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ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

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2006.05.27
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カテゴリ:邦楽
僕が小さい頃大好きだったアニメに「はいからさんが通る」というのがあった。
1978年からテレ朝で放送されたアニメだったのだが、頻繁にやっていた再放送(←僕が見ていたのはこれ)はいつも日テレだったので、僕は長い事このアニメを日テレ作品だとすっかり思い込んでいた(笑)。

原作は「モンシェリCOCO」「あさきゆめみし」「紀元2600年のプレイボール」などで有名な大和和紀。
アニメ制作は「世界名作劇場」でおなじみ日本アニメーション。

大正時代のおてんば娘(死語)紅緒(べにお)は、親の独断で勝手に結婚を決められてしまう。それに反発する紅緒は婚約者である青年、「少尉」こと伊集院忍(←すっげえ美形)に何かと食ってかかるが、そんな紅緒を優しく受け入れる少尉に、いつしか魅かれていく…

↑というあらすじで、ストーリーの幹となる部分は、まあ要するに美人でもなく特技もないワガママな女の子に美形の男が次々と寄って来るという少女マンガの王道的なものなのだが、ドタバタを基調とした作風(後半は結構シリアスになるが)は男の子にも親しみやすく、紅緒の声を演じたよこざわけい子(=ドラミちゃん)の弾けた演技も相俟って非常に楽しい作品に仕上がっていた。

しかし原作ファンからは「原作の持つ情緒や間(テンポ)の良さを生かせてない」とボロクソに叩かれていたらしい。しかも最終回ではシリアスな展開で盛り上げるだけ盛り上げときながら、ラスト2分でいきなり想像を絶するような展開でオチをつけ、最後はなぜか飛行船が飛んできてハッピーエンドという、トンデモな終わり方をしたのは今もアニメ界に残る伝説。
それが当時の視聴率不振による打ち切りのためであった事を知ったのは、後に原作(ちゃんと続きがある)を読んでからの事。ちなみに当時の裏番組は「宇宙戦艦ヤマト2」「まんが日本むかしばなし」
アニメ版が原作に劣るのは事実だが、ヤケになって自殺未遂を図る紅緒の姿にかぶさって「はいからさんは本日で…」というナレーションが入って突然EDテーマの映像が挿入されたり、登場人物の一人が「もうこんなTVマンガいやだ~」と言ってテレビのブラウン管から出てこようとするなどの、アナーキーな演出は忘れがたいものがあった。

さてこの主題歌、歌うは関田昇介なる人物で、そのジェントルで柔らかい歌声は70年代少女漫画にぴったりだったが、歌声がかぐや姫みたいなのが笑えるw
レゲエのリズムを基調としたミディアムテンポのナンバーだが、当時流行のフュージョン/AORの影響濃いアレンジがお洒落でモダンな雰囲気を醸し出しており、OP映像に使われる作者直筆のイラストや「大正時代のチャーミングレディー」という歌詞とよくマッチしていた。
ウネウネうなるシンセの音が実に印象的で、ストリングスアレンジや曲のブレイク部分で入るパーカッションもカッコいい。

この主題歌のOP&ED映像はここクリックすれば見れますよ~。さああなたもワタシもはいからさん!
まったりとしたEDも好きだったなあ。

ごきげんいかが?紅緒で~す~♪


…つーコトで、ここまで読んでくれたモノ好きのあなたにボーナストラック!

それは、今から37年前の1969年10月5日に放送された
「サザエさん」第一話だ!


うおお!絵が今とまるっきり違う!(長谷川町子の原作に忠実)
カツオの声が大山のぶ代だ!(ワカメやマスオの声も違う)
サザエさんとは思えないドタバタな作風!フネさんがハサミ振り回して走ってるぅ~!!

とにかく全篇に渡ってありえねえ~!の連続!
削除される前に一度は見とけ!

分かったら早くここをクリックするのだ!





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Last updated  2006.05.27 08:46:09
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