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テーマ:猫のいる生活(136085)
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アメリカ南東部にある人口2,000人にも満たない小さな田舎町マーフリーズボロで農業を営むジョン・ウェスリー・ハドルストンが、借りていた農場のカブ畑で、2つの奇妙な石を発見したのは 1906年のことでした。
その石はとてつもなく固く、ひょっとしてと思って鑑定に出しました。 ジョンは、それ以来「ダイヤモンド・キング」と呼ばれるようになったのです。 ダイヤモンド・キングは農場を1,000$とラバ1頭で購入し、その後36,000$で売却したのです。 今、その土地は入場料7$の「ダイヤモンドクレーター州立公園」としてだれでも入場でき、発見したものはすべて自分のものにできる、世界で唯一の公共ダイヤモンド鉱山となってます。 それが地表に急上昇するキンバーライトと呼ばれる火山噴出孔がダイヤモンドクレーター州立公園の場所で形成されたのです。 そしてガス爆発を伴うダイアトリームと呼ばれる火山管によって、34ヘクタールのクレーターが出来上がったのですね。 この州立公園に立ち入るためには、スコップや長靴など採掘に要する道具を持参しなければなりませんが、レンタルもあるそうです。 ただしモーターを使った採掘工具など機械類の持ち込みは許可されてません。 あくまで、自分の手で採掘するのが原則なんですね。 信じられないことですが、今年9月には7歳の女の子が2.95カラットのブラウンダイヤモンドを見つけました。 公園が開設されてから実に75,000個以上のダイヤモンドが発見されてます。 採掘は「湿式ふるい法」と呼ばれる、ザルで土壌を洗い、ふるいにかけて探す方法がほとんどです。 公園の職員によると、敷地内で毎日1個か2個のダイヤモンドが見つかってるそうです。 2015年には、ここを訪れた観光客が8.52カラットのホワイトダイヤモンドを発見しています。 ダイヤモンドの価格は1カラットで173万円くらいですが、カラット数が上がると指数関数的に高くなりますね。 ダイヤモンドに加えて、アメジスト、メノウ、ジャスパーなどの半貴石や、ガーネット、金雲母、石英、重晶石、方解石など約40種類の鉱物を見つけることができます。 また車イスで通れるハイキングコースも整備されてて、設備の整ったキャビンもたくさんあります。 またキャンプを楽しみたい人は、無料Wi-Fiやコインランドリー設備を備えた47のキャンプ場があるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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