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テーマ:猫のいる生活(136071)
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今の成田空港は顔認証システム導入してるのですね。
自動チェックイン機でパスポートと顔画像を登録すると、荷物預けはもちろん、保安検査場もまったくパスポートの提示がいらない。 ただし、まだJALとANA2社のみの対応とか。 関空や羽田空港、福岡空港、中部空港、新千歳空港、那覇空港でも外国人出国手続を含めて順次顔認証システムを導入中らしい。 私が最後に海外に出たときは、保安検査場は自動でしたが、対象は日本人だけで、検査場でパスポートを機械に通して、顔画像(空港によって指紋認証)と照合するシステムでした。 スワンナプーム空港の敷地面積は成田空港の3倍で、1日あたり5万人~6万人の出発旅客がいるためとても混雑するのですが、「eパスポート」を所持してたら出国時のみ顔認証システムが適用されます。 eパスポートと云うのは、ICチップ内蔵のパスポートのことで、日本のパスポートはこれにあたります。 スワンナプーム空港だけではありませんね。 韓国ソウルの仁川国際空港、シンガポールのチャンギ空港や香港国際空港をはじめ、マレーシアのクアラルンプール国際空港、アラブ首長国連邦のドバイ国際空港とアブダビ国際空港、フランスはパリのシャルル・ド・ゴール空港とオルリー空港、スペインはエル・プラット空港、イギリスはヒースロー空港とロンドン マンチェスター空港、ドイツはフランクフルト空港とミュンヘン国際空港、ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港など主要空港にはみんな顔認証システムが導入されてます。 インドなんて、デリーのインディラ・ガンディー国際空港を始め、ベンガルールのケンペゴウダ国際空港 、バラナシのラール・バハードゥル・シャーストリー国際空港、ハイデラバードのプネー国際空港とラジブ・ガンジー国際空港、グワーハーティーのロクプリヤ・ゴピナート・ボルドロイ国際空港、ラクナウのチョーダリー・チャラン・シン国際空港、コルカタのヴィジャヤワダ国際空港とネタジー・スバス・チャンドラ・ボース国際空港と国内の国際空港すべてが顔認証システムを導入してます。 とどのつまり、日本がイチバン遅れてるくらい。 それ以上に生体認証だから、搭乗券と違って搭乗者のすり替えが不可能になったこと。 今は出国のみの顔認証しかしてない空港があるのも、出国は出ていくだけだから事故がおこってもワシャ知らぬ。 対して入国は怪しい人物入国させたら、たちまち身に降りかかるからでしょうね。 アメリカの空港で本人確認をするのに、運転免許証をカードリーダーに差し込み、カメラで顔認証して顔と身分証明書を照合するシステムのプロジェクトを実施したことがありました。 パスポートではないので、国内線のことでしょうね。 ところがアジア系やアフリカ系アメリカ人は白人男性に比べて誤認される可能性が極めて高いことが分かりました。 これは警察の分野で、顔認識ソフトウェアが監視カメラ映像や警察が顔を照合するために使用しているシステムの過去の記録と照合されたため、黒人男性が誤認逮捕された事実からも分かります。 サンフランシスコでは警察が誤って無実の黒人が幼い娘たちの前で手錠をかけられ、刑務所に連行された事案が発生してます。 そのため、警察による顔認識システムの使用は現在禁止されているのですね。 これはシステムのソフトを作ってる側の問題ですね。 ソフト作成者が白人か、もしくはテスト用の顔データの大半が白人だったために起こった現象です。 いくつかの研究では、顔認識ソフトが有色人種の女性を1/3以上の確率で誤認していることが分かってます。 また他の研究では、女性、子供、高齢者は誤認が多いことも分かってます。 もっと深刻な問題があります。 トランスジェンダーやノンバイナリーの人々に関することです。 こうした人々がパスポート写真とまったく違う容姿で顔認識システムに立った場合、ちゃんと機能するのでしょうか? 研究ではトランスジェンダー男性は、最大38%の確率で誤って女性として認識されていたと云う統計があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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