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テーマ:猫のいる生活(136069)
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エジプト観光と云うと、誰でも訪れる定番のギザのピラミッドやスフィンクス、アブシンベル大神殿、それにエジプト考古学博物館とかツタンカーメン王の墓ですかねぇ。
私はアラブ諸国に疎いので、こんな発想しか出てきません。 泊まるとこもマリオットやインターコンチネンタル、グランド ハイアット、リッツカールトンなど世界中にチェーン展開してるホテルしか思い浮かばない。 結局、その費用を使って札幌の雪まつりに行って、すすきののラーメン横丁でラーメン食べるとか。 えらい格差のある旅行先変更ですな(笑) エジプトに「シワ(Siwa)」と呼ばれるちっちゃい町があります。 エジプト北西部のリビア国境からわずか50km ほどの距離。 砂漠地帯の深い盆地に位置するシワオアシスは古代には交易路の要所だった場所です。 300万年前、この町に住んでいた原始人の足跡が発見された事もあり、非常に長い間人々が住み続けている歴史ある町です。 また住民の大半は「ベルベル族」と呼ばれてる先住民で、独自の文化を守り続けている数少ない部族なんですね。 不思議なことにシワで湧き出ている水は塩分濃度が非常に高い水と、飲み水になる塩分の薄い水に分かれていて、塩水が湧き出ている土地には広大な塩湖があって塩田が広がっています。 シワはエジプト屈指の塩の産地で海外にも輸出されています。 また、シワ産のミネラルウォーターは、エジプト全土で見かけます。 今では赤茶色の日干し煉瓦を積み重ねた壁に、泥と干し草を混ぜたものを塗った土壁の住居に住んでます。 建物の中は一定に温度が保たれ、夏の暑い日差しでも中は涼しいのですが、地震がないのでしょうかねぇ? こんな建物では地震にあったらひとたまりも無いでしょう。 そんなシワに世界の不思議なホテルの1つに挙げられているホテルがあります。 「アドレール・アメラル」と云うリゾートホテルです。 宿泊料金はシングルで約7万5千円~、スイートだと約23万円~と結構お高い。 このホテルの客室数は少なくて、40室しかありません。 云ってみれば、ロッジみたいなものですね。 建物の構造はベルベル人得意の「日干し煉瓦と泥」。 周囲にもスマホ用のアナテナが少ないので、スマホ中毒の人は衛星通信できるスマホ用意した方がいいでしょう。 目ん玉が飛び出るくらいの通信料金を覚悟で(笑) 電気がないので、夜は蜜蝋のキャンドルだけが唯一の光源。 こうしてるのは理由があって、昔からのベルベル人的生活を楽しんでもらおうと云うより、星空がハンパなく綺麗だからです。 なので余計な光源を極力廃して、魔法のような夜を楽しむためなんですね。 問題は気温ですね。 年間を通じて降雨量が極端に少ない砂漠性気候です。 と、云うことは日中暑くって、夜間になると途端に冷える気温差の激しい気候。 シワの平均気温を調べると、最高気温は6月がイチバン高くって38℃くらい。 砂漠にしてはまぁまぁですね。 最低気温は1、2月がイチバン低くって7℃くらいです。 ホテルには電気を引いてないのでエアコンなし。 で、暖かく過ごせるよう毛布をたくさん用意しており、ベッドシーツの間に湯たんぽまで置いてあるらしい。 カイロまでは、エジプト航空が直行便を週2便運航していて飛行時間は13時間20分。 シワには空港や鉄道がないので、カイロからシワまではバス輸送になりますね。 所要時間は11時間だって! 到着するまでに疲労困憊で死にそう(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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