テーマ:カクテル大好き!(497)
カテゴリ:カクテル
久々に、近頃飲んだカクテルたちのことを。まずは、僕の大好きなモヒート(Mojito)=写真左。神戸の馴染みのBAR「S」で頼んだが、出てきたのは普通のモヒートではなかった。
![]() マスターは、「(ラムは)ダークかゴールドのどっちにします?」と僕に尋ねた。普段、BARでモヒートを頼んでも、バーテンダーの方は、ほとんどがホワイトかゴールドを選ぶ。 家でもベースはだいたいホワイト・ラムだ。「ダークをベースにするんですか?」と驚く僕。「ええ、ダークを使うことだってありますよ」とマスター。 確かに同じラムだから、ダークで作っていけないルールなんてない。で、完成したのがこれ。ご覧あれ。色の濃さはもちろんだが、ミントの葉の見事な飾りっぷりを。しかも3種類のミント(スペアミント、ペパーミント、ジャパニーズミント)を使うこだわり! お味はちょっぴりほろ苦く、そして微かな甘みも(紅茶っぽい甘さというか…)。ダーク・ラムでもモヒートは結構旨いということを確認した夜だった。 ![]() お次は、大阪キタの馴染みのBAR「T」でいただいた「エッグ・ノッグ」=写真右。エッグ・ノッグというのはブランデー・ベースで、卵白やミルク、ホイップ・クリームを加えてシェイクし、最後にナツメグのすり下ろしを添えるというスタンダード・カクテル。 レシピからも分かるように、結構つくるのが面倒くさいカクテルだ。こんな面倒くさいカクテルをこのBARのマスターは、「今月のおすすめカクテル」として良心価格でつくってくれる。 家ではこんな難しいカクテルは滅多に作らないので、BARで気軽に飲めるなんて嬉しい。味わいはと言うと、実にまろやかで、「旨さの宝石箱やー」(彦麻呂風に)。 ![]() 3つ目は、皆さんもおそらくBARで時々頼む「カンパリ・オレンジ」。僕は普段はほとんど飲まないカクテルだけれど、この日は大阪キタの「K」というBARで、「ロング(カクテル)で、そんなに甘くないやつを」とお願いした。 マスターのMさんは「たまにはカンパリ・オレンジでもどう?」と僕に迫ってきた。20年近く行きつけのBARでもあり、普通のカクテルを頼んでも、一筋縄ではいかない工夫をしてくれるMさんだ。 どんなスタンダード・カクテルでも、標準的なレシピでは作らず、いつも驚くような完成品に仕上げてくれる。だから、きっと普通のカンパリ・オレンジは作らないだろうという予感はあった。 で、Mさんの作ったカンパリ・オレンジ(写真左)がこれ。オレンジはブラッド・オレンジを使い、皮ごと絞る。出来上がったカクテルは実に濃厚(この血のような色見よ!)で、僕が思わず「これ、やばいよー」と口走るくらいの旨さ。さすがMさん! やっぱりいつも僕を唸らせてくれる。 ![]() 4つ目に紹介するのは、「アースクェイク」=写真右。大阪・京橋のBAR「M」のマスターに、「スタンダードで何かお願い」と頼むと作ってくれた。 プロのバーテンダーでもおそらく、あまり注文されることのないカクテルだろうが、いちおうこれもスタンダードである(NBAのオフィシャル・カクテルブックにも載っている)。 ジン・ベースで、ウイスキー、ペルノー(薬草系リキュール)を各3分の1ずつ。意外とシンプルで美味しいカクテル。でも度数が強いものばかりだから、これは効くー! まさに「地震」(Earthquake)だね。 ![]() ちなみにアブサン(=ペルノー)、ジン、ウイスキーを使うので、別名「アブジンスキー」とも言うそうな。ちょっとマイナーなカクテルだけれど、もっと飲まれてもいいスタンダードだと思う。 最後はとくに名前はないけれど、「土佐文旦のカクテル」=写真左。大阪キタのはずれの天満橋にある、馴染みのBAR「C」でいただいた。マスターのHさんはフルーツ・カクテルの名手。だからフルーツの品揃えにもとてもこだわる。 店を訪れるといつも、「きょうはフルーツは何があるの?」がまずマスターへの問いかけ。「C」では、どんなフルーツのカクテルを味わっても裏切られることはない。 この日飲んだ土佐文旦のカクテルも、「素晴らしい!」の一言。ベースはウオッカ。その他の隠し味は、マスターの“マジック”。珍しい果物と極上のカクテルに出合えるのが、この天満橋の「C」の醍醐味と言っていい。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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地震! 飲んでみたいけど、(ジン47度+ウイスキー43度+ペルノー40度?)÷3
=やっぱり43度(@o@;)。オンザロックスでちびりと、という飲み方はないんでしょうか? エッグノッグが5月のカクテルというT(コースターを参照(^_^))、マスターの畑で 作っている新鮮な素材を使ったカクテルを飲みに、そのうち伺いたいものです。 (2007/05/21 01:38:06 PM)
濃いめのゴールドやダークラムを使ってカクテルを作ると日本人好みの落ち着いた感じの味になることがよくあります。シルバーを使った切れも魅力ですが、当時はこっちの方が受けは良かったですね。
無論キューバリブレもロンサカパセンテナリオでやってました。サウザンコンフォートを使った「キューバリブレ・シュープレームス」なんてのもカクテル本に載ってましたが、これは緩すぎでした。 (2007/05/22 01:34:42 AM)
はなだんなさん、こんばんはー。
>地震! 飲んでみたいけど、(ジン47度+ウイスキー43度+ペルノー40度?)÷3=やっぱり43度(@o@;)。オンザロックスでちびりと、という飲み方はないんでしょうか? エッグノッグが5月のカクテルというT(コースターを参照(^_^))、マスターの畑で作っている新鮮な素材を使ったカクテルを飲みに、そのうち伺いたいものです。 「アースクェイク」は確かに度数が高くて、ショート・カクテルで味わうにはとてもキツーい飲み物です。おっしゃるように、ロックで飲むのもいいかもしれませんねー。 「エッグ・ノッグ」はそのBAR「T」の「5月のおすすめカクテル」ではありません。誤解を与える書き方ですんません。確か3月か4月のカクテルだったような記憶が…。 (2007/05/22 11:20:06 PM)
カピタンさん、こんばんはー。
>濃いめのゴールドやダークラムを使ってカクテルを作ると、日本人好みの落ち着いた感じの味になることがよくあります。シルバーを使った切れも魅力ですが、当時はこっちの方が受けは良かったですね。無論、キューバリブレもロンサカパセンテナリオでやってました。サウザンコンフォートを使った「キューバリブレ・シュープレームス」なんてのもカクテル本に載ってましたが、これは緩すぎでした。 う~ん、カクテルの世界は知れば知るほど奥が深いですね。僕の知らない世界がまだまだいっぱいありそうです。いろいろとご教示ありがとう! 自分でもあれこれ工夫してみようと思います。 (2007/05/22 11:32:03 PM) |
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