきり二人分だと思った料金が一人分だったというトホホな思い出が私にはあります。ウチの親にいたっては、みゆき通りの裏に入った洋品店（ブティックという言葉はなかった）で、洋服の値札が全部裏返し（値段を見て買う人お断りの意）なのを見てガックリしたーという思い出があったそうな。このように一般庶民をビビらせる街＝銀座の思いが強かったのですよ。しかし今は変わった、ユニクロでしょ、H&Mでしょ、それに以前ブログに書かせていただいたフリードリンク、フリーおかきの播磨屋ステーションがあさって10日に銀座4丁目にオープンするのだそうだ。詳しくはこちら。近々楽譜を買いにいくため銀座へ行く予定があるから、帰りに寄ってみようかな？このようにカジュアルなのは結構ですが、かつての敷居の高い銀座にたまらなく郷愁を誘われてしまう複雑な気分です。

  2009.10.08

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• 遅ればせながら

  最近、ちょっとした空き時間に手にしているのが画像のごみ、リサイクルに関するハンドブックです。今まで恥ずかしながらこのテのことにはほぼ素通りだった私メが関心を持つようになったのは、昨年世田谷区の焼却炉がパワーアップして、プラスチック製品が可燃ゴミになり、今までと大幅にゴミの分別が変わったからなのですね。区から送られてきたパンフレットを読みながら、悪戦苦闘しながら区分けしたものです。で、先日上記のハンドブックをいただいて、長きにわたり、地球に優しくない生活をしていたものだと大いに反省いたしました。最近、プリンターのインクを換えたのですが、購入した家電量販店の回収ボックスに使用済みを入れてまいりました。結構あるのですね、回収ボックスーペットボトル、トレイ、牛乳パック等の他に、乾電池、ペットボトルのフタ専門のもありました。普段ゴミを捨てている時はあまり感じないのですが、回収ボックスに不用品を入れる時はなぜかいい気分になるのですよ。遅ればせながら今の主流であるエコにほんのちょっと参加できたから？ささやかな自己満足なのか？うん、これなら続けられそうです。

  2009.09.17

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• コスパ?？？

  先日、本屋さんでぶらぶら雑誌を見ていたら、ananの「コスパで幸せ」という表紙がありました。ん？コスパって何？帰宅して検索してみるとコスパ＝コストパフォーマンスで、費用対効果のこと、例えばバーゲンで買ったものが気に入って使いやすかったらコストパフォーマンスが良いということになるそうですが、これって買い物の基本ではないの？百年に一度の不況はかつてないほどお財布のひもを固くしていますが、要するにお買い得品を探そうということなのですね。ところで表紙の人、渡辺謙さんのお嬢さんですよね？たしか昨年秋ごろ渋谷のloftでお見かけしました。びっくりしたのは驚異的な小顔！ほとんどコブシ大！！本当ですってば！！

  2009.06.18

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  写真家の視点

  昨日（7日）電車に乗りましたら、ご年配のご婦人方数人が「今日までよね」「私は三回見たわ」「本当に素敵だったわ」等と声高に話してました。そうか、終わったかー阿修羅展です。これのお陰なのか、本屋さんで仏像関係の本が店頭に並んでいるのをよく見かけるようになりました。仏像のことは正直詳しくないのですが、以前どこかの展覧会で見た写真はインパクト大でした。写真家である土門拳さんが「古寺巡礼」という写真集の中で唐招提寺の千手観音をお撮りになったのですが、普通に正面から見るとこういう感じなのですが、土門さんは角度をずらし、文字通り千本の腕に注目なさったようです。なんか凄い迫力、この角度で見ると人々に救いを差し伸べるであろう千本の手が逆に救いを求めているようにも見えますね。この写真の前でしばし立ち止まってしまった思い出があります。そんなことを思い出しながら、検索してみたら画像発見とあいなりました。普通なら見過ごすところを発見し、自らの手で新たな息吹を吹き込む匠の技にまた改めて堪能させていただきました。

  2009.06.08

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• コメントありがとうございます。

  kotumamaさんはじめてコメントをいただき、本当にうれしいです。今年は暖冬のせいか、お花がよく成長するようです。ちなみに、お花は咲きましたが、お金には縁がありません（苦笑）

  2007.02.22

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• 初めまして

  　　　初めまして　ピアノ教室を開いています。ピアノのこと、それ以外のことも、少しずつ書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

  2007.02.16

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